1. 【桑名七番勝負】転生チート持ちばかりの異世界で私だけチートがありません
あれはたしか、2019年の事。
当時私は、とあるゲームを始めたばかりでした。
『桑名七盤勝負』
バックギャモン、将棋、囲碁、チェス、オセロ、どうぶつしょうぎ、連珠の7つを同時にやる競技です。
このころ私は将棋とチェスの経験は多少あったものの、他は全くの初心者。
特にバックギャモンに至っては、『逆走』して怒られるレベル。
この競技を知らない人の為に例えておくと、野球で言えば打ったら一塁じゃなくて三塁に走っちゃうレベル。
そんな私でしたが、いわゆる『初心者への褒め殺し』で有頂天になっておりました。
「はじめてなのに強いよ」とか「スジがいいよ」とかその手のやつですね。
まあ、大人ですからそれがお世辞というのはわかってはいたわけですが、それでも褒められれば悪い気はしないわけで。
「何このゲーム楽しい」
とか思ってたわけです。
で、ちょっとたってから、言われました。
「定員4人の大会やるけど一人欠員が出たから代わりに出場してくれない??」
さすがに大会はまだ早いんじゃ、なんて思ったものの。
なんせ競技人口はそんなに多くないんで大会に出られるチャンスなんてめったになさそう。
そう考えた私は、4人目として出場することを決めたわけです。
何か、今にすれば、騙されてたんじゃないかと思ったりしないわけでもない・・・
何故なら・・・
そして、当日。
私以外の参加者は。
Kさん⇒元世界チャンピオン(その後も世界チャンピオンになる)
Aさん⇒元世界チャンピオン(初代だったかも)
Tさん⇒世界チャンピオンじゃないけど上の2人を押さえてこの大会で優勝する。
なにこれ!聞いてないよ!?
初心者が混ざっていいメンバーか!?
そこで、このタイトルです。
「転生チート持ちばかりの異世界で私だけチートがありません!」
私はここで、リアル世界にいながらにしてこれを体験することに。
いや、ワンチャン
(先出しのチートは負けフラグ!ここから私の超絶チートが発動して『俺TUEEEEE!!!』)
なんていう妄想を、全くしなかったと言えば嘘になります。
が、当然のことながらラノベの主人公のようなチートが覚醒するなんてことはなく、容赦なくケチョンケチョンのボコボコのギッタンギッタンにされたわけです。
で、その時の感想。
「何このゲーム楽しい」
そんなわけで、私は今でもこのゲームを続けています。
ちなみに、この『桑名七番勝負』のプレイヤーになるともれなく、カッコイイ『二つ名』がもらえます。
私の場合『七盤のチャリオット』。
チャリオットというのは古代の戦車の事で、タロットカードとかに出てくるのもイメージ良し。
自分で名乗ると完全に中二病だけど、公式に『二つ名』もらえるのなんかいいよね。




