解説 大日本帝国
大日本帝国は第二次世界大戦の勝利により、その版図を大規模に拡大させた。それはアメリカ合衆国・オーストラリア・ニュージーランド・大英帝国亡命政府とのハワイ講和条約と、中華民国・ロシア連邦との個別交渉によるものだった。その結果としてアメリカ合衆国からはハワイ諸島・ウェーク島・ミッドウェー島・グアム島・アリューシャン列島・ジョンストン島・サモア・パルミラ環礁・キングマンリーフ・ジャーヴィス島・ベーカー島・ハウランド島、ニュージーランドからはクック諸島・トケラウ諸島、オーストラリアからはラバウル、大英帝国亡命政府からはイギリス領マラヤ・大英帝国領北ボルネオ・保護国サラワク王国・ピトケアン諸島・ディエゴガルシア島・香港、中華民国からは上海・海南島、ロシア連邦からは北樺太・ウラジオストクをそれぞれ割譲させた。
そしてヨーロッパ諸国が神聖ゲルマン連邦帝国に占領されている為に大日本帝国は独断で、オランダ領東インドの南ボルネオ・フランス領ウォリスフツナ諸島・フランス領ポリネシアを割譲した。そして国際連盟が消滅した事から国際連盟委任統治領だった旧ドイツ領南洋群島を、正式に大日本帝国領としたのである。
こうして大日本帝国は太平洋を事実上全てを傘下にする、『太平洋帝国』と呼べる規模に拡大したのだ。そして1945年10月1日の大日本帝国憲法改正に合わせた『朝鮮半島及び台湾・樺太・南洋諸島本土昇格に関する法律』と、『第二次世界大戦戦勝による割譲地域の本土昇格に関する法律』、『衆議院議員選挙法が改正』が成立し、戦前からの領土も含め全てが大日本帝国本土同じになり選挙権等が同等とされた。
こうして第二次世界大戦前の大日本帝国の領土面積である約67万4000km²(日本列島、朝鮮半島、台湾、南樺太、南洋群島等)とから、割譲地および独断割譲地の総面積は約52万km²を合わせ、大日本帝国総領土面積は約119万4000 km²に大幅に拡大した。
中華民国とロシア連邦から一部領土を割譲させたが、大日本帝国は『海洋帝国』として更に確固たる地位を築き、世界最大の海軍国家として君臨する事になった。それが可能な世界最大のGDPという裏付けもあり、大亜細亜連合盟主として神聖ゲルマン連邦帝国に対抗していたのだ。




