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最強の魔王が異世界に転移したので冒険者ギルドに所属してみました。  作者: 羽海汐遠
ヴェルマー大陸の冒険者ギルド編

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2306/2314

2288.情報を得る為に

※今回登場するアイゲンは、過去にシチョウの護衛を務めていた魔族であり、現在はレルバノンと同じ『最上位魔族・最上位』になっています。

 闘技場の前で話を行っていたソフィ達だが、結局は話をするに留めて闘技場の中へは入らずにそのまま冒険者ギルドへと向かうのであった。


 一行の中には『闘技場』の中を見物して行きたいと考えた者達も居たが、まだヌー達が冒険者ギルドに登録する事も終えてはいない為、足並みを揃えてそちらを優先する方が先だと考えた様子であった。


 そしてようやく『トウジン』魔国の冒険者ギルドに辿り着くと、初めて訪れるギルドの建物の中へとソフィは足を踏み入れるのだった。


 ギルドの中はこれまでソフィが訪れてきた国や町の冒険者ギルドとは異なり、独特な雰囲気に包まれていた。


 冒険者ギルドの施設の中だというのに、まるで武具屋に来たのかと勘違いする程に、至る場所に色々な種類の武器や防具が飾られており、どの場所の壁を見回しても刀や斧といった武器が掛けられているのである。


 そして何よりギルドの中央に魔物が居るのかと一瞬思えた程に、まさに精巧な魔物達のはく製が飾られていたのである。


「び、びっくりしたわね……。ギルドの中に()()が居るのかと思ったわよ」


 そう言ってリーネはソフィに近づきながら、そう口にするのだった。


「うむ……。どの剥製も『アレルバレル』では見たことがない種類の魔物達のようだな。しかしこれは一体どういう趣で飾っておるのだろうか」


 ソフィとリーネがそんな会話を交わしていた頃、ヒノエやイリーガルは建物の中の刀や剣、そして壁に掛けられている斧といった武器に視線を向けて感嘆の溜息を漏らしていたのだった。


 どうやら飾られている武器等は、彼らの目に留まるくらいに優れているのだろう。


「ソフィ様、お待ちしておりました」


 ソフィ達が物珍しそうに部屋の中の物々を見渡していると、そんな風に声を掛けてくる女性が現れるのだった。


「む? おお。お主は確か、前回シチョウの護衛を務めておった……」


「『アイゲン』でございます。一度しかお会いしてはおりませんが、覚えて頂いていてとても光栄です。ソフィ様」


 そう言って深々と頭を下げる『アイゲン』であった。


「頭を上げてくれ、アイゲン殿。こちらこそ、忙しい時に私用で押し掛けてすまぬな。それで早速なのだが、こやつらを『トウジン』のギルドで冒険者登録をさせてやりたいのだが、構わぬだろうか?」


「はい。すでにシチョウ様から言伝を仰せつかっております。それで……、ヌー様とイツキ様の御二方を我が国の『冒険者ギルド』に登録するという事でお間違いないでしょうか?」


「うむ、間違っておらぬ」


「畏まりました。では登録を行う前に取り決めの確認をさせて頂きたいと存じます。登録される御二方は、こちらの窓口の方へお越し頂けますか?」 


 丁寧に案内を行ってくれているアイゲンにソフィは頷き、ヌー達に視線を送る。


 ヌーもイツキもソフィに頷きを返すと、アイゲンの後を付いていくのだった。


「何だ、結局あいつらも対人による実技試験は受けないのか」


「そうみたいですね。ちょっと楽しみにしていたんだけどなぁ……あ、さっきのやり取りの内容だとすでに、ソフィ様はご存じだったんですか?」


 ヌー達が試験を免除されるという事を理解したイリーガルとリーシャは、互いに顔を見合わせながら愚痴を零していたが、そこでソフィにも愚痴の流れ弾が飛んでくるのだった。


「む? ああ、実はレイズ魔国の『ギルド』を出た後に『念話』でシチョウと連絡を取ったのだ。まぁ、お主達全員も免除されたようなものであるし、問題はないであろう?」


「……まぁ、それはそうですけどね」


「別に俺達も試験に関しては文句を言うつもりはないんですがね。どうせなら、本当にアイツが強くなっているのかこの目で確かめておきたかったっていうのが本音です」


 そう言うイリーガルではあるが、すでにラルグ魔国の塔の前の中庭で、ヌーがサイヨウの『式』達と戦っているところは見ている為、彼が強くなっているという事自体は充分に理解している状況ではあった。


 ただ、強くなってはいるという事は理解していてもどの辺がどう強くなっているかというものが、昔ほど直ぐに理解が及ばず、そして今の大魔王ヌーの強さを測る事が出来ないでいるが故に、少しでも試験を通して情報を得たかったというのがイリーガルの本音であった。

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