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僕とミライの傑作小説  作者: cry-me
57/94

寓話セオリー5

[補足]


「はい、寓話セオリーがこれにて完了しました!」

「今回はイソップ物語から幾つか抜粋して、内容を弄っております」

「とりあえずイソップから取ってるからかなり昔話っぽくなってるけど、基本的に物語を通じて教訓を伝えるって言うメッセージ性は色んな所で応用可能よ、是非様々な場面で狙ってみてね!」

「教訓って言うのは、テーマに通じる所があるよね」

「まぁ、テーマが教訓めいた事なら親和性は高いけどね、教訓が伝え辛いテーマなら、登場人物とか、その辺の所に教訓めいた行動をとらせて、場合によっては反面教師にするのが得策よ」

「人のふり見てわがふり直せと」

「こういった教訓を込めると、それだけで作品の引き締まりや、特に読感が良くなるのよね、因果応報、勧善懲悪、悪即斬! この辺は読者が読んで気持ちのいい展開に成りやすいのよ、読者はある程度横道なストーリーラインを予想し期待するから、その希望に沿った展開を用意してあげれば気持ちよく読んで貰えるわ。後はそのラインに沿って如何に予想を裏切るかよね」

「おやくそくって大事だね」

「ある程度の約束事を自分で自分の作品内に取り込めれば、それだけで一種の常套手段と出来るのよ、水戸黄門の印籠、遠山の金さんの桜吹雪、決着の瞬間が決まっているなら、それまでの展開に力を入れられるし、収束点が見えるだけ読者にも安心感が生まれる。そう言った定型がある方が、教訓とかは伝えやすいわね」

「皆も自分なりのおやくそくを考えてみよう!」

「まぁ既存の丸パクだったり、あまりにもパターン通りで先が読めたりするとつまらなくなっちゃうんだけどね」

「使い方には気を付けてね!」



[注意]

 この物語はフィクションです。

 此処で紹介される手法は、我流の要素を多く含みます。

よって、この物語を読む事によって面白い作品が書ける事を保証する事は出来ません、あらかじめご了承ください。

また私見や偏見を織り交ぜておりますので、気分を害する方も居ると思います。

あくまで一つの意見と、軽く流して頂けると幸いでございます。



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