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宿幼決戦編 二章 中央隊に新メンバー

同年、三月二十日。

ミリア国では、千六百九十五年から大陸外へ調査のため行っていた大陸外遠征隊の帰還が話題になっていた。

大陸外遠征隊の帰還が話題になっているミリア国にあるミリア基地では、アイリアの帰還の祝い会が行われようとしていた。

「アイリアって何歳?」

青緑眼、黒髪ツインテール。藍色のカッターシャツを着て黒いコートを羽織り、黒い長ズボンを穿いた色白な肌の少女、エコー・ユニ・マルガレーテはローランを見てそう言った。

「今年の九月十八日で十五歳みたいです」

ローラン・F・ベネトはエコーを見て笑みながら言った。

「めっちゃ年上!!」

エコーはローランを見て驚きながら言った。

「どこ行ってた人なの?」

オレンジ色の服を着てデニム生地の長ズボンを穿いたオレンジはローランを見てそう言った。

「広い海を渡った先にある土地みたいです」

ローランはオレンジを見て笑みながら言った。

「何をしていたの!?」

エコーはローランを見て笑みながら言った。

「生態系の調査みたいです。新種の馬を見つけたそうで、群れから追われた馬を捕獲したと言う連絡もありました」

ローランはエコーを見て笑みながら言った。

「すげぇ~!かっけぇ~!」

エコーはローランを見て目を輝かせながら言った。

そう話す少女たちは元月浜打撃軍のメンバー。

現在は部隊長級組織乙の称号を持つオレンジを主軸に編成された神軍中央隊で活躍している。

「とことん情報がないんだね」

携帯端末を持ったミッケは携帯端末の画面を見てそう言った。

「君が知り過ぎてるんだよ。あの戦いは南龍朝廷と当時の二大派閥がもみ消して、なかったことになってる。新メンバーが入った時には、唯一記録を残していた皇室からも消されたからね」

椅子に座ったアイリアはミッケを見てそう言った。

「装備も変わったんだよ?レプシデシアもゴールドマスターもゼレヴィアンもクイーンキャットも」

アイリアはミッケを見て笑みながら言った。

「ヒマルスはどこにあるの?」

携帯端末を持ったミッケはアイリアを見てそう言った。

「チップ破損により破棄された。新規製造は金額的に無理だから、断念したんだろうね」

「そろそろ行こうか」

アイリアは立ち上がりながらそう言った。

「そうだね」

ミッケはそう言うと、手を広げ、手を握った。

すると、曙陽の遮音壁がミッケの手の中に吸い込まれていった。


ミッケはドアを開けた。

「やっほ~」

青眼、金髪ツインテール。白色の服を着て藍色のショートパンツを穿いた色白な肌の乙女、アイリア・カルティナーレ・シュペーが部屋に入って来た。

「なーんか見たことある感じ!!」

エコーたちはアイリアを見てそう言った。

「おぉ~賑やかになったねぇ~!」

アイリアは中央隊のメンバーを見て笑みながら言った。

ドアが再び開くと、ご飯が運び込まれてきた。

「今日はお祝いだよ」

ミッケはオレンジたちを見て笑みながら言った。

「すげぇー!!」

オレンジたちは豪勢な料理を見て笑みながら言った。

「あれ?あの三強は?もしかして、こんなめでたい日に訓練?」

アイリアはローランを見て笑みながら言った。

「・・・全員、退役しました・・・」

ローランはアイリアを見て笑みながら言った。

「あー退役ね。そっかそっか」

アイリアは笑みながらそう言うと、空いている椅子に座った。

「はい・・・」

「今どこに居るの?」

アイリアはローランを見て笑みながら言った。

「・・・」

ローランは少しうつむいて黙った。

「あー・・・言えない感じね。わかったわかった」

アイリアはローランを見て少し気まずそうに笑みながらそう言った。

オレンジたちがアイリアに注目し始めると、アイリアは気まずくなって豪華な料理を見た。

「お!すごい料理!!」

豪華な料理を見て嬉しそうに笑むアイリアは嬉しそうにそう言った。

「食べて良いの!?」

アイリアはローランを見て笑みなら言った。

「はい。どうぞ」

ローランがそう言うと、オレンジたちもワゴンから豪華な料理を取った。

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