ゲームセオリー2
[2]
「カードが配り終わり、順番が決まった。
これから勝負が始まる。
言い訳のきかない、待った無しの、問答無用の真剣勝負。
弱い者が負け強い者が勝つ。
戦略を練り、奇策を考え、そして勝ち抜け。
勝った者のみが、正義である。
――ゲームスタート」
「ようやくゲームスタートですか」
「仕方ないわ、ゲームセオリーなら、しっかりとゲームのルールだけは記述しないと、読者は登場人物が何をやって、何に悩んでいるか分からなくなってしまうわ」
「じゃルール説明は大事なんですか」
「必須ね、余す事無く詳細に書き込むべきね、むしろルールこそがキモよ、まぁとにかく、ルール説明も終わったし、ゲームを始めましょう」
「ミライさんから始まって、次の僕、そしてライセ、リンネの順番にターンが回ってくるんですね」
「じゃ私のターンからね! っと、その前にカード交換をしましょう、任意にカード交換は可能だけど、折角ならカードの多い時にしておいて損はないわ、アンタに強めのカード渡すから、いいカード渡しなさいよ?」
「交換相手は僕ですか」
「ではリンネ、私達もカードを交換しましょう」
「了解なの」
「あらアンタ結構いいカード持ってるのね」
「うわミライさん酷い」
ミライさんから渡されたカードは、1(A)が三枚であった。
「僕は10を譲ったのに……」
「その代り1(A)は10より強しよ、まぁアンタと戦わなければ怖くないけどね、じゃ私のターン!」
基本的に最初は互いに、様子を探りながらの戦いとなった。同じ相手に連続して勝負は挑めない為、順繰りに戦いを挑む結果になる。
ミライさんとリンネは、積極的にカードを消費し順調に勝ち点を増やしていった。
特にミライさんは僕から徴収した10の乱れ射ちによって、早くもトップ得点を得る。
僕も応戦はするものの、成るべくなら機を見て使いたいと思い1(A)を温存した結果、敗北を重ね、得点はマイナス。ライセは何故か引き分けを狙い、カード消費を抑えていたが、それでも敗北が重なる。
事態が動いたのは、景気よくカードを放出していたミライさんの手札が尽きた時だった。
■現在
●ミライ
手札:0 得点:2
●主人公
手札:9 得点:-2
●ライセ
手札:9 得点:-2
●リンネ
手札:2 得点:1
[続く]




