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C.G  作者: マッシュ
1.0
6/6

1.5



「う、うん・・・」


恐る恐る近づいて左手を指し伸ばせれば、私の存在を確認するかの様に手を嗅いだり、舐めたりしてくる


「(帽子屋が怖がらねぇのは多分自信があるからだろうな・・・。)」


「自信って何の自信よ」


「おわっ、心詠むなよみずほ・・・」


「詠んでない、顔に書いてあった」


「流石みずほ。で、何の自信がぼんにはあるの?」


「お前らいい性格してんな・・・。まぁいい、帽子屋には この獣の主になれる、従わせれる そんな自信がある。見てて分かんないか?帽子屋の顔、すっげぇ恐い顔してんぜ。逆らうな、そんな顔。獣使いにはもってこいだ」


コタがそう言えば、みずほとばんびはハッとする

帽子屋から、殺気の臭いがする、二人は目を見開いて驚いた

あの温厚な帽子屋が、だからだ


「・・・流石コタ。見る目あるね」


「だろ?まぁなんたって俺だからな」


「ごめん、前言撤回」


「うわ、ひでぇ」


「コタ兄、コタ兄!」


「ん?」


「あの獣、コタ兄がくれた双剣に入っちゃったよ?」


不思議そうに双剣を見つめる

花びらみたいに散ったと思えば、煙みたいになって双剣に入った獣


「そりゃぁ、お前獣が認めたんだろ。帽子屋が主だって」


あぁ、そっか

双剣に入ったんだ

コタ兄から貰った大切な物だから


「獣は大切なナニカに宿るって言うしね。ぼん、絶対手放しちゃだめだよ」


「うん・・・」


「自信なさげだな、オイ」


「急にお前は獣使いだとか、純血じゃないとか、獣を従わせろとか言われても実感ないだろ」


「みずほみたいに飲み込みが早いわけじゃないもんね」


「それは褒めてるのか?ばんび」


「さぁ、どうでしょう」


「ぷっ・・・」


二人の漫才(?)に思わず噴き出してしまった

すると、頭をみずほに撫でられた


「ぼんは笑ってた方がいいよ」






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