転生したらしいです?
「オギャー!!(なんじゃこりゃーー!!)」
目が覚めると知らない天井というテンプレに思わず声を上げてしまった。
「あうあうあ〜〜?(何処だここは?)」
視線を動かすが、満足に身体が動かせない。
というか、薄々気付いてますけど言葉も出ていませんよね?
「ああう〜〜〜(テンプレ感満載ーー)」
読んでいたラノベみたいな展開に、この話を考えた作者はもっと頭を捻らなかったのか?と疑問に思ってしまう。
「ううう〜(よっこいしょ!)」
自分の目線をなんとか動かして自分の手を見やると、想像通りの赤ちゃんの手が見えた。
「ああ〜〜〜(うわ〜〜〜)」
何とも言えない気持ちになっていると部屋の外から足音が近づいてきていた。
「あら、やっぱり目が覚めていたのね?」
扉を開けて入ってきた女性が顔を覗き込んでくる。
(誰だこの人は?)
と考えていると、バタバタと足音が近付き、別の人が部屋に入ってきた。
「奥様!申し訳ございません!メイドが坊っちゃまから目を離していたなんて・・・」
「すすす、すみません!!」
何とか其方に視線を向けると眼鏡をかけ、綺麗に髪を整えた白髪の執事?と、十代半ば位?の女性。メイドがいた。
「大丈夫よ。本来なら母親である私がつきっきりになっていないといけないのよ。少し目を離したくらいで責められないわ。それにターニャが理由も無しにこの子から離れるわけがないもの。」
「お、奥様〜〜〜!」
どうやら母親らしい女性からターニャと呼ばれたメイドさんはずいぶん信用されているらしい。
優しく声を掛けた母親に感動し、ターニャは涙ぐんでいる。
「あうあうあ〜〜だぶ〜〜(優しい母が信用する人なら大丈夫だよう〜〜)」
母親の援護に、自分も気にしていないとアピールしようと頑張って笑いながらターニャに手を伸ばす。
「ほら、この子もターニャに居てくれって?」
「ううう〜奥様〜〜〜!坊っジャマ〜〜〜!」
「ううう・・・お2人の優しさに老骨も感動です!」
おおう!メイドと執事が泣き出した!
「あうあうーだば〜〜〜!(落ち着けよ、お二人さん!)」
「あらあら。困ったものね?」
おっとり笑う母親。
優しい母親で嬉しいがマイペース過ぎるだろ。
そして、
今の状況を誰か1から説明してくれないのかな?
「だ〜〜ぶ〜〜〜・・・・」




