一時、家族とお別れです。
無事、誕生日を迎えられたセインです!
盛大に祝われた誕生日でした。
素直にありがたい。
因みに、俺の誕生日は4月の初め。
今は、その4月だが、一旦ここで、兄と姉の休暇が終わるらしい。
という事で、今はこんな感じになっていたーーーー
「セイン〜〜〜!お兄ちゃんと暫く会えなくなるからって忘れないでね!?」
「どうにかして、セインを連れて行けないかしら?」
「可愛い弟の成長記録は母様にお願いしているけど、やっぱり目の前で見守りたいよ〜!!」
「むしろ、学校を燃やして廃校にしては?」
「ダニエルとローザ!それからターニャも!!ちゃんとカメラで成長記録は撮っていてよ!写真は帰ってきてから整理するから!!」
「良し、殺ろう・・・」
泣き崩れる兄と、恐ろしく黒いオーラが出ている姉。
姉さん、いや、お姉様。犯罪です!後、殺害はダメ!!
このままでは兄さんと姉様が旅立ちそうにないので、1歳までに取得したハイハイで兄と姉のところに向かう。
「あうう!ああ!!(頑張って!2人とも!!)」
足元に向かい、ぽてんっと座ると、2人の服を引っ張りながら励ます。
言葉がまだ喋れないけど、伝わればいい!!
「「・・・・・」」
「あうあ?(ダメか?)」
コテンッと首を傾げると、ガバッと2人に抱きしめられた!!
「ああ〜〜〜!僕の弟は世界1だーーーーーー!!」
「姉様、頑張ってきますわね!!」
おおう!!伝わり過ぎたーーーーーー!!
この後、めちゃくちゃ可愛いがられた(遊ばれた)ーーーー
で、何とか2人を旅立たさせる事ができる様になったが、此処で父親も旅立つことになった。
「2人を無事に学園まで送ってくる。危険があってはいかんからな。」
「そうね。貴方。大丈夫だとは思うけど、気をつけてね?」
「ああ。学園に入れば安全だろうからな。全く、貴族は面倒な・・!!!」
「仕方ないわよ〜。貴方と私、若い頃はヤンチャだったから。」
「子供に害が及ぶとは情けない限りだ。」
という事で、まだ俺には分からないが、外敵から守る為、護衛として父が連れて行くらしい。
王都迄は馬車で2週間。途中野宿も挟むらしく、一月ほど母様とダニエルやローザ、ターニャ達使用人達と家に居ないと行けないらしかった。
「セイン。帰ってきたら領内を父と母で連れ回してやる。それまで良い子でな。・・・ユリーナ、頼んだ。」
「はい。分かっています。」
「母様、セイン。皆も行ってきます。また夏休みには帰ってくるよ!」
「私も頑張ってきますわ。皆も元気で。」
そうやって父達は馬車に乗り旅立って行った。
「ああああい〜〜〜〜!(気をつけてね〜〜〜〜!)」
俺は力一杯声を出して見送ったんだ。
手も頑張って振って見送った。
暫くの別れを惜しむ様に頑張ってーーーーー
そしたら、父達は引き返して来て、「行くのやめる!」とか言い出して一悶着あった。
黒いオーラが立ち上ったダニエルが父達を馬車に詰め込み、暫くすると静かに馬車は出発したーーー
ダニエルさん?何したの!?
あんまりな家族の行動より、ダニエルの怖さが優ったのでしたーーー
その夜ーーーーー
ピコーン♫
「すぴー、すぴー」
ピコーン!
「うにゃ〜。」
ビビビココーン!!!!!
「あにゃ!!?(何!!?)」
『1歳の誕生日おめでとうございます。
無視すると、死にますよ?』
「あう!?(はい!?)」
ピコーン
『というのは冗談ですが、お知らせです。』
「あーあう。(駄目神。)」
ビッコーン!!
『呪いますよ?』
「あうば!!(ゴメン!!)」
人が寝ているところに手紙という名の脅迫状を送って来やがった!!!
だから、神の癖に注目しすぎ!!暇なのか!?
『暇ではありませんよ?』
はい、思考も読まれてますね?
もう黙ってます!
で、何の用?
『無事、1歳を迎えたセイン君に誕生日プレゼントです♫』
「あうあー!!(おおおー!!)」
それは、有難うございます!!
何かわざわざお祝いをしてくれるらしい。
駄目神とか、暇神とか言ってごめんなさい。
ピコーン♫
『いえいえ♫それで、誕生日プレゼントですが、赤ちゃんで暇しているでしょうから暇潰しになればと思います。
因みに、詳しくは言えませんが、しっかり鍛えておかないととんでもない事になりますよ?』
「あうにゃ?(鍛える?)」
どういう事ですか?
赤ちゃんが何を鍛えると?
ああ!!
立ち上がったり、喋れる様にか?
助かる〜〜〜!
やっぱり自分で行動したり喋れないと不便だからなーーー!!!
ピコーン!!!
『エクストラスキル「魔法大全」が与えられました。』
「あう!?(はい!?)」
『頑張って魔法を覚えましょうね?
因みに、そのスキルは容量が大きいので付与する時に頭痛がしますよ?』
はい?
ズーーー、ズキッ!!!
「あう!!(痛っ!!)」
ズキズキズキズキーーーーーーーーー
「ああああああああああああーーーーーー!!!!!!」
神の手紙を読み終わると同時に痛みが始まった!
おいおいおい!!!
これが頭痛かよ!?
全身悲鳴をあげてるんですけど!?
「あうあうあうあーーーー!!!(クソ駄目神がーーーー!!!)」
ピコーン♫
『神からの愛ある贈り物です♫』
どこが愛だ!!?
絶対、いつかやり返してやるーーーー!!!
ピコーン♫
『怖い怖い♫頑張ってくださいね〜〜♫ by創造神より愛を込めて♪』
「あうあ!!(バカ神!!)」
のたうちまわる様に痛みと闘う。
先程の叫び声で、母様やターニャ、皆んなが俺の部屋に駆けつけてくれたのをぼんやり見ながら、
俺は意識を失ったーーーーーー




