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最強の魔王が異世界に転移したので冒険者ギルドに所属してみました。  作者: 羽海汐遠
リラリオの魔王編

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292.魔王レア、リラリオの世界に赴く

※加筆修正を行いました。

 新たな世界へ()()()レアは、フルーフの言葉を遂行する為に『リラリオ』の世界を見て回ることにした。


 まずこの世界の縮図を観察していたレアだが、この世界の魔族の地位はそこまで高くはないと判断した。


 この世界に来てすぐに『漏出(サーチ)』で龍族のバカでかい戦力値を理解したレアだったが、その龍族を除いたとしても『魔人』というレパートの世界では見慣れぬ種族にもこの世界の魔族は劣っていた。


「どうしてこんなに、弱い魔族しか居ないのかしらぁ?」


 レアはぽつりと呟く。


 レパートの世界には悔しい事ではあるが、レアではまだまだ届かない強さの者達が一杯居る。


 この世界へ赴くように命令を出した彼女の親代わりの大魔王フルーフは当然の事だが、フルーフの魔王軍に入ったばかりの『レインドリヒ』や『災厄の大魔法使い』と軍で言われ始めた『ユファ』を筆頭に、魔王の領域に到達した魔族達が大勢居たのである。


 ――しかしこの世界では、魔王の領域どころか最上位魔族すら余り見当たらない。


 魔族の居るここヴェルマー大陸ではそこそこ多くの国があった。しかしどこの国の王も兵士も戦力値が1000万にすら届いていないような()()ばかりであった。


 レアとしてはこのヴェルマー大陸を早々に支配して、そこからあの龍族と戦うつもりでいたが、こんな戦力値の低い魔族達を従えたところで龍族には到底敵わない。


 レアはヴェルマー大陸中の各国を飛び回り観察を続ける。


 数日をかけてひとまず役に立ちそうな魔族がいる国をピックアップしていくと、どうやら『ラルグ』『トウジン』そしてその二つの国に少し劣る『レイズ』魔国が、最低限の粒がそろっていると判断出来た。


 ――しかしそれでも戦力値1500万から、2000万程の間である。


 ひとまずレアはこの三国を手中に収めようと方針を固めた。


 そして今すぐは無理でも徹底的に支配した国の魔族たちを鍛え上げて、徐々に別の大陸を支配していき、最後に龍族を潰すという判断を下す。


 そう方針を決めたレアは、すぐにヴェルマー大陸にある『ラルグ』の国へと目指すのだった。


 魔族の大陸の中で当時から大国であった『ラルグ』魔国。


 当時のラルグの王『ベイド』は、この時代から数千年後に現れる『シーマ』程好戦的ではなく、一歩下がった状態で大局を見据えるような性格の持ち主だった。


 過去に大きな戦争を『トウジン』魔国との間で起こしたが、現在はそのトウジンと冷戦状態であり、次いで国力を伸ばしてきている『レイズ』魔国と三国の睨み合いをしていた。


 そんな中ベイドは近々レイズの女王『()()()』と会合を行う予定であった。


 トウジンと睨み合いを続けている現状で『ベイド』がレイズ魔国の『エリス』と会合を行ったとあれば、トウジン魔国は焦るに違いがない。


 今後の事を考えて色々と情勢を有利に持って行く為に、ベイドは布石を打とうという訳である。


 ――しかしその考えは突然の『魔王』の襲来によって、全ては無に帰す事になる。


 ラルグ魔国は現在のようにラルグの塔という物はなく、城下町がありそこで民達は暮らしていた。


 そんな城下町に余所者であるレアがついに到着する。見た目は子供の人間だが、ある程度抑えた状態の魔力を垂れ流している為に、魔族と認識されたのかここまで誰もレアを呼び止めたり、訝しんだりする者はいなかった。


「数はいっぱいいるのねぇ? さて、まずはこの国のお偉い様にお話をしに向かいましょうかぁ」


 そういってレアが鼻歌を歌いだしそうな軽い気持ちで、城下町を歩いていくと城が見えてきた。


 どうやらここから先がラルグ魔国王の居る城らしく、城の門を守る門番だろうか。二体の魔族が武器を手に行く手を阻むように立っていた。そしてその前を堂々とレアは歩いていく。


「こらこら、ちょっとお嬢ちゃん、ここに何の用だい? ここはラルグ魔国の城だぞ?」


 子供が突然近寄ってくるので、その門番は困った顔を浮かべながら呼び止める。


「うるさいわねぇ、ちょっと黙ってなさいよ」


 レアは進行を妨げた門番の一体に小規模の魔法を放つ。


「ぐべっ!?」


 レアの放った魔法が門番に当たると次の瞬間、爆発を起こしてその魔族は舌を出しながら白目をむいて倒れた。


「なっ!?」


 慌てて反対側にいた魔族がレアに向けて武器を構える。


「そこで倒れてる奴のようになりたくなかったら大人しくしていろ!」


 キィイインという音と共に、レアの目が『()()』に変わる。


「……」


 魔瞳『金色の目(ゴールド・アイ)』をかけられた門番は、だらんと手を下げてその場で意識を失うのだった。


「さて! ()()()()()()()()()()()()()()!」


 ……

 ……

 ……

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