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レディフ・フィアンゼ編 一章。 水の都に降る赤い星。

南歴千六百九十五年、七月二十五日。

月浜派(つきはまは)アウス小国、ベルカンゼウ州。

ここは清らかな水が豊富で水の都とまで言われていたが、今となっては瓦礫と軍の仮説基地だけが存在する戦場である。

「水の都とまで言われたベルカンゼウがこの有様か」

ワインが入ったワイングラスを持つ月浜陸軍の将校、アン・メアリー・ネスビットは枯れ、硝煙と土埃で汚れた白レンガ造りの噴水を見ながら言った。

「戦況は」

ワインが入ったワイングラスを持つアンは月浜陸軍の軍人たちを見ながら言った。

「第三降下部隊が国境沿いに到着。対空車両五十両と歩兵五万人が橘花(きっか)軍の侵入を防いでいます」

月浜陸軍の軍人1はアンを見て敬礼しながらそう返答した。

すると、アンは少しむっとして一言言った。

「悪くないんだな?」

「は、はい」

敬礼する月浜陸軍の軍人1はアンを見て冷や汗をかきながら返事した。

「そうかそうか」

ワインが入ったワイングラスを持つアンは揺れるワインを見て笑みながらそう言うと、ワインを飲んだ。

「・・・将校様」

月浜陸軍の軍人2はワイングラスを持つアンを見ながら言った。

「どうした?」

ワイングラスを持つアンは月浜陸軍の軍人2を見て笑みながら言った。

「その・・・少し悪い知らせも・・・」

月浜陸軍の軍人2はアンを見て敬礼しながら言った。

上機嫌だったアンの表情が変わり、アンは真顔で1646Lowryと言う銘柄のワイン瓶を手に取った。

「なんだ。言ってみろ」

ワイングラスにワインを注ぐアンはワイングラスに注がれる濃い紅色のワインを見ながら言った。

「レムフィト軍の戦姫部隊がベルカンゼウ北部上空へ到達。P-921部隊を撃破しつつ侵攻しているとのことです」

「・・・ふっ。問題ない。42Bの劣化コピー品は42Bの前にどうすることもできない」

吹くように笑ったアンは月浜陸軍の軍人2を見て笑みながら言った。

「どこかのおとぎ話にあった(あか)轟光(ごうこう)とやらが来れば、話は別だがな」

濃い紅色のワインが入ったワイングラスを持つアンは笑いながら言った。

軍人たちは少し顔を見合わせると、次々愛想笑いを始めた。

笑い終えたアンが濃い紅色のワインが入ったワイングラスに口をつけた時、大陸の北西側から来た赤色の光がアンたちの真上を途轍(とてつ)もない速さで通過した。

「ぶふぅ!」

驚いたアンは急いでワイングラスを持ち直し、立ち上がった。

その瞬間、途轍もない轟音と共に地面が微かに、だが、脚で感じ取れるほどに揺れ、辺りの温度が上がった。

