1
中学2年生の美咲は車いすに乗っています。美咲の膝の皿はいつも外れます。
今日から新学期。初めてのクラス替えです。
「ドキドキする。あの人と一緒が良いな。みんなど
んな反応するんだろう」
と思っていました。この後、運命の出会いをすると
は知らずに。
あの人とは、1年生の時に好きだった?たかひろくんです。
美咲は4組でした。好きな人は5組ですごく落ち込
みました。気持ちを切り替える事は出来ませんでし
た。美咲は家に帰ってお母さんにメールしました。
「あの人5組だった」
と送りました。するとお母さんは、
「まぁ良いじゃん。また良い人見つかるんじゃね?」
と返って来ました。美咲はもうイケメンなんて見つ
からないだろうと思いました。その人イケメンだし
まだ好きだし隣のクラスだもん。また会える。と気
持ちを切り替えました。
次の日、一応イケメン探すか。としぶしぶ探し始
めたその時、美咲の目の前がまぶしい光に包まれま
した。目を半開きにして見ると、爽やかなイケメン
がいました!その名は和樹てす!美咲は思いました。めっちゃイケメンじゃん!いつか話してみよう!
その日の夜、美咲はお母さんに
「好きな人見つけたよ!」
と言いました。
お母さんは
「早っ!もう見つけたの?」
「うん!和樹君っていうらしい」
「上手くいくといいね」
「うん!」
次の日美咲は思い切って和樹に話しかけました。
「か、和樹君!す、好きな食べ物何?」
「え〜何だろう。お餅かな」
「へーお餅かぁ。美味しいよね。教えてくれてあり
がとう」
その日はとても嬉しすぎて顔が真っ赤になっていま
した。それから美咲は毎日和樹と話すようになりま
した。しかし和樹には彼女がいました。それを知っ
た美咲は、とても落ち込みましたが諦めずにアタッ
クしようと思いました。
それから3ヶ月後、美咲は、手術をする事になりま
した。とても緊張するけど自分が歩けるようになる
ための第1歩だと思って頑張ろうと決意しました。
手術する事を最初につたえたのは和樹でした。
「和樹君、話があるんだけど、私手術する事になっ
たの。自分が歩けるようになるために」
「分かった。頑張ってね。応援してるよ」
「ありがとう。それでね、お願いがあるの」
「何?」
「私が手術する事、先生が言うまでみんなに言わな
いで欲しいの。二人だけの秘密ね」
「分かった。絶対約束する」
「ありがとう」
「美咲」
「ん?」
「俺、彼女と別れた」
「何で?」
「他に好きな人ができたから」
美咲はそれを聞いて顔が真っ赤になりました。和樹
からまたメールがきました。
「俺、美咲が好き」
「頑張ってる美咲を支えたいし、もっと知りたい。
手術する事、伝えてくれてありがとう。本当は怖か
っただろ」
「うん。でも、和樹には伝えたかった」
「ありがとう」
「和樹。本当の事言って良い?」
「良いよ」
「私も和樹の事が好き」
「俺と付き合ってください」
「はい。よろしくお願いします」
次の日、美咲が手術する事を担任の先生が生徒に伝
えました。美咲も
「自分の未来のために頑張ってきます」
と言いました。みんなから
「頑張ってね」
と言われて美咲は嬉しくなりました。
次の日、病院に入院しました。
怖いな。和樹に会いたい。会えるわけないよなと思
いました。
いよいよ手術です。終わるまで2時間かかりました。
その頃和樹は病院に向かって走っていました。10分
かかってやっと着きました。
看護師さんに美咲の病室がどこか聞いて入ると美咲
のお母さんがいました。和樹はお母さんに美咲と付
き合っていることを話しました。
お母さんは嬉しそうに、
「あら。そうなの。美咲をよろしくね。」
と言いました。和樹は嬉しくなって
「はい。もちろんです」
と言いました。
美咲が手術から帰ってきました。
和樹は美咲の手をギュッと握って泣き始めました。
美咲のお母さんが和樹をなぐさめました。
「かずき?」
美咲の目が覚めました。
「美咲。よく頑張ったな」
「怖かったよ。和樹に会いたかった」
「俺も。すごく心配だった」
「ありがとう。きてくれて」
「大丈夫。俺のお母さんもすごく喜んでた。これか
ら毎日くるから。一緒に頑張ろう」
「うん」
それから3ヶ月毎日リハビリをして歩けるようにな
りました。
退院をして、学校に戻った日みんなに、
「美咲ちゃん歩けるようになったの?すごい!」
と言われて美咲は嬉しくなりました。
和樹ともデートができるようになったので美咲は今
とても幸せです。
おわり




