初ダンジョン
そこには大きい洞窟のようなものがあった。
これがダンジョン。
マジか思っていたのと違う。
とても暗い洞窟みたいだ。
「なあ、初めから上級ダンジョンでいいのかよ。」
「安心しろ隼斗お前以外ががんばるから。」
「片道切符で黄泉の国に行かせたろうか?」
「おいおい、オブラートに包んでもこえーよ普通に怖い。」
「は、隼斗にこんなことを言われるとわ。ショック。」
「まだ普通に死ね変態の方がいいかも。」
「まあ隼斗の職業は戦闘向きじゃないもんな。」
「恨むならあの糞神を恨め。いくるは、隼斗をいじめるな。」
「はーい。」
「神死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね………」
「隼斗って顔の割には怖いな。」
「何バリバリ戦闘向きだろ。」
マジか、マジで言っているの?若葉
明らかに補助役だろ。
「でもどうやって?」
「ふふふ、魔王なのに頭が冴えてないな。」
「隼斗には空間移動と言う私が欲しかった魔法があるでわないか。」
中二病は異世界では天才かもしれない。
「その魔法を使えばどんなところでも行く事ができる。」
「つまり相手の後ろにでもまわれるだろ。」
「でも正直言って戦闘では勝てないモンスターなんているか?」
「確かにこのメンバーなら勝てないモンスターはいない。」
そしてこの時皆きずいてしまった。
あれ隼斗要らなくね。
隼斗もきずあたみたいだ。
隼斗の方を見るとこっちを向いて泣いていた。
いやいやいや俺悪くないよ赤の他人とまではいかないけど関係無いだろ。
え、何悪いの?俺悪いの?魔王だから?てか、めっちゃ見てる。
目が真っ赤だから、何で激おこわプンプン五郎丸状態。
とりあえずデカイ康生の後ろに行こう。
ぶつぶつぶつぶつ………
いやー呪いかけようとしてるよ。てか、かけてるよ。
何か、何か隼斗の仕事は無いか考えれば、てか、考えないと殺される。
ハッ偵察役は?いや罠を仕掛ける役?
「は、隼斗罠and偵察役という新しいお前だけの仕事だ。」
「俺だけの仕事?」
うんこれで納得で終了。
ぶつぶつぶつぶつ……
俺だけの仕事?ふざけんなお前も出来るだろうが!!
「最悪だ見落としていたな。」
たしかに魔王である俺は全てのスキルもっていた。
「いや俺は使えるけどMP に限界があるからな、そう魔法に頼りきっちゃうと、ヤバいから隼斗だけなんだよ。」
「わ、分かったよ。」
ふー。助かった。
じゃあ、入るか。
中はじめじめしていて薄暗い。
ドスンドスン
足跡が近ずいている。
「おい、なんか来るぞ。」
二本足の金棒を担いだ3m級の牛が表れた。
「亜古あいつ分かるか?」
「待ってて調べる。」
「分かった。あいつはケンタウルスっていうA級のモンスター。」
モンスターには、D~S級まである。
相手はその中でのA級中々強いと思う。
戦闘開始だ。
まず、亜古と若葉と隼斗は後衛。
康生といくるとけんぞうは前衛。
俺は、前前衛で魔法で盾役。
とても良い配置だ。
まず俺が結界で相手の金棒を受け止め、その隙に康生が「1000枚割」を腹にぶちこみけんぞうといくるがケンタウルスの腕を切り落とし。
そして若葉は「ファイアーブレス」亜古は心臓を撃ち抜く。
中々早く倒せれた。
「これなら余裕だな。」
「ダンジョンには最下層にボスがいるらしい。」
「マジか亜古。」
「うん。亜古はウソつかない。」
「あと何階層ある?」
まあ、ボスも余裕だろ。と思いながら聞いた。
「上級ダンジョンは、50階層ある。」
トホホめっちゃある。
「一週間しかレベル上げできないから今日中にボスまで行こう。」
なんてハードスケジュールだ、亜古。
分かったじゃあさっさと片付けるか。
上級ダンジョンは、ケンタウルスやダークウルフ、デッドナイト
などいろいろなモンスターがいた。
「魔王よ私のレベルが100なのだが。」
「若葉、魔王はやめろ紅葉でいい。」
正直言って嬉しいのだが恥ずかしい。
そう言えば俺のレベル見てなかったな。
「え、」
「レベル120」
ハ?
レベルって100までじゃあないのこっちも限界突破?
じゃあ勇者弱くね。
まさか
「皆レベル見てくれ。」
「俺100」
「「僕も」」
「「俺も」
「私も」
でたー魔王だけだ。チート過ぎる。
そのうちレベルが四桁行って化け物になるだろ。
そんなこと思いながらボスの階層に着いた。