月浜陸軍の軍人たちは腰を抜かし、冷や汗と油汗が混じった汗をかくワインが軍服に染み込んだアンは赤色の曳光を引きながら急上昇する赤色の光を見て唖然とした。

「・・・通信!海軍に通信急げ!」

慌て、冷や汗をかいたアンは月浜陸軍の軍人たちを見て怒鳴った。

「は、はい!」

月浜陸軍の軍人たちはそう言いながら慌てて起き上がり、通信を始めた。


一方、ベルカンゼウ北部は、激しい炎を上げるP-921対空車両の残骸と墜落して粉々になった航空兵器の残骸が転がる激しい戦場になっていた。

「撃て!」

叫ぶアウス陸軍兵たちが操作する七十五ミリ対空砲が火を噴き、そのすぐ後に白煙を噴いた。

大きなリュックを背負うアウス陸軍兵たちは観測用の大型双眼鏡を覗き込み、上空を確認する。

観測用の大型双眼鏡から確認できたのは、灰色の空とレムフィト国軍のKD-990爆撃機が激しい炎に包まれながら次々と爆発する光景だった。

「行くぞ」

「よいしょ」

大きなリュックを背負うアウス陸軍兵たちは軽快に移動し、移動した先で観測用の大型双眼鏡を設置した。

大きなリュックを背負うアウス陸軍兵たちは観測用の大型双眼鏡を動かし、すぐに地上を確認する。

観測用の大型双眼鏡で確認できたのは、遠くの木々に急いで移動する東和連合軍の歩兵たちと小さな塹壕内で迫撃砲を操作する東和連合軍(とうわれんごうぐん)の砲兵たちだった。

確認して間もなく、アウス陸軍兵たちは大きなリュックを下ろし、固定具を外した。

「対地。対地急げ」

アウス陸軍兵は大きなリュックから機関銃の銃身を取り出しながら言った。

アウス陸軍兵たちはリュックから次々と機関銃の部品を取り出し、組み立てて十三ミリ弾が百発付けられたベルト弾倉を機関銃にはめ込み、コッキングレバーを二回引いて射撃を開始した。


上空では、レムフィト軍のI-1戦姫、KD-990F局地爆撃機(きょくちばくげきき)部隊を狙った対空榴弾が次々と炸裂し、上空は炸裂跡で一杯だった。

「ウグッ・・・」

ティーチル・I-1は泣きながら耳を押さえた。

耳を劈く炸裂音は、新兵にとって非常に辛いものだ。

「気を保て!速度を落としたら墜とされるぞ!」

ノルージェ・I-1は後ろを見ながら言った。

「爆弾投下位置まで接近!投下用意をしろ!」

ツァノ・I-1はアウス陸軍のP-921対空車両が点在する市街地を見ながら言った。

投下位置を確認していると、後ろから聴き覚えがないモーター音とジェット噴射の音が聞こえた。

I-1・ツァノは急いで振り向いた。

後ろから来ていたのは、月浜海軍の"疑似神姫(ぎじしんき)"。色が抜けた青眼、毛先が青い白髪にツインテール。青色が基調の胸元とスカートに白いフリルがついたスカートタイプの戦闘服で身を包んだ生者とは言い難い肌のTT-42B-10-01 フライ・カルデッドディアだった。

