謎の空間へ……
エブリスタからの転送になります。
エブリスタの基準で約200ページまでは、現在の文体も完成しておらず酷い文章と表現、誤字脱字を変態のように晒しておりますが、何卒よろしくお願い致します。具体的に言うと、現在は地の文を三人称一元視点のような感じで書いているのですが、初期は一人称やら三人称やら色々とおかしいことになっています。嘲笑モノです。
ホント……こう薄っすらと目を開けてサラサラーっとお茶漬けでも掻き込むような感じで見ていただけると幸いです。
初めての投稿になります。
誤字・脱字などがあったり、文章がひどい場合が多々ありますのでご了承ください。
・・・・・
ここは日本。
科学が発達して、とても平和な国だ。
このお話は、そんな平和な国に住む、
ある男子高校生のお話です。
・・・・・
午後6時、帰路に着くある男子高校生がいた。
「あ~今日も一日、やっと終わったぜ~」
学校を終えた俺は、家に向かってやたらに長く感じる道を歩いていた。
「そんなこと言うなよ拓也、毎日行かなくちゃ行けないんだからさ。」
「しょうがないだろ~つかれるんだし。」
そんなことを言ってる俺こと、『鬼灯拓也』は、自動販売機で買った飲み物をちびちびと飲みながらひたすら歩く、
「そういうお前は疲れんのか!樹。」
「全然、だって勉強楽しいじゃん。」
「そうっすか…。」
となりにいる俺の親友『木村樹』成績優秀でイケメンだ。俺の友達なのにこんなにハイスペックなのはずるいと思う。
俺?フツメンですがなにか?
断じてブサメンではない。はず…。
でも名前はかっこいいねっていわれるお。やったね!
はいそこ~中二って言わない!
「帰ったらなにするの?」
樹がそんなわかりきった事を聞いてくる。
そして俺は、いつもの様にこう答える。
「ん?アニメ鑑賞に決まってんじゃん。」
そう、ちょっぴりオタクなんです、ワタクシ。
「よくあきないね、もっと時間を有効につかったらどうなんだい?」
樹が苦笑いでそんなことを言ってくる。
「ふざけんな!!アニメはなぁ、作家の血と汗の結晶であt…」
「ハイハイ、ほらお家に着いたよ。大好きなアニメでも見てきな。」
めんどくさくなると悟った樹は会話を終わらせると、手を振って行ってしまった。
「っち、また今度説教してやらんと、さぁ今はそんなことより、アニメっと。おっ、今日2話連続放送じゃん。」
自分の趣味へ思考を切り替えるのであった。
・・・・・
「さて、アニメ鑑賞もすんだし、風呂入って寝ようかな。」
入浴中…。
「ふ~さっぱりした~。」
やっぱりお風呂だよね日本人だし。
それより外国人ってお湯につかる文化が無いらしいね、可愛そうに人生の5割は存してるね!絶対。
「もうすることもないし…。よし、寝よう」
いつもはパソコンやゲームなどで時間をつぶして、十二時近くまで起きているんだが……、たまには早く寝るのもいいよね!
そうして、十時という前代未聞の早さで眠りにつく……。
徐々に意識が覚醒してくる。
目を開けると、眩しいほどの光がまぶたから差し込んでくる
「なんだもう朝か?」
全然眠った感覚が無いぞ?おかしいな…?
だんだん目が慣れてきて周りの景色がわかってきた。
まずは馬鹿でかい神殿?神殿でいいのか?まぁいいや。神殿が目に飛び込んできた。
よく周りを見渡すと、噴水やら石像やらでまるでギリシャ神話の舞台に迷い込んだような感覚だ。
「なんじゃこりゃ?俺寝てたよな?。」
そこで俺の非常に優秀な脳がある結論を導き出す。
「そっか夢か、よし寝よう。」
こんな夢見たこと無かったから一瞬焦ったぜ!いつも見るのはアニメキャラとニャンニャンする夢かエロい夢だしね…、
早寝なんて似合わないことするからこんなことになるんだよまったく。
そんなことを考えながら横になる。
やっと意識がうつらうつらしだして、もう少しで眠れそうなときだった。
「コラッ寝るな!起きろ無礼者!」
そう声をかけられ、しぶしぶ目を開けるとそこには、白髪白ひげのじーさんと金髪超イケメンの青年が立っていた。
「えっ、じーさん誰?」
「じーさん!!だとぉ無礼者が!この方はなぁ…。」
「よいよいセラフィム、この者も悪気があったわけではない。」
へーこいつセラフィムって言うんだ。
てか何だこの夢、リアルすぎて怖いんだが。
「すまんのぉ鬼灯拓也君。いきなり呼んでしまって」
本当だよ…、夢を見ると翌朝快眠!!ってならないんだよまったく。
え、ていうか何で俺の名前知ってるんだ?夢だから?いや、それよりこのじーさん今なんていった?呼んだ?つまりこれは夢じゃないってことか?とにかく確かめないと!
