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僕と彼女のリア充ライフ  作者: 一条二豆
第三章 バースデイ&バレンタイン
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第六話 ぼっち予備軍

 二月七日木曜日。今日は週に一回のLHRがある。


 人権学習の時の休み時間は、ほとんどが気だるげな雰囲気を出しているが、今回はクラス中が大盛り上がりだった。

 なにを隠そう、二月十六日に修学旅行がある。今日のLHRはそのための自由行動班を決めるのである。うちの学校では、高校二年生から勉強に専念できるような環境を作るために、高一で修学旅行があるのだ。

 バレンタインが終われば、修学旅行はもう間近で、それまでテストもなにもない俺たちにとっては、今の時期はわっくわくが止まらないという期間なのだ。


 他に漏れず、俺もその一人であり、修学旅行が待ちきれない。今年は彼女がいるのだ。クラスが違うから班は一緒になることができないが、別で設けられた自由行動の時に一緒に回ることはできる。

 さて、それよりも班分けである。この場合どこに入るかなのだが…はっきり言って、俺にはあまり選択肢がない。と言うのも、俺はいつも一緒にいるグループがないのである。


 忘年会で集まっていたメンバーはあくまで一昨年のいつメンであり、今年できたものではない。当然、クラスはばらばらになったし、会うことも少なくなっていた。


 そして、今のこのクラスにおいて、男子のグループは大きく分けて三つある。


 一つ目は、光浦を中心とした仲良しグループ。このグループは主に同じ部活――テニス部――の面子で構成されたグループであり、俺が入る余地はないし、決められた定員もぴったりと満たしているのでアウト。


 二つ目は、もう一人のクラスの中心が軸にされた仲良しグループ。このグループとは多少は話をするが、とてもがつくほど仲がいいわけではないし、俺が苦手な人が多い。極めつけに、ここも定員をきちんと満たしているのでアウトだ。


 そして三つ目の、アンドモアグループ。その他の集まりだ。俺みたいな何個かのグループにちょくちょく顔を出している人やあまり他人と交流を持たない人、少数でグループを作っている人たちが主な構成員だ。ちなみに、千堂もこのグループに属している。


 というわけで、俺ははみ出し者たちの中から、なるべく楽しくなるようなメンバーを探し出さなければならない。自分を棚に上げているが、それは気にしない。


 とりあえず、千堂は確定だ。許可は貰っていないけど。


 どうせ他に入るグループもないだろうから、千堂は俺のグループでいいと思う。今日学校休んでるし。


 そうなると、俺は残り二人はメンバーを集めなければならない。決められた定員は四人班が三つと五人班が一つ。五人班はすでに一つできてしまっているので、必然的に四人班になる。


 誰を誘おうかとクラスを見まわしてみるが…。


「えー…どうすっかな」


 残っていた人たちは、交流がない人ばかりだったのである。


 よく考えたら俺、ぼっちに近いかもしれない…。


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