フライ・カルデッドディアは実質貫徹力三十五ミリの強力なエネルギー砲を搭載した攻撃力が高い疑似神姫である。


「クソ・・・もう来やがったか・・・!」

ノルージェ・I-1はフライ・カルデッドディアを見ながら言った。

ノルージェがそう言う間にKD-990F局地爆撃機が四機撃墜され、真横を通り抜けた二機の疑似神姫が残りのKD-990F局地爆撃機を撃墜した。

「私たちだけでも良い!投下するぞ!」

ツァノ・I-1は十キロ爆弾を左右四発、計八発投下した。

ツァノ・I-1に続いて二機のI-1が爆弾を投下した。

「爆弾が来るぞぉぉぉぉぉ!気を付けろぉぉぉぉぉ!」

慌てて投下されたため、バラバラと散らばるように降り注ぐ銀色の爆弾を見て、アウス陸軍兵たちは必死に声を掛け合った。

P-921対空車両は銀色の爆弾を避けるように移動した。

爆弾は石材の建物や道に当たり、八発が爆発し、四発が不発し、道路に突き刺さった。

七人の搭乗員が乗るP-921対空車両は爆発から逃れると、再び対空砲火を始めた。


I-1による爆撃が終わると、東和連合軍I-1部隊と月浜軍疑似神姫部隊の空戦が始まった。

しかし、疑似神姫と呼ばれるTT-42Bと量産型戦姫と呼ばれるI-1では明らかな性能差があり、I-1は完全に翻弄(ほんろう)されている。

標準的なTT-42Bのエネルギー砲は毎分二百四十発、実質貫徹力二十ミリ、クールダウン時間二十六秒という性能。

それに比べ、I-1のエネルギー砲は毎分二百発、実質貫徹力七ミリ、クールダウン時間四十七秒という性能。

これだけでも大きな差だが、これに加えて速度の差もある。

標準的なTT-42Bの最高速度は五百六十七ノット(時速千五十キロメートル)、最高速度に到達するまでの時間三十五秒、最高速度維持可能時間五分。という性能だが、I-1の最高速度は四百三十七ノット(時速八百十キロメートル)、最高速度に到達するまでの時間五分、最高速度維持可能時間一分。という性能だ。

他にも、TT-42Bは空中で静止することができるが、I-1はできないなど性能差が大きく、I-1がTT-42Bに挑むなど無謀な行為だ。


そんな無謀な行為を行うI-1は疑似神姫からの攻撃を避けられず、次々と撃墜され、押され気味だったアウス軍は逆転し始めた。

機関銃を使って交戦していたアウス陸軍兵たちは東和連合軍の砲兵部隊を撃破し、東和連合軍の歩兵部隊を追い詰めていた。

追い詰められた東和連合軍の歩兵部隊は機関銃を恐れて木から出られなくなっていて、完全に救援待ちな状態だ。

「ふぅ・・・」

アウス陸軍兵は近づく勝利に、遠ざかる死に安堵し、車両の銃座に座り込んだ。

アウス陸軍兵は小刻みに震えている脚を少し見ると、もう一度上空を見た。


「・・・」


アウス陸軍兵は灰色の空に輝く赤色の光。昼夜に輝く赤い星とでも言うべきそれを不思議そうに見始めた。

アウス陸軍兵は赤色の光の正体に気付くと、目を見開いて驚いた。

「来た・・・!」

冷や汗をかくツァノ・I-1は射線に入りかけるフライ・カルデッドディアを見て安堵の笑みを浮かべながら言った。

しかし、飛んでいたフライ・カルデッドディアは、その場で急静止して振り向くと同時にツァノ・I-1にサブマシンガンを構えた。

「不味い・・・!」

冷や汗をかくツァノ・I-1は降下しながら言った。

「・・・」

フライ・カルデッドディアはツァノ・I-1に向けてサブマシンガンを構え続けていた。

フライ・カルデッドディアがサブマシンガンの引き金を引こうとしたその時、螺旋状に降り注いだ赤い光の弾が疑似神姫部隊と戦場を襲った。


「赤い・・・星・・・」


見開かれたアウス陸軍兵の瞳には地上に降り注ぐ赤い光の弾が映っていた。

地上に降り注いだ赤い光の弾は地面に突き刺さり、その一秒後に巨大な爆発を起こし、地上は赤い炎に包まれた。


「・・・ゼノクイーン・・・」


フライ・カルデッドディアは遥か上空からゆっくり降下してくる赤色の戦姫を睨みながら言った。

「おうおうおう!ここに居る疑似神姫を雑魚だの四級疑似神姫だの言ってた戦姫乗りがなんで死にかけてんだ!?」

橘花軍の戦姫、AA-09A-1 ゼノクイーンとその操縦士、黄緑眼、黒髪にツインテール。赤色が基調の袖とスカートに黒いフリルが三層ついたスカートタイプの戦闘服で身を包み、手に黒鞘に納まった刀を握った少し大人っぽい微褐色肌の少女、リリー・グローニア・ハッゼウはツァノ・I-1を見てそう言うと、笑みを浮かべた。

「・・・奴が来た!集中攻撃だ!」

フライ・カルデッドディアは黒鞘に納まった刀を握ったリリー・ゼノクイーンを見てそう言うと、"神気活性状態"という強化形態へ移行し、群青色の疑似神気(ぎじしんき)を纏った。

