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1話   ワガ弟ヨ

新キャラ紹介

荒川騎士(あらかわ ないと)・・・主人公。14歳。

荒川魔使(あらかわ めいじ)・・・騎士の弟、という設定になっているアンドロイド試作1号機。12歳。(魔使、は紛らわしいので本文ではメイジと書きます)

俺の名前は荒川騎士。「騎士」は「ナイト」と読む。最近よくある《キラキラネーム》というやつだ。

俺のマイルームは、とある県のとある場所に建つ、とある研究所《荒川研究室》の2階だ。1階では父さんと母さんがアンドロイドを作る研究をしている。なぜかというと、2人とも《ボー〇ロイド》が大好きだからだ。ちなみに父さんはG〇MI、母さんは鏡〇リンが好きらしい。まあ、俺も初〇ミクが好きだから例外ではないが。


朝、俺は瞼を開けて起き上がる。次に、ベッドの上に散乱する配線やらリモコンやらスイッチやらをどける。これらは母さん曰く、1階に収まらなくて仕方なく俺の部屋に追いやられている物たちらしい。俺の寝相が悪いのが原因なのか、首や腕なんかにも配線が絡まってしまっている。急に飛び起きたりしたら、首がしまってしまうかもしれない。生まれてこのかた14年、約30回死にかけたという事実もあるわけだし。

ふと、俺の耳に楽しそうな笑い声が届いた。カーテンを開けて窓の外を見ると、制服を着た中学生たちが自転車に乗って坂を駆け下りてくるのが見えた。

「・・・いいなぁ・・・」

俺はポツリとつぶやいた。父さんも母さんも、なぜか俺を学校に行かせてくれない。というか、外にも出してくれない。『外は危険!』とか言うけど、絶対嘘だ!だって、あんなに楽しそうに笑っているじゃないか。あいつらは全員不幸な奴らなのか!?

「くそっ!」

むしゃくしゃしてコンクリート固めの壁をガツンっと蹴り飛ばす。すると、足首がバキッ!体がバターン!

・・・気が付けば俺は部屋の天井を見上げていた。耳元でファンファン警報が鳴っている。なんとなーく右足に違和感を感じるが、いったい何が?

「な、騎士!」

ものすごい勢いで母さんが1階から駆け上がってきた。俺の部屋は何か異常事態が起こると警報が鳴る仕組みになっていて、それに気が付いたようだ。

「かーさん・・・右足、どうなってる?」

「足首が90度折れ曲がってるわよ・・・ってキャアアアアアアっ!あ、あなたああああっ!」

母さんは顔を真っ青にして1階に駆け下りていった。なるほど、足首が90度・・・って重症じゃないか!

「め、メイジ!メイジ!」

あわてて俺は弟を呼んだ。

「ないと、僕の事呼んだ?」

隣の部屋からひょっこり現れたのは、荒川メイジ。俺の弟・・・いや、正確には違う。

メイジ。こいつはアンドロイド試作1号機だ。メイジの脳内プログラムでは、俺は兄貴ということになっている。だから必然的に、俺の弟ということになるのだ。

「お前さ、知識豊富だろ?」

「そうだね。」

「悔しいけど俺より!」

「確かに。」

「俺の足首、なんとかしてくれよ!病院とか行きたくねーからな!」

自慢じゃないが、俺は病院に行ったことがない。骨折しようが、耳に節分豆が詰まろうが、自然に治るかとれるのを待って過ごしてきたのだ。それに、医療ドラマからの影響で、病院=グロテスク、な印象しかなくて怖いというのも1つの理由である。病院に行くくらいなら弟に任せたほうが安心だ。

しかし、メイジは

「別にいいけど・・・」

と、言うと俺の右足をつかんで、バキバキバキバキっとグロテスクな音を響かせながら位置を戻した。

「ッッいぎゃあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・!!!!!!!!!」

知識豊富で、優秀で、アンドロイドで、我が弟よ・・・俺には痛覚があることを忘れないでくれ。

が、頑張って書きますので!下手ですいません!

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