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あれ、友達さんかわいくね?

こんにちは。寒がりの犬です。帰国子女なのですが、帰国してから少し経つので懐かしがっていたら。物語を書いてみたくなったので書きました。文章下手くそですが読んでいただけたらと思います。

2014年9月


キィー バタン

ドアの閉まる音で目を覚ました。携帯をチェックすると6:30… あぁ お母さんが会社に行ったのか 深夜帰りなのにいつ寝てんだろな…自分もいつかそんな風になるのかと考えながらベッドから抜け出す。いつものようにシリアルを食おうと思い台所にいくと、不運なことに切らしていた。


「あぁ しょうがねえな…」


俺は今12階にある住居人専用にパンやベーグルなどが置いてあるダイニングエリア(?)でコーヒーを飲みながらベーグルを食べている。やっぱりベーグル最高。


tv「えー 去年のハリケーンサンディーの影響で破損したと思われる…」


そういえば来た時は大変だった、お母さんが仕事で単身赴任になるときいてついて来たはいいが、ニューヨークについたと思ったらすぐハリケーンが来て停電になったからなぁ。20階まで階段で上がるのはマジできつかったわ…


おっとそろそろ7:30か…学校の支度をしなきゃな。


俺は部屋に帰って着替えを始めた。白いジョーダンのシャツ、にナイキのジョガーパンツ そして上はナイキのジャージというお洒落の欠片もない服装になり俺は部屋をでてロビーに向かった。ま…まぁ男子中学生の服装なんてこんなもんだろ(汗)。


「おはよう!ユウキ!中学は今日からかい?頑張ってこいよ」


ドアマンのジョンさん、ノリが良く時々サイクリングに行っているのを見かける。


「はい。頑張ってきます。また午後!」


と答えながらnbaの選手がウォームアップで良くやってるハンドシェイクを交わし、開いたドアから出る。

そう、今日から学校が始まる。クリントン バルーク高校の10年生となるのだ。日本では中3の後半なのにこっちでは10年生というのは少し違和感を感じるがまあいいだろう。そういえば去年、友達はできたもののよく遊ぶようになった人は一人だったから今年は少し増やせるといいなぁ。まぁどっかのラノベ主人公みたいに一年ぼっちで過ごさなくてよかったんだけど…ってか結局あの人美女に囲まれるしな!俺も部活動でも始めて見るか。

とまぁ色々なことを考えているうちに学校へ着いた。

メールで来ていた通り「class 920」と書かれた教室に入る。すでに殆どの生徒が来ていた。ホワイトボードには自由席と書いてあったので1番後ろの列の真ん中の席に座る。携帯を開くとまだ8:17分だった。ゲームでもするか…

「お!! ユウキじゃねえか今年も同じクラスか!!よかったー」


今俺と話しているのはジェームズ ワシントン、黒人で背が高く、髪型はボックスフェード、整った顔立ちをしてる為結構モテるだろう。こいつは俺が来てから1番仲良くなった友達だ。夏はずっと一緒にfpsをやったり、バスケをしていた。こいつがいなかったらどうなってただろう。


「おお まじか 今年も一緒なんて嬉しいぜ。隣座れよ。」

「そうそうきいてくれよユウキ、きょ…」

「ん??」


ジェームズが話を中断して俺の背後を見ていたのでなにかと思い振り返ると、俺の隣の席に座ろうとしている美少女がこちらを向いていた。雪のように白い肌少し荒くお団子にまとめた黄金の髪に青色の目。そしてすらりとしたスタイルなのにもかかわらず出るところは出てるという、中学生とは思えないような美少女に俺は一瞬見惚れてしまった。


 「あ…え、えっとよろしく。」


やべぇ見惚れてて自分の名前すら言わずに挨拶終わらせちまった

 

「ごめん俺のなま「よろしくユウキ!私はエマ ベリー、一年間頑張ろうね!」え??」

「あれ? 俺名前言ってないよな?どうして知ってるの?」

「君去年転校して来た子でしょ?結構噂になってたのよ?ヴァイオリンが上手くて、バスケもできるのに部活に入ってないって。気になって先生にきいてみたら名前教えてくれたの。でも会う機会もなかったしライバルも多かったから…」

