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僕とミライの傑作小説  作者: cry-me
59/94

ゲームセオリー2

[2]


「カードが配り終わり、順番が決まった。

 これから勝負が始まる。

 言い訳のきかない、待った無しの、問答無用の真剣勝負。

 弱い者が負け強い者が勝つ。

 戦略を練り、奇策を考え、そして勝ち抜け。

 勝った者のみが、正義である。

          ――ゲームスタート」


「ようやくゲームスタートですか」

「仕方ないわ、ゲームセオリーなら、しっかりとゲームのルールだけは記述しないと、読者は登場人物が何をやって、何に悩んでいるか分からなくなってしまうわ」

「じゃルール説明は大事なんですか」

「必須ね、余す事無く詳細に書き込むべきね、むしろルールこそがキモよ、まぁとにかく、ルール説明も終わったし、ゲームを始めましょう」

「ミライさんから始まって、次の僕、そしてライセ、リンネの順番にターンが回ってくるんですね」

「じゃ私のターンからね! っと、その前にカード交換をしましょう、任意にカード交換は可能だけど、折角ならカードの多い時にしておいて損はないわ、アンタに強めのカード渡すから、いいカード渡しなさいよ?」

「交換相手は僕ですか」

「ではリンネ、私達もカードを交換しましょう」

「了解なの」

「あらアンタ結構いいカード持ってるのね」

「うわミライさん酷い」

 ミライさんから渡されたカードは、1(A)が三枚であった。

「僕は10を譲ったのに……」

「その代り1(A)は10より強しよ、まぁアンタと戦わなければ怖くないけどね、じゃ私のターン!」

 基本的に最初は互いに、様子を探りながらの戦いとなった。同じ相手に連続して勝負は挑めない為、順繰りに戦いを挑む結果になる。

 ミライさんとリンネは、積極的にカードを消費し順調に勝ち点を増やしていった。

 特にミライさんは僕から徴収した10の乱れ射ちによって、早くもトップ得点を得る。

僕も応戦はするものの、成るべくなら機を見て使いたいと思い1(A)を温存した結果、敗北を重ね、得点はマイナス。ライセは何故か引き分けを狙い、カード消費を抑えていたが、それでも敗北が重なる。


事態が動いたのは、景気よくカードを放出していたミライさんの手札が尽きた時だった。


■現在

●ミライ

手札:0 得点:2

●主人公

手札:9 得点:-2

●ライセ

手札:9 得点:-2

●リンネ

手札:2 得点:1


[続く]


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