ドラゴン細分類一覧
― Ether Bestiary Archives ―
研究者間でよく参照される12分類
1. 真竜種(Pure Dragons)
最古層の竜。
魔素濃度が高く、形態・属性・寿命すべてにおいて“基準値外”。
他種と交配しても遺伝がほとんど弱まらない。
主特徴:
体表に金属質の“龍紋”
高度な意思疎通能力
ブレスの形式が複数(火炎+重力、氷+光 など)
2. 古竜種(Elder Dragons)
大陸文明以前の長命個体。
老化によって巨大化し、ブレスの属性が単一化する傾向。
記録例:
気候・地形に影響
人型での言語発音が拙く、常に濁声
3. 元素竜種(Elemental Dragons)
特定の魔元素に偏った竜。
魔素環境との同調率が高く、地域守護者として記録されることが多い。
属性例:
火炎竜/雷鳴竜/深氷竜/嵐鱗竜/砂塵竜/霧影竜
4. 環境適応竜種(Adaptive Dragons)
環境との相互作用で進化した派生群。
形態変異の幅が大きい。
例:
高山竜(翼が短く、肺容量が極大)
海淵竜(ヒレ状翼、発光器あり)
地下竜(盲目化、振動感知)
浮遊竜(軽量骨格+魔浮腺)
5. 擬態竜種(Mimic Dragons)
人間・亜人・獣などに擬態して生活する竜。
文明社会に紛れて記録が断片化する原因のひとつ。
特徴:
人型時は魔力出力30%以下
感情変動で瞳が「竜光」へ変質
文化・言語への適応力が極端に高い
6. 混血竜種(Hybrid Dragons)
あらゆる種と交配できるドラゴンの特性から生まれた、最も多様なカテゴリー。
例:
ハーフドラゴン(人竜混血)
鳥竜混血(空戦特化)
獣竜混血(四肢強化)
魔族竜混血(異形化しやすい)
※特異個体は「竜の外見がほぼ失われる」ケースもあり、識別が困難。
7. 外殻竜種(Armored Dragons)
金属質の鱗が異常発達した重装甲型。
魔元素タイタニウム・オリハルコン・黒鋼などの結晶鱗を持つ。
特徴:
物理耐性が極端に高い
ブレス属性が“金属音波”に近い衝撃波になる
飛行性能は低い
8. 幻霊竜種(Phantom Dragons)
霊体寄りの存在。
物質世界と半分しか接続しておらず、攻撃も半分しか通らない。
特徴:
影・夢・霧の中を移動
擬態竜の元型とする説あり
死後、竜骨が存在しない例が多い
9. 群生竜種(Colony Dragons)
ドラゴンとしては極めて珍しい「群れ」を形成する種。
特徴:
王竜(Queen/King)を中心に階層化
個体ごとの魔力量は少なめ
群れ全体でブレス連携を行う
一部文明で“天災”として記録
10. 寄生竜種(Symbiotic Dragons)
巨大竜が他生物と共生、もしくは寄生して生存する特殊群。
例:
宿主の意識を保つ共生型
内部寄生し魔素器官だけ竜化させる型
竜の幼生が宿主を操る型
文明史では“竜信仰の巫女の正体が寄生竜”だった例が残る。
11. 神器竜種(Artifact Dragons)
身体の一部が“神器化(半物質化)”している竜。
古代文明の魔道具と同調し、内部に空間を持つ個体もいる。
用途・伝承:
大図書館の守護竜
宝物庫化した竜(内部に収蔵空間)
世界の“鍵”として扱われる竜
12. 終末竜種(Apocalypse Dragons)
文明記録にのみ登場する“概念竜”。
実在したかは不明だが、少なくとも複数文明が独立して記述しており、
共通点が多いため研究対象となっている。
共通特徴(伝承):
世界焦点の魔素を直接吸い上げる
時間や因果に干渉
擬態竜の祖、真竜の始祖、世界の外から来た存在――諸説あり
観測された事例がないため、分類上は“最上位仮説種”。
■ 補足:分類体系について
ドラゴンは本来、
「単一の種ではなく、《変異の生態圏》そのもの」
とする学説が主流。
そのため、この12分類は固定されたものではなく、
新しい報告が見つかれば「13番目」「14番目」が追加される柔軟な体系である。




