宿幼決戦編 八章 アレフとの決戦後・・・
午後六時三十分。
任務を終えたオレンジたちはシャワーを済ませ、着替えて食堂に来ていた。
「・・・なんか・・・お前すげぇよ」
お茶が入ったコップを持ったアージヴァイズはアイリアを見てそう言った。
「私もすごいと思うんだよね!もっと褒めて~」
お茶が入ったコップを持ったアイリアはアージヴァイズを見て笑みながらそう言うと、お茶を飲んだ。
「陽気なんだね」
エコーはコップを置いて一息ついたアイリアを見て笑みながら言った。
「陰気だとつまんなくない?」
アイリアはエコーを見て笑みながら言った。
「まぁ、そうかも」
エコーはアイリアを見て笑みながら言った。
「アイリア」
オレンジはアイリアを見てそう言った。
「なに?」
アイリアはオレンジを見て笑みながら言った。
「その実力なら絶対部隊長級組織員になれる。推薦しようか?」
「嫌だよ~。現場でも人を細かく見て忙しそうだし、帰って来てからも報告書だ何だって忙しそうなんだも~ん」
笑み続けるアイリアは背もたれにもたれてそう言った。
「それに、私は誰かの上に立つことが苦手なの。下から数えた方が早いよね~って蔑まれた方が世の中得なんだよ?」
アイリアはオレンジを見て笑みながら言った。
「なんか・・・ちゃっかりしてんな」
アージヴァイズはアイリアを見てそう言った。
「まぁ・・・その方が人生楽しそうだよね」
エコーはアージヴァイズを見て笑みながら言った。
「まぁな」
アージヴァイズは伸びをしながらそう言った。
「人に必要なのは適度な労働と快適な睡眠と食い意地と心の余裕だよ」
アイリアはオレンジたちを見て笑みながら言った。
「神軍組織員としてはどれも贅沢だな。心の余裕を持てと言ったら大半の者が怒るだろう」
アージヴァイズはアイリアを見てそう言った。
「それで良いんだよ。働き者が居なくなったら怠け者が怠けられなくなっちゃうから」
アイリアはアージヴァイズを見てそう言った。
「時々クズだよね」
エコーはアイリアを見て苦笑いしながら言った。
「私にとっては誉め言葉だよ」
アイリアはエコーを見て笑みながら言った。
オレンジたちが話をしていると、ミッケが戻って来た。
「お疲れ」
アージヴァイズはミッケを見て笑みながら言った。
「お疲れ」
ミッケはそう言うと、椅子に座った。
「報告もう終わったの?」
オレンジはミッケを見てそう言った。
「終わったよ」
ミッケはオレンジを見て笑みながら言った。
「流石元部隊長級甲だな・・・」
アージヴァイズはミッケを見て感心しながら言った。
「誰かさんとは大違いだ」
アージヴァイズは蔑んだ目でオレンジを見て笑みながら言った。
「めっちゃ傷つけてくるじゃん・・・」
オレンジはアージヴァイズを見て少し落ち込みながら言った。
「オレンジもいつか活躍できるよ!大丈夫だよ!」
エコーはオレンジを見てそう言った。
雑談をしていると、夕食の時間になった。
中央隊のみんなで一緒に晩御飯を食べ始める。
食べ放題と聞いたアイリアは白米二合と大盛りのおかずを食べる。
「・・・お前、食いすぎだろ。良く食えるな」
箸を握ったアージヴァイズはご飯を食べるアイリアを見てそう言った。
「このナイスバディは保つためにはたくさん食べなきゃいけないんだ」
箸を握ったアイリアはアージヴァイズを見てそう言った。
「・・・」
アージヴァイズは蔑んだ目でアイリアの大きな胸を見た。
「めちゃうまっ!橘花基地の粗末なご飯とは違うな~!でもくそ楽しかったんだよな~!」
箸を握ったアイリアは咀嚼しながらそう言った。
「ボスとご飯食べたことあるの?」
箸を握ったオレンジはご飯を飲み込むアイリアを見てそう言った。
「もちろん!リベードリヒも居たし、エリーも居た!ラファニがマジで天然バカで愛おしかったんだよ~!」
箸を握ったアイリアはオレンジを見て楽しそうに言った。
食事が終わり、部屋に戻ると反省会が始まった。
「アイリア、任務後はこうやって反省会をするんだ」
アージヴァイズはアイリアを見て笑みながら言った。
「そうなんだ!おやすみ!」
アイリアはオレンジたちを見て笑みながらそう言うと、一瞬で二段ベッドの上に行き、布団に包まって寝た。
「・・・こいつマジかよ・・・」
アージヴァイズはいびきをかいて寝るアイリアを見て唖然としながら言った。
「これがあんな強いなんて・・・世の中不公平だ・・・」
オレンジはいびきをかいて寝るアイリアを見て不服そうに言った。