「ライバル?なんのこと?」

「あー!こ こっちの話!とにかくよろしくね!」


よくわからないがエマは顔を赤くして慌てている。風邪でもひいてるのだろうか。ってかこっちの話ってなんだよ…


「お おう よろしくな」

「あ 後君は、確かジョージ ワシントン?」

「それ大統領…笑 俺はジェームズだよ、ジェームズ ワシントン!これからよろしくな!」

「おっけー!よろしくねー」


キーン コーン カーン コーン〜


やっと昼休みか。ジェームズは病院かなんかの定期検診で早退してしまった。久しぶりにボッチ昼ごはんか… とりあえず食堂に行こう。


食堂に着くともうすでに席がほとんど埋まっていた。はぁー、席探すのめんどくせえなぁ。


ん?


今肩をツンツンと触られたような… 振り返ると、エマがいた


「えっと… どうかした?」

「ユウキ 一人でしょ? 私たちと一緒に食べない?」

「え、あ、えっと」


やばい こんな美少女からのお誘いとかテンパっちまう。美少女とご飯とか俺にはハードルが高すぎる… さてどうやって断ろう。


「ごめん、嫌だった?」


ウルウルした目で見つめて来る、身長が近いから上目遣いにはならないものの、その分お互いの顔の距離が近くてドキッとしてしまう。どうやら俺に拒否権はないようだ。


「ま、まぁ いいけど俺なんかと食べても楽しくないぞ?」

「はいはい!私にとっては楽しいのー!ほら 行くよ?」


エマは満面の笑顔で俺の腕に抱きつきながら俺を引きずって行く。ちょっ タンマ!タンマ!その角度だと、その!当たっちゃうから! こいつ本当に中学生かよ… これがアメリカンドリームってやつか(変態)。にしてもなんかこいつ擦りつけるようにしてないか?気のせいだよな。


今気がついたが周りの女子が凄い不機嫌そうだ、「先越された」とか 「やられた」とか聞こえたけどどういう事だろう。言ってたの女子だったよな。レズ?なのか?まぁアメリカはそうゆうのに理解があるからな。やっぱりエマは女子からも人気なんだなぁ。


「お待たせー、連れてきたよ。ユウキ、この子はジュリア。ジュリアこの人はユウキ、噂になってた転校生よ。」

「こんにちはユウキ!ジュリアでーす。エマとは小学校の時からの友達なの。これからよろしくね?」


おいおい、美少女とごはん食べるのだけでもハードルが高いのに、美少女×2とか聞いてねえぞ…褐色の肌、茶色く綺麗な瞳に、肩までのびウェーブのかかった茶髪。ヒスパニック系なのだろう。こいつはこいつで出るとこ出てやがる、どこがとはいはないけど… 


誰だよ、黒のレギンスだけはくの流行らせたやつ。やばいどう頑張っても腰から足辺りの部分を見てしまう…あ ジュリアと目が合った。

 

「ん~?ふむふむ、ユウキ君は足とお尻が好きなのかあ。」さわさわ

「あ、えっと、これはその。」


小悪魔的な笑みを浮かべて俺の顔を覗き込みながら、俺の胸から腹筋の辺りを撫でてくる。あの表情で触られると妙に卑猥に感じる。やばい、自分でも今顔が赤くなっているのがわかる。


「ちょっと ジュリア。辞めてあげなよ、ユウキが困ってるよ。」

「ハーイ。ごめんね? ユウキ!」フフフ


ユウキ君ワカル。ソレ ゼッタイ ハンセイ シテナイ。


「そうだ、ユウキの連絡先教えてよ!」

「あー私も私も」

「お、おういいけど。ちょっとトイレ行ってくるわ。ほらよ。」ポイっ


俺は自分のスマホを二人の女子に渡す。


『まぁ別に何もやましいことはないし大丈夫だろう』とか思って安心して帰ってきたら、二人が俺のスマホで滅茶苦茶自撮り撮ってました。


ハァー、今年は色々と大変な一年になる気がする…いい意味で…クスクス








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