「ごめんじーさん、まったく状況が掴めないんですけど。これってゆめじゃないの?」
「貴様っまた!」
「セラフィム、少し下がっておれ。」
「ですが!!」
「下がっておれ。」
「はい…。」
そう白髪のじーさんに言われ、金髪の青年は何処かへ行ってしまった。
めっちゃ(´・ω・`)しょぼーんってしてた。ハハッざまぁ!
「すまんのぉ、だがあやつも悪いやつじゃないんじゃ、許してやってくれ。」
「はぁ…。」
「何から話そうかのぉ」
じーさんがそう言った、でもまず確かめないといけない事がある。
「すいません。これって夢じゃないんですか?」
「そうじゃ、これは夢ではない。証拠に、ホレ」
「ヘブライッ!!」
じーさんは持っていたでかい杖で俺の顔をぶん殴るという、非常に古典的な方法でこれが夢ではないことを証明した。それが証明になるのかわからんが…
「痛いじゃろう?」
確かにめちゃくちゃ痛い。てか口から鼻から血が出てるっていう、痛すぎて笑えない
「それで?これが夢じゃないとして何のために俺はここに呼ばれたんですか?」
「それなんじゃが…、じつはのぉ。」
話を簡単にまとめると…。
もうすぐ異世界で神に匹敵する力を持つ人間が力を開花させるらしい
自分達と同等の力を持つ人間の存在を恐れたその一部の神たちは、その人間を殺してしまおうと考えているらしい
んで、このじーさんは忙しいから代わりに俺が行って来いその人間を守れって事らしい
以上!
もう俺パニック。頭の中がこんがらがっててヤヴァイ、ヤバイじゃなくてヤヴァイ。
「ちょっと待って、そんなことを俺が?」
「そうじゃ」
「俺、死んじゃうじゃん!」
ていうか自分より強い奴守れってどういうこと?逆に俺が守られる立場っていう
「まぁ今のまま行けばまず間違いなく死ぬじゃろうな」
ですよねー。あ、いいこと考えた
「そうだ!セラフィムにやらせよう」
「無理じゃな…。」
なん…だと。
「なんで!?俺なんかよりあいつの方が絶対強いですよ!」
だってあいつ強そうだしイケメンだしイケメンだし…。
「なぜなら相手は神だからじゃ、いくら熾天使であるセラフィムであっても神相手では歯がたたんじゃろうて…。」
してんし?何じゃそりゃ?てかそんな強い奴でも歯が立たないんなら俺なんか無力にも程があるだろ…。
「セラフィム?でも歯が立たないんなら俺なんかそれに俺人間だし…。」
そもそもなんで人間の俺にそんなこと頼むのかね?
「人間だからじゃ、神や天使は元々力を持って生まれてくるが成長はせん。じゃが人間は努力次第で神を超える力を手に入れることも可能なのじゃ」
なるほど、だから人間の俺を…って納得できるかーい。
「そんなこと出来ませんよ!俺の寿命なんてあと精々70年位です。その中で神を超えられる力なんて無理に決まってるじゃないですか!それになんで俺なんですか!?他にも人間はいるでしょう!?」
考えてみればおかしい。なぜ俺なんだ?もっと優れた奴が絶対にいる筈だ。
「寿命に関しては問題ない。わしが何とかする。そしてなぜおぬしを選んだかというとじゃな…」
なんだ?まさか俺に隠された力があるとか!?
「勘じゃ」
俺もう(; ゜ ロ゜)←こんな感じ、もう盛大にポカーンとしちゃった。
「勘?ふざけないでください。そんなことで命の危機に晒されたくありません」
男らしくないって思った?でも同じ立場に立ったら誰でもこうするって!
「確かに勘じゃが大勢の人間を見てきた中でお主に惹かれたのじゃ、この話はお主にとってまったく関係の無いことじゃ、じゃがどうか頼む。神が人を殺すなどあってはならないことじゃ、神が世界の秩序を乱してしまう前にどうか…どうか力を貸してはくれないか?」
そういってじーさんは、初対面にもかかわらず俺に深々と頭を下げてきた。
よく考えろ、俺。元の世界に戻ったとして俺は何をするだろうか?
朝ごはん食べて、学校行って、昼ごはん食べて、帰って、アニメ見てゲームしてパソコンして、寝る
じゃあ異世界へ言った場合は?
