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双藍の箱  作者: ジニー
第二章 「破滅の眼」
5/16

2ー0 「災いの配送車」

2092年 12.18 東京


1台のトラックがとある住宅街を走る。

凸凹な坂を上り下りしながら、トラックは目的の輸送先まで向かった。

現在、夜の東京には雨が降っている。

雨で濡れたトラックは、【西行さいぎょう】という立て札が付いた家の前で停車した。

どこにでもありそうな一軒家は、どこか怪しげな雰囲気を出しており、街の人間は用が無い限り、この一軒家周辺には立ち寄らない。

立て札の下には【西行探偵事務所】と書いた札も掛けてある。

配達員は玄関のイヤホンを押す。

「すいません、宅配です。」

近隣住民の事を配慮した静かな声で言った。

しばらくするとドアが開く。

顔を出したのは、歳30ぐらいの女の人だった。

「すいません、中まで運んで貰えますか?」

彼女は落ち着いた声で配達員に言う。


2人の配達員は重そうな細長い2つの木箱を玄関に運び終えると、礼をしてトラックに乗り、またエンジンをかけて走り出した。



女の人は、さらに木箱を家の地下室に運んだ。そして手術台のような台の上に乗せ、木箱を開ける。開けると、【中の物】はさらにチャックの付いた布に包まれていた。

チャックを開ける。開けた瞬間、もわっと軽く冷気が噴き出した。

「確かに受け取った………。」

女の人は呟いた。

その2つの木箱の中に入っていた物は、冷たく目を閉じる、少年と少女だった。

筆者です。

登場人物紹介は・・・まだ早いですよね・・・?

誤字・脱字がありましたら教えてください。よろしくお願いします!

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