表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
叶わぬ夢達  作者: 月美夜 李咲
1章 最初に願った事
2/2

番外編-リサ・エミリア-

1章主人公の番外編……と言うよりは話が始まる前まではこんな感じだった。というお話です。

 *番外編*


 ここはとある世界のとある小さな村。

 少女...リサ・エミリアは、普通に幸せ者だった。

 優しい姉...ライアとの二人暮らしの、幸福者。

 父と母は居なく、決して裕福な家庭という訳では無い。それでもお互いにお互いが居れば寂しくなかった。苦しいことも力を合わせて乗り切れた。

 そして、親がいない二人にとっては、村人達がまるで家族の様だった。


 リサ「お姉ちゃん!」


 リサがどこかご機嫌そうに姉を呼ぶ。


 ライア「なぁに?」


 幼い妹の様子から笑顔で聞き返す。


 リサ「私ね、お姉ちゃんの事が大好きなんだよっ!」


 唐突な言葉にライアは一瞬驚いたように固まる。しかしすぐにこの上ない幸せを噛み締めた。


 ライア「嬉しい事言うじゃん!私もリサの事が一番好き!」


 そう言って妹の頭を照れ臭そうにわしゃわしゃと撫でる。リサは嬉しさにライアに抱き着き、姉を見上げて、


 リサ「私、お姉ちゃんの妹で世界一の幸福者だよ」


 ライア「なら私はリサのお姉ちゃんで、世界一の幸福者だね!」


 そんな2人を見ている村人達は 「私達も幸福者だねぇ」 なんて、つい言ってしまう。

 つまりは、リサとライアの姉妹だけでなく、これ村全体が"平和"そのものだった。


 リサ「私ねっ!お姉ちゃんの事、大好きだよっ!」


 ライア「私もだよ!リサ!」


 二人は、こんな【幸せ】がずっと続けばいいと願った。



──しかし、そんな【幸せ】長くは続かなかった──


(*番外編*リサ・エミリア*完*)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