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宿幼決戦編 十三章 友とのひと時。

家を出たヒルデガルトは隣にある梨々香の家に行った。

「来たよ」

ヒルデガルトはドアを開けながらそう言った。

「いらっしゃい」

梨々香はヒルデガルトを見て笑みながらそう言った。

「やっぱり、慣れ親しんだ言葉で話せるって良いね」

ヒルデガルトは梨々香を見て笑みながらそう言った。

「そうだね」

「アイリアの様子はどうだい?」

梨々香は棚からマグカップを取り出すヒルデガルトを見てそう言った。

「ケーキを食べられるくらいには元気だよ。僕の姉が気になるらしくてね・・・姉の話をすると楽しそうだ」

マグカップを持ったヒルデガルトは梨々香を見てそう言った。

「アイリアは誰かの真似事ばかりでどうも意思が弱い。天照大世(あまてらすたいせい)の神気に触れたことで加護が誤認識を起きたのでしょう」

梨々香はそう言いながらティーポットを持つと、ヒルデガルトのマグカップにお茶を淹れた。

「解決できるのかい?」

ヒルデガルトは梨々香を見てそう言った。

「解決できるよ。かなり難しいけれど・・・」

梨々香はヒルデガルトを見てそう言った。

「どうすれば良いんだい?」

「天照大世最後の天道の勇者、華松(かまつ) 三郎(さぶろう)に匹敵する意思を持つ。今はもうこれしか方法がない」

「・・・君の師匠を越えろなんて・・・酷だと思わないのかい?神力なんだから、再付与とかあるだろう?」

「アイリアは人として死に、神としても死んだ。今は生前にかけられた加護だけで生きているという状態だ。加護が消えてしまえば死者となる」

「知っての通り、加護を死者に与えることはできない。だから、方法は一つしかない」

梨々香はそう言うと、マグカップを持ってお茶を飲んだ。

「・・・もういっそ、転生させた方が本人も幸せじゃないかな?」

頬杖を突いたヒルデガルトは梨々香を見てそう言った。

「本人が望むのならそれが一番良い。しかし、彼女は全てわかった上で前を向いて精一杯生きようとしているのだ。私は誰も幸せにならないことはやらない」

梨々香はヒルデガルトを見てそう言った。

「・・・長くなりそうだ・・・」

ヒルデガルトは机に突っ伏しながらそう言った。

「もう良い!これ以上考えると頭がどうにかなりそうだ!」

ヒルデガルトは起き上がりながらそう言った。

「お昼はどうする?何か作るかい?」

ヒルデガルトは梨々香を見て笑みながらそう言った。

「良いよ、作ろうか。何が良い?」

梨々香はヒルデガルトを見て笑みながらそう言った。

「お寿司!」

「寿司か・・・」

梨々香は考えながらそう言った。

「手巻き寿司なら簡単にできるよ」

梨々香はヒルデガルトを見て笑みながらそう言った。

「買い物に行こうか」

梨々香は立ち上がりながらそう言った。

「普通の握りも作ってよ」

ヒルデガルトは立ち上がりながらそう言った。

「まぁ、頑張ってみるよ」

梨々香はヒルデガルトを見て笑みながらそう言った。

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