10/11
色々な話。
軍事史っぽい事に関しての色々な話をまとめてのせてみます。短めです。
・ローマ軍の剣グラディウスは有名ですが、グラディウスとはラテン語て剣を意味します。グラディウスと言われて想像する突き刺し剣以外にも、時代によって形状は大きくことなりますし、そもそもローマ軍の敵側が使っていた剣もグラディウスとして総称されています。
・ロングボウにはちゃんとした定義はありません。中世にイングランドやウェールズで使われていた単材の大きめの弓を慣習的にそう呼んでいるだけなのです。
・中世地中海で猛威を振るったスペイン人傭兵アルモガバルス。投げ槍と肉切り包丁だけを身に付け武装した彼らは持ち前の健脚と身軽さで戦場を駆け回りました。勇敢さだけでなく、傭兵らしい暴虐さも持っていた彼らは、報酬に不満があったり滞ったりするとすぐに戦争に訴えました。ビザンツ帝国や第四次十字軍でギリシャを奪ったフランク人もこれに襲われ、十字軍国家であるアテネ公国は一時期アルモガバルスの支配下にありました。