俺最強化、俺が行かなければ人が死ぬ、未知の体験、だが行けば俺が死ぬかもしれない。
でも、つまらない毎日(アニメ等は別)を送って人を見殺しにしていいのか?
考える必要も無かったな…
「じーさん、俺行くよ」
俺のその言葉を聞くと、目をキラキラ輝かせて俺の手を握ってきた。
うん、ちょっとキモイ
「本当にか!?本当にいいのか!」
「あぁ、元の世界にいても無駄に時間を使うだけだろうし。人の命って重いしね…。」
余談だが、俺は5歳のときに事故で両親を亡くしている。もうあまり引きずってないけどね!それからは親せきに厄介になっていたんだが、高校デビューを期に一人暮らしをはじめることになったんだ。
「それで?俺が行くその異世界いってどんなところなの?」
そう聞くと、じーさんは丁寧に説明してくれた
またまた簡単にまとめる。
向こうは、中世ヨーロッパのような感じだそうだ
貴族や王様もいるって言ってた。
んで、俺がいた世界と一番違う所は、魔法が存在していることだ。科学とかはあまり発達していないらしい。
魔法の属性は自然属性の火・水・雷・土・風があり大体の人がこの中から2つの属性をもっているそうだ
上位属性の光・闇・音がありこれを持っている人は少ないらしい。
希少属性の空間・破壊などがありまだ増えるかも?とのことだ。
ここまで聞いてもうなんかワクワクしてきた!魔法とか早く練習したい!めっちゃ撃ってみたい!
一番びっくりしたのが、あのじーさん最高神なんだって。
最初のセラフィムの動揺ッぷりを見ればなっとくですわ
そしてじーさんが忙しい理由は、内通者を探すためだった。
今までいろいろ手を打とうとはしたが。なぜか手の内がばれてしまっていて何もできなかったと。内通者がいるため神も天使も動けないらしい。人間の俺を呼んだ理由の一つもそれだという。ちなみに俺の存在も極秘扱いらしく、知っているのはじーさんとセラフィムなどのじーさん直属の天使だけだという。
そして俺はこれから、神に対抗するための力をつけなくてはならい。
どれぐらいかかるか聞いたら、ニコッと笑って頑張り次第っていわれた
それを聞いてかなり逃げたくなったが…
いや、実際逃げたがつかまった。天使って力強いのな、女の天使に取り押さえられる俺って…。
でもメッチャ興奮した//俺ってMなのかな?
そんなこんなで、頑張って鍛えなくちゃならないらしい
いったいどれくらいの間修行させられるんだろうか?
まぁがんばりますかね……。
……それからは、毎日拷問じゃないの!?というレベルでの修行が始まった。
戦闘面での戦い方を教えてくれるのはセラフィムとウリエルだ
セラフィムって熾天使って言ってこの世界では超大物で神に最も近い存在だったんだって。
度々の失礼を許していただきたい、いやマジで。
向こうの世界の知識を俺に叩き込むのはガブリエル。
んで勉強とか嫌いだから「百聞は一見に如かずって言葉知ってる?向こうで何とかするから俺、勉強なんていいや!」って言ったらセラフィムが後ろに居たみたいで、
「そうかそうか、なら魔法も教えるより実際受けてみたほうがはやいよなぁ」
って言ってぼろ雑巾みたいにされたぜ!
そして毎度、ぼろ雑巾のようになった俺を介抱…もとい介護してくれるのがラファエル。もうね超美人のお姉さんで超やさしいの!ご飯やぼろ雑巾の代わりの服とかも用意してくれて感謝感激ですよ。
でもおこらせるとこわいお、
余談だが最初逃げようとした俺を取り押さえたのもラファエルだ、
そんな生活が始まりだして、大体1000年位かな?
じーさんに、「俺ってどれくらい強くなったの?」
って聞いたら向こうの世界の最強を軽くあしらえる位って言われた。
それを聞いて調子に乗ったおれは、セラフィムに
「オラ、かかって来んかい!このザコスケガァ!」って挑発したら瞬殺されますた。
あいつドンだけ強いんだよまったく…。
そして俺の周りみんな超大物っていう、有名な天使とかが俺のために、いや神のためだけどさ…。自分の技術を惜しげもなく教えてくれるんだもの、いい奴ばっかりでほんとによかったなー
セラフィムは例外で。あいつもいい奴だが修行がつらいのなんのって
もうラファエルたんの癒しが無かったら暴動起こしてたところだぜ、まったく。
そんな愉快で辛い生活が始まって物凄い月日が流れていった。