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ミーナ・ファロン物語  作者: オサ
17歳頃の話 兄達は成人済み
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51 予測

51 予測


未来の事は誰にも分からないわ。予知ができる人なんていないのだけど、予知ができるって言われている人が身内にいるのは、そういう事にしておけば、色々とやりやすいからよ。

予知はできないけど、現状を分析すれば予測はできるのだから、予知しているのかなって思わせる事はそんなに難しくはないわ。

私の場合は特に、自分のやりたい事があって、それ実現するために主導的に進めていたから。自分が言っている事を、自分の力で実現して、それを予知だって言い切る事で、他の人から見れば、予知している事に見えるでしょ。

そう、見えるだけなのよ。本当に未来の事が予知できるなら、こんなにドタバタするような時期を選んで、事を起こそうとはいないわ。


どうして起こしたかってですって。

若者たちが次の世代を支えるのだから、いずれかのタイミングで代替わりをするのは当然の事でしょ。

ああ、タイミングを聞きたいって事ね。

それは、準備が整ったからに決まっているでしょ。ずーっと前から準備をしていたんだから、整ったら突き進むしかないでしょ。

準備不足だったって、そんな訳ないでしょ。準備はきちんとしたわ。ただ、自分以外の人間が思い通り動く訳ないのだから、準備にも限界があるでしょ。その限界まで準備ができたから、行動を起こしたに決まっているでしょう。大切な代替わりなんだから。


 いつから準備をしたと言うのなら・・・。3歳の頃の暗闇の暴走がきっかけだったのは間違いないけど。いつから、具体的に行動を始めたってなると、いつなのかな。

 結果は1つだから、そこにつながるものは全て準備になってしまうけど、この結果を目指して始めた事なんて、無かったのかもしれないわ。目的が無かったり、異なる目的で始めた事でも、今考えれば、準備になるのかと思ってしまうわね。

 ただ、リースとバルドの結婚は、もの凄く気を使ったわ。それこそ、私が勝手に決めていい事ではないから。もちろん、影響を与えたのは間違いないけど、影響を与えた部分については、きちんと感謝されるようにしたわ。


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