男子高校生が特に理由も無いけど猫を飼ってみた。
ある夜、酒に酔った勢いで父親が死にかけの仔猫を拾ってきた。
なんでわざわざ拾ってきたのかは知らないけど、とりあえず自分の家で看病してみることにした。
母親が動物の飼育について詳しかったからほぼ母親に任せてた。
一週間ぐらいすると、死にかけだったのが嘘みたいに回復し猫が家の中を走りまわってた。
まぁ、可愛いからいいや。
それで、飼うことにした。
その二週間後……。
なんか、増えてる。うん。
2匹増えてる。
母親いわく、家の周りにいて
「うちの子になるなら家においで」
と言って玄関を開けたところ、入ってきたらしい。
母親の異名は『アニマルテイマー』にしよう。(笑)
あ、ごめんなさい。冗談です。冗談だから
俺の財布を田んぼに落とそうとしないでください!お母様ぁ!
財布はなんとかなったが、新しく入ってきた猫がこれまた可愛い。
一匹は細身で細かに動く『うなぎ』のような猫だった。
もう一匹はすごくもふもふでモフモフでおとなしい猫だった。
まぁ、それからも猫は……増えてった。
まず、一匹目の猫が何処でなったが知らないが妊娠してて
産んださ、3匹。
その次にまた、産んださ、4匹。
その次に例の『うなぎ』がうんださ、3匹。
おかげさまで我が家は猫屋敷。猫カフェに行く必要が無いぜ。
一応猫には名前をつけたんだけど
それはまた、次の機会にでも。