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僕と彼女のリア充ライフ  作者: 一条二豆
第二章 初デート
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第六話 彼女との時間

 ジーンズを買った後、俺たちは商店街へと戻り、通りにあったタリーズコーヒーに入った。

 カフェに入るなら、商店街に戻る必要ないだろと言われれば確かにそうである。なんえこうなったのかというと、あてもなく歩いて疲れたからなんですよね…。


 双葉と話しながら歩いていると、いつの間にか商店街を抜けてしまったのだ。それにはさすがに二人して笑い、戻ってお茶でも飲もうということになったのだ。


 そんなわけで、俺と双葉は今、タリーズコーヒーにいた。

 俺はアイスココア、双葉はホットのウインナーコーヒーを頼んだ。


「熱い…」

「じゃあ、なんでホット頼んだんだよ…」

「アイスにするとお腹壊すし」


 言いながら、双葉はコーヒーカップをくるくると回していた。それで冷まそうとしているのだろうか。その姿がなにかの小動物のようで可愛かった。


「にしても、俺たち付き合ったんだなー」

「そうだねー」


 特に話すことがなく、言葉に詰まった俺は改めてそう言った。

 言葉にしては見るも、まだそのことが不思議に思える。実のところ、まだ俺には彼女ができたという実感が湧いていなかった。


 デートしておいてなにを言うかと思うかもしれないが、実際そうなのだ。そもそも、俺と双葉は正式に付き合ってから会うのがこれで初めてなのだ。多少のメールのやり取りはしていたが、そのほとんどは事務的な内容である。

 ラインをしていたら気軽に話せたのだろうが、生憎と俺のケータイは未だにガラケーだ。スペックはスマホと比べれば天と地ほどの差で、メールや電話くらいにしか使えない。そのせいか、俺にはケータイに触る習慣がついていないのだ。


 彼女のことをなんとも思っていないということではないので、問題はないと思うけれど。


「あ、そういえばお前さ…」

「なに?」


 俺はふと、デートで聞こうと思っていたことを思い出し、双葉に尋ねてみた。


「その、こんなこと聞くのもおかしいと思うけど…いつから俺のこと好きだったんだ?」


 相坂から好きだということを伝えられた時から気になっていたことだが、俺は双葉がいつから自分のことを思ってくれていたのかが全くわからなかった。

 知る必要はないし、むしろそれを彼女に聞くこと自体間違っているとは思うけれど、気になって仕方がなかったのだ。


 双葉は一瞬きょとんとした顔をしたが、すぐに快く答えてくれた。


「いつからかはよくわかんないけど…二年前くらいからかな…」

「え? 二年前?」


 俺は彼女の返事に首を傾げた。俺の予想は三、四か月くらい前だったのだけれど…。

 しかし、俺が疑問に思ったのはそれだけが理由ではない。




「お前、二年前からって言ったら…その間に彼氏作ってるじゃないか」




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