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地下牢

 あんまり投稿できなくてごめんなさい!

………


……………


…………………


……………フラ〜〜………


…………………………ゴテンッ!


「あいたっ!?」


 床に倒れたことで、ゲインは目が醒めた。


「って俺、いつの間に寝てたんだ……」


 周囲に明かりの類は一切なく、極々小さな鉄の棒が等間隔ではまっている穴から僅かに太陽の光が入ってくるだけだ。もしかしたら、この光量が寝るのにちょうど良かったのかも知れない。

 ゲインは今、王城に備えられた地下牢にいた。

 あの後、リスのことは諦めたらしい勇者が、野次馬達にゲインを捕縛するよう命じた。野次馬達は皆ビクビクと震えていたが、ゲインが"黒"を解くと一瞬の間に取り囲まれて捕まった。そしてそのまま王城までやってくると、今度は衛兵にゲインの身柄は渡され、この地下牢まで連れてこられた次第である。


「はぁ………」


 思わずため息をついてしまう。まさか、今日の朝にリスと服を買いに出発した時点では、こんなことになるとは予想もつかなかったゲインは、『こんなことになると知っていたら外出なんてしなかったのに…』と今更すぎることを考えていた。


「そういや、あいつはどうなったかな……」


 あいつとはもちろんリスである。しかし、そんなことよりもゲインは自分の心配をしなければならない。なぜなら―――


「まさか、捕まったと思ったらそのまますぐに公開処刑とはな………」


 この牢に放り込まれてすぐ、国王自らがゲインにこう言ったのだ。


『無様だな魔法剣士。だが安心するといい。すぐにその無様な姿はなくなり、綺麗な赤一色となるのだからな。なるべく多くの民に見てもらえるように、今から王都に情報を広める。残り僅かな余生を、せいぜい楽しむといいわ!ハハハハハッ!』


 きっと自分の首が宙を舞うか、熱い真っ赤の中に突っ込まれるかだろうと予想しているゲインだが、その心は意外にも穏やかだった。それは、どうせ逃げられやしないだろうという諦めがあったからなのか………


 ともあれ癪ではあるが、国王に言われた通りゆっくりと余生を過ごしていたゲインだったが、突然周りが明るくなった。


「?」


 首を捻ったゲインに声がかかる。


「処刑の時間だ。出てこい、罪人」


 冷徹なその声にゲインはやっと現実を認識できた。


(やっと、この苦しい世界ともおさらばできるってワケか)


 次回(もしくはさらにその次回)、ゲイン死す!?


 こうならないようにがんばっていきます。

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