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僕とミライの傑作小説  作者: cry-me
74/94

モチベーション1

『モチベーション』


「うわーん、ミライさーん」

「む、どうしたのよ一体!」

「あ、何かこのやり取り久しぶりな気がしますね」

「そうね、長い事セオリーやってたから何か懐かしいわね。って、脱線しちゃうじゃないの、ほら早く用件を言いなさい」

「えっとですね、長々と書いてはいるんですが、どうもうまく進まないと言うか集中が切れてしまって全然進まなくなってしまったんですよ」

「なるほど、モチベーションが上がらないって訳ね」

「そうなんです」

「いや、それって泣きつくほどの事なのっ!? 単にまた書きたくなるまで別の事でもして気分転換すればいいだけでしょ! 外に出て散歩でもしてきなさいよ!」

「そう言われてしまっては元も子もないですが、詰まる度に別の事してたら全然執筆がはかどらないじゃないですか!」

「最初はみんなそうよ、その内表現力も増えて、色々と書き続けられるようになるんだから」

「何か違うんですよ、こう上手く行かないって言うか……」

「ふーむ、じゃちょっと書き続ける為のモチベーション維持の方法でも教えましょうかね」

「お願いします」

「多分書き続ける途中でモチベーションが下がるのは、冒頭、もしくは現在進めている所が面白くないからよ。自分で面白く思っていないのに、やる気が起きる訳ないわね」

「じゃぁどうすればいいんですか?」

「それこそ勿論書き直すのよ、納得のいく冒頭、展開が出来るまで何度でも、試行錯誤を繰り返すのよ、そうやって考え抜いた珠玉の出だしが出来れば、その後の展開に自信が持てるでしょ? 読み返す度にやる気が起きてこない?」

「なるほど、確かに今まで書いた所にちょっと引っ掛かりを感じてはいました。でも、そうやって気に成る所を毎回修正していたらやっぱりそれこそ進まないんじゃないですか?」

「だから出だしとか冒頭の一か所だけに最初は拘るのよ、そういて執筆前の加速装置としてスタートダッシュできれば、少なくとも書く時のモチベーションは上がるじゃない」

「おお、なるほど! 自分なりのやる気スイッチと言う訳ですね!」

「まぁ本当にやる気スイッチを用意できればそれに越した事はないのだけど、とにかく冒頭に魂を込める! そうすれば開始早々にやる気が失速するのを抑える事が出来るわ!」

「上手い冒頭が出来れば、自信もつきますしね」

「じゃ、問題解決ね」

「いや、もうちょっと方法があるなら教えといてくださいよ!」

「しかたないわねー」


[続く]


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