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僕とミライの傑作小説  作者: cry-me
75/94

モチベーション2

[2]


「他にはクライマックス逆算法があるかしらね」

「クライマックス逆算法! 何か響きはカッコいいですね!」

「まぁ詰まる所、何故書いていてモチベーションが下がるのかというと、今書いている所が自分のあまり書きたい所じゃないって事なわけよ、なら話は簡単。まずは自分の書きたい所だけをバーッと書いちゃえばいいの」

「えーでも、そうしたら話として成り立たなくなるんじゃないですか?」

「でも、ある程度の盛り上がる場面は揃う訳でしょ? 海に無作為に飛び込んで、適当に泳いでもどこに向かうか分からなくなって途方に暮れる様なモノよ、島みたいに目的地があれば其処に向かって全力で泳ごうって気に成るでしょ、盛り上がりの場面が出来れば、其処のつなぎを何とかして埋めればいいわけよ」

「でも、その繋ぎでまたモチベーション下がるんじゃないですか?」

「そこはもう完成間近って感じに気合入れなさいよ。それに盛り上がり場面を繋げる際に不要な描写や場面は省けるんだから、労力も軽減できるわよ」

「好きじゃない作業を極力減らせるって言うのは魅力ですね」

「まこれはプロットがしっかり出来ていれば出来る方法よね、プロットがちゃんとしていないと、上手く繋げられなくなって、破綻しちゃうから」

「むむむ、書き始めるまでの行程を真面目にやる必要があるんですね」

「いや、全行程真面目にやりなさいよね、あ、あと詰まる事無く書き進められる方法がまだあったわ」

「ほう、詳しく」

「ストーリーの全部の行程を、好きな事柄で作ればいいのよ」

「それは、何というか、確かに楽しんで作れますけど、ストーリー展開的にどうなんですか?」

「さてね、あくまで作者が楽しんで描く為の方法なんだから、面白いかどうかは分かんないわよ」

「……大人しくプロットを煮詰める事にします」


[続く]


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