ゲームセオリー1
『ゲームセオリー』
「■用意する物
トランプ52枚(ジョーカーは除く)
プレイヤー:四人くらいが丁度良い。
■基本ルール
トランプをシャッフルし、プレイヤーに配る。四人なら一人13枚の手札になる。
四人で時計回りにターンを回す。
カードの交換、譲渡はプレイヤー間で自由に行っていい。
ターンの回ってきたプレイヤーは、対戦相手を選び、場に自分の手札を一枚裏向きに置く。
対戦相手に選ばれたプレイヤーも自分の手札を一枚選び、裏向きに置く。
同時にカードを表にし、数値の大きい方が勝利となる。
ただし相手より数値の低かったプレイヤーは一度だけ手札を一枚選び、場のカードの数値に加算する事が出来る。
カードを加算した結果、逆転された場合、相手も一度だけ手札より一枚選んで自分の場の数値に足す事が出来る。
またカードを裏返す直前に、自分の場に出したカードと同じ手札がある場合、カードを表にすると同時に任意の枚数場に出す事が出来る。その場合も場のカードの合計数で勝負する。ただし、カードの公開と同時に同じカードを出す場合、相手に数値を上回れても追加でカードを出す事は出来ない。
最終的に数値の大きいプレイヤーが勝者となり、勝者に1点が与えられ、敗者は1点マイナスとなる。
勝敗が付いた場合、場のカードは全て破棄される。
カード公開時に互いに同じ数値のカードだった、もしくは追加でカードを出した際に同じ数値になった場合引き分けとなる。引き分けの場合、点数変化は起らず、場のカードも手札に回収される。引き分け幅の数値が同数になった時点で決定され、カードの追加は行われない。
対戦相手がカードを持っていない場合、不戦敗となり場に出したカードは破棄され、勝負を挑んだプレイヤーは1点を得て、挑まれたプレイヤーは1点マイナスされる。
また自分のターンに戦闘を行わない場合1点減点される。
プレイヤー全てがカードを使い切った、もしくは連続で引き分けが三回以上続いた場合ゲームは終了となり、その時点で一番得点を持っているプレイヤーの勝ちとなる。
■特殊ルール
絵札は全て10として扱い、10と同じカードとして認識して良い。
自分の前のターンプレイヤーが対戦相手として選んだプレイヤーは、対戦相手として選ぶ事は出来ない。
1はAとしても扱い、10や絵札に対して、勝利が無条件で確定し相手に追加でカードを出す権利を与えない。ただし、Aとして扱うのは最初に裏向きで場に出したカードのみで、追加でAを出しても1として扱い上記の効果は適用されず、1として扱う。
10や絵札を複数場に出しても、A一枚が無条件で勝利する。ただし、Aを複数場に出した場合、1として扱い、出された馬の数値を合計した数値として扱い上記の効果は適用されない。
■カードの序列
1(A)<2<3<4<5<6<7<8<9<10=J=Q=K<1(A)
――[戦場のA]ルール」
「以上がこれから行うゲームのルールよ」
「長いっ!? って言うか、ルール説明だけで一話分終わっちゃった!?」
[続く]