I-1の操縦士たちは群青色の疑似神気を纏ったフライ・カルデッドディアを見て冷や汗をかき、動けなくなった。

「なんて圧力だ・・・」

冷や汗をかくツァノ・I-1は群青色の疑似神気を纏ったフライ・カルデッドディアを見ながら言った。

群青色の疑似神気を纏ったフライ・カルデッドディアは鞘に納まった刀を握ったリリー・ゼノクイーンに突撃し、黒鞘に納まった刀ごとリリー・ゼノクイーンを殴った。

「なんて力・・・」

「流石は疑似神姫・・・」

I-1の操縦士たちは戦う群青色の疑似神気を纏ったフライ・カルデッドディアを見て驚きながら言った。

拳技(けんぎ)!!魔衝撃(ディアベルインパクト)!!」

群青色の疑似神気を纏ったフライ・カルデッドディアはリリー・ゼノクイーンを見てそう言うと、黒鞘に納まった刀を捉えている拳を強く握り込んだ。

黒鞘に納まった刀を握ったリリー・ゼノクイーンは衝撃波を受けて吹き飛ばされ、空中で一回転して止まった。

「・・・流石に効くな。ハハ」

黒鞘に納まった刀を握ったリリー・ゼノクイーンは群青色の疑似神気を纏ったフライ・カルデッドディアを見てそう言って少し笑うと、鼻血を親指の腹で拭いた。

黒鞘に納まった刀を握ったリリー・ゼノクイーンは群青色の疑似神気を纏ったフライ・カルデッドディアを見て笑み、急上昇した。

「流石はゼノクイーン・・・!」

黒鞘に納まった刀を握ったリリー・ゼノクイーンを見るフライ・カルデッドディアはそう言いながら黒鞘に納まった刀を握ったリリー・ゼノクイーンに向かってサブマシンガンを撃ち続けた。

それと同時に疑似神姫たちがリリー・ゼノクイーンに向けて一斉にエネルギーライフルを撃ち始めた。

様々な方向から飛んで来る大量の曳光弾を華麗に避ける黒鞘に納まった刀を握ったリリー・ゼノクイーンは素早く太陽と重なった。

リリー・ゼノクイーンを追いかけていた疑似神姫たちは太陽を半目で見た。


「手加減ね・・・はいはい」


逆光を浴びるリリー・ゼノクイーンは笑みながらそう言うと、黒鞘に納まった刀を突き立ててフライ・カルデッドディアへ突っ込んだ。

フライ・カルデッドディアはサブマシンガンでリリー・ゼノクイーンが握った黒鞘に納まった刀を受け止めたが、そのまま押されて急降下した。

「・・・」

疑似神姫たちは地上を見つめた。

疑似神姫たちが地上を見つめていると、地上が赤く光り、大きな土煙が上がった。

「どれだけ集まったって変わらないっての・・・本当に聞かん坊だな」

構造色に光る液状疑似神気を浴びた黒鞘に納まった刀を握ったリリー・ゼノクイーンは赤い衝撃波で土煙を吹き飛ばし、次々と集まる疑似神姫を見て言った。

「良いぞ!良いぞ!」

ツァノ・I-1たちがリリー・ゼノクイーンを見てそう言った時、紅い結晶のような禍々しい剣がツァノの首をいとも簡単に刎ねた。

「のんきな奴らだ。私以上にな」

禍々しい剣を右手に握り、左手に純米酒の瓶を持った赤眼、白髪にツインテール。白を基調に赤と黒のストライプデザインが入ったスカートタイプの戦闘服に包まれた色白な肌のTT-42B-7-01 キッド・クイーンノアはI-1たちを見てそう言うと、純米酒を飲んだ。

