宿幼決戦編 三十二章 臨海の末に・・・
午後七時九分。
西華国では梨々香と闇を纏うリベードリヒが対峙していた。
「なぜ銀氷と言う神は・・・腹がドス黒くなるんだろうね・・・」
目や鼻、口から闇の神気を垂らすリベードリヒは神刀華炎を握った梨々香を見て笑いながらそう言った。
「・・・力が弱い今の彼女に・・・銀氷が止められるだろうか・・・」
リベードリヒは片膝を地面に突き、息を荒げながらそう言った。
「どうだろうね」
神刀華炎を握った梨々香は全身から液状闇を垂らすリベードリヒを見てそう言った。
「彼女が勝つと・・・そう信じているかい?」
液状闇に変わるリベードリヒは梨々香を見てそう言った。
「えぇ、もちろん」
梨々香は液状闇に変わるリベードリヒを見て笑みながらそう言った。
「君からその言葉が聞けただけで僕は満足だ・・・」
液状闇に変わるリベードリヒは梨々香を見て笑みながらそう言うと、液状闇に変わった。
「ついにこの時が来た・・・ずっと、ずっと待っていた・・・」
闇からビゼル・オブ・シーモアの声が聴こえると、闇が空に注がれ始めた。
「君が持っていてくれてよかった。最悪の事態も考えてはいたのだけれどね・・・」
神刀華炎を握った梨々香は闇を見てそう言った。
神刀華炎を握った梨々香は神刀華炎を一振りし、落ちてきた液状闇を斬った。
「私はこれから天陽神核を手に入れ、三種の力を手に入れて永遠の命を手に入れる!!」
闇からビゼルの声が聴こえると、闇が夜空のように輝いた。
「こんな光景を見て平然としてるなんて・・・」
シゼルは広がる夜空を見てそう言った。
「あなた本当に変わってますよ」
シゼルは梨々香を見てそう言った。
「陛下を儂ら六柱の魔神と同じ存在だと思うな。無礼者め」
桜はシゼルを見てそう言った。
「これをどうにかしないといけないなんて・・・」
グラディスは広がる夜空を見てそう言った。
「神護国周辺にいる七陽の勇者に結界を発動させるよう通達してくれ」
神刀華炎を握った梨々香はそう言うと、真っすぐ飛び上がった。




