第二話 カオスキューブの脅威
結果、ギリ勝利
プロフェッサーは「次は…!」と捨て台詞で消えた。
レイがニヤリと近づく。
「やるじゃん、新入り。お前、ただのキューブじゃねえな。」
悠真も拳を突き上げ、「だろ?俺のパートナー、最強!」とドヤ顔。なんか、こいつと一緒なら無敵な気がする。
試練クリアで、キューブ界のヤバい秘密が判明。
ここは、ルービックキューブに転生した魂が「完璧な秩序」を求めて集まる場所。だが、最近「カオスキューブ」ってやつが現れて、揃ったキューブを次々にバラバラにしてる。目的は、全部を混沌に沈めることらしい。
「カオスキューブ、か。なんかワクワクするな。」
悠真、ニヤニヤ。いや、ワクワクすんな!
俺、ただの3×3だぞ!
「俺とお前で、そいつぶっ倒そうぜ。」
悠真の言葉に、俺も覚悟決めた。
「よし、乗った!六色で世界救うぜ!」
レイも「ガハハ!いいね、俺も混ぜろ!」と参戦表明。こうして、俺、悠真、レイのトリオが誕生した。
キューブ界の奥、「混沌の領域」へ向かった。そこは色が歪み、空間がグニャグニャのヤバい場所。カオスキューブの手下が小型キューブを襲ってて、俺たちは救出バトルを連戦。
ある戦いで、敵の回転衝撃波で俺のステッカーが一枚ベリッと剥がれた。
「うわ、俺の赤が…!」
「バーカ、ステッカー剥がれてもお前はお前だろ!」
悠真のテレパシー(いつの間にか双方向になってた)が響く。
「…お前、いいこと言うじゃん。」
俺、ちょっと感動。レイも「青春だな、オイ」とニヤニヤ。
夜、浮かぶ岩の上で休憩。悠真がポツリと言った。
「俺さ、昔、親父に『完璧じゃなくていい、動け』って言われたんだ。お前見てると、なんかグッとくるよ。」
「…急に真面目かよ。まあ、悪くねえな。」
レイは「ガハハ、仲良しだな!」と茶化しつつ、なんか温かい雰囲気。高校生とキューブの友情、悪くねえ。
混沌の領域の中心で、ついにカオスキューブと対峙。6×6の巨大キューブで、ステッカーは黒と灰色のドロドロ渦模様。声は地獄から響くみたい。
「秩序は無意味。全て混沌に還る!」
「うるせえ!俺たちの六色はバラバラになんかならねえ!」
俺、叫んだ。悠真とレイも気合い全開。
バトルはマジで壮絶。カオスキューブの回転は空間をグチャグチャにし、俺たちの動きを封じる。だが、悠真の「いけ、キューブ!お前ならいける!」とレイの「コアを狙え!」で、俺は閃いた。
「このパターン…!これで奴の中心を崩せる!」
全意識をぶっこみ、完璧な回転!カオスキューブが「グオオ!」と悲鳴上げて崩壊!領域が光に包まれた。
カオスキューブを倒し、キューブ界は救われた。俺たちは英雄扱いで、浮かぶキューブたちから「六色の救世主!」とか呼ばれて照れくさい。
でも、俺には帰るとこがある。悠真と元の世界で、またバカやって笑うんだ。
ポータルを通って学校の屋上に帰還。悠真は俺を手に持ってニヤリ。
「なあ、キューブ。またなんかヤバいこと起きそうじゃね?」
「…お前と一緒なら、100%だろ。」
レイはキューブ界に残り、秩序の守り人に。
「新入り、いつでも戻ってこいよ。次は俺が勝つぜ!」
「へっ、受けて立つ!」
俺のステッカーはボロボロだけど、六色はまだ輝いてる。
第一章 完
続く