「つ、月浜四剣士のNo.2が・・・ど、どうしてここに!」

I-1の操縦士たちは禍々しい剣を握ったキッド・クイーンノアを見て驚きながら言った。


月浜が誇る最強の剣士集団、月浜四剣士。

絶対王者、最恐の天才剣士、現代の千人斬りの野良、魔剣士の四人で構成されている。


「う、撃て!隊長の仇を討つんだ!」

ノルージェ・I-1は量産型エネルギーライフルを構え、照準器越しに禍々しい剣を握ったキッド・クイーンノアを見ながら言った。

I-1たちは続けて禍々しい剣を握ったキッド・クイーンノアに量産型エネルギーライフルを構えた。

「・・・」

禍々しい剣を握ったキッド・クイーンノアは純米酒を一気に飲み干した。

「ちょっとくらい戦おうと思ったが・・・トイレに行きたくなったからさっさと終わらせるよ。悪いな」

禍々しい剣を握ったキッド・クイーンノアはI-1たちを見てそう言うと、衝撃波を放った。

I-1の操縦士は気絶し、一斉に墜落していった。

「ハァッハハハ。酒カスの"神気風(しんきふう)"を浴びた程度で気を失うなんて笑えるな」

禍々しい剣を握ったキッド・クイーンノアは墜ちるI-1を見て一笑いして言った。

「リリー」

黒鞘に納まった刀を握ったリリー・ゼノクイーンの傍に来てシールドを展開したAA-09A-2 レプシデシアとその操縦士、青眼、枯草色髪にツインテール。黒と青が基調のミニコルセットドレス風のスカートタイプの戦闘服で身を包んだ色白な肌のアージヴァイズ・ベルコント・ニコルはリリー・ゼノクイーンを見ながら言った。

「時間稼ぎできたか」

黒鞘に納まった刀を握ったリリー・ゼノクイーンはアージヴァイズ・レプシデシアを見ながら言った。

「あぁ、金属探知機と神気探知機に反応があった」

アージヴァイズ・レプシデシアは黒鞘に納まった刀を消滅させたリリー・ゼノクイーンを見ながら言った。

「そうか」

リリー・ゼノクイーンはアージヴァイズ・レプシデシアを見てそう言うと、アージヴァイズ・レプシデシアと共に北東方向へ飛んでいった。

「・・・追う~?」

黄眼、白髪にツインテール。桃色が基調の学生服風のスカートタイプの戦闘服で身を包んだ生者とは言い難い肌のTT-42B-19-01 メリッサ・レウワンゲルドはキッド・クイーンノアを見て少し嫌そうに言った。

「追う必要はない。今はな」

禍々しい剣を消滅させたキッド・クイーンノアはどこかへ飛んでいくリリー・ゼノクイーンとアージヴァイズ・レプシデシアを見ながら言った。

キッド・クイーンノアを見る疑似神姫たちは次々と武器をしまった。

リリー・ゼノクイーンと戦っていた疑似神姫たちはキッド・クイーンノアたちを見ると、途轍もなく静かに逃げていった。

「とりあえずトイレ行きたい」

キッド・クイーンノアはもじもじしながら言った。

「漏らせば?見た目幼いんだから」

緑眼、白髪にツインテール。紺色と金色が基調のスカートタイプの戦闘服で身を包んだ色白のTT-42B-46-01 ジュナ・グリッチアはキッド・クイーンノアを見ながら言った。

「バカ。中身はババァだぞ?中身ババァのお漏らしなんて誰得だよ」

キッド・クイーンノアはジュナ・グリッチアを見てそう言うと、極東方面へ飛び去った。

メリッサ・レウワンゲルドたちはキッド・クイーンノアに続いて極東方面へ飛び去った。


「・・・フライ・カルデッドディアをAZ-000にて復元しろ」

ジェマ・オブ・コーデン月浜国副総帥は月浜海軍の軍人たちを見ながら言った。

「ハイッ!」

月浜海軍の軍人たちはジェマを見ながら言った。

月浜海軍の軍人たちは急いで仮設テントから出ていった。


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