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第9話-反撃

 扉が開かない。

 私と陵が二人で蹴りつけても、全く微動だにしなかった。


『特定の人物が扉に触れた時に開くみたいですね』


 なるほど。


 開けるのは難しいし勢い付けて蹴りつけても壊れない……と、厄介だね。


『扉を壊せば、行けます』


 いやだから、それは開けたとは言わない。


 ってか、今思いっ切り飛び蹴りして、この扉は微動だにしなかったからね??


 特定の人物……ね。ご指名を貰っているレイアが触れたら、あっさり扉は開くのかな。


「レイアさん、扉に触って貰っても良い?」

「……はい」


 不思議そうな顔をしながら、閉じている扉をポンっと触れる。

 すると、ぎぃ……という音と共に、観音扉はあっさりと口を開けた。


「え……?」

「さあ? そういう仕組みだって事はわかったけど、何でかは知らないよ」


 レイアがいつも連れてるブライドって護衛は、知ってたかもしれないけどね。


 私達は屋敷の中に足を踏み入れた。


 陵を先頭に、私と分身の一人が続く。その後をもう一人の分身が、レイアを庇いながら歩く。

 フード男-マリオが人形を三体だして周辺をうろうろさせている。そして、殿はブライドだ。

 一番臨機応変に動けそうだから、ブライドの配置は妥当かな。フード男は浮いた駒で特に役割はない。


 あ、エルフは馬車に置きっぱなし。使えないでしょあれ。


「取り敢えず、一階を歩くか」


 陵の言葉を皮切りに、ゆっくりと冷静に足を進める。


『敵性____


 ザンっ!


 反応がありました』


 陵の反応が早過ぎて、指輪が教えてくれる情報が少し可笑しくなるのがなんか面白い。


 因みに急に動いたのは、金属製の鎧。ほら、よく飾られてるフルメタルアーマーのやつだ。陵はそれが動いた瞬間に叩き切った。


『陵様に勝てません』


 あれに勝てたら可笑しいから。


 戦闘において、陵は異次元の能力を見せる。

 むしろ、アマたんの道具でも越えられない事にちょっと安堵してるくらい。


『( `・ω・) ウーム……』


 悩むだけ無駄だと思うけどね…………


「一階はあれしかないのか?」

「本丸は二階なんじゃない? 新しい方と一緒なんでしょ」


 一階を歩き回ったけど、トラップらしいトラップは動き出す鎧だけだった。


「まあ、あんまりトラップを仕掛けたい訳じゃないんだろうな」


 レイアのお兄さん、お世辞にも性格が良いとは言えないし、頭も悪そうだから、そこまで知恵が働かなかったんじゃない? 

 いや、知らんけど。


 ゆっくりと二階に続く階段に足をかける。ぎし……ぎし……と、少し古臭い音を立てるのが不気味だった。

 金属を使わないで味のある木材を使ってる……っていうオシャレかな? そこら辺は滅茶苦茶に疎いからわかんないけどさ。


『敵性____


 ざんっ!


 ざんっ!


 反応がありました』


 二体の石像が急に動き出した。


 ってか、あの姿ガーゴイルって奴かな?日本では見なかったからちょっと面白いね。


 陵の処理が速すぎて、私の仕事もない。彼に勝てないのは指輪だけじゃない。


「さっきの屋敷と、構造はほぼ一緒なんだな」

「そうですね。多少内装が違うくらい……でしょうか」


 レイアに確認を取って、領主の部屋が奥の大きな観音扉の向こうであることを確認する。


「魔族ってどんななのかな? ……気になるね」

「わかる。それを確認する為に来たまである」


 陵と話してると、元々無かった緊張感が更になくなる。


「余裕そうですね」

「魔族を知らないからなあ……まあ、多分勝てるけど」


 陵の絶対的自信が少し面白い。まあとか、多分とか、心にも無い事を言うんだなあって思った。


 陵は自信があっても油断はしないからね。そこが他とは違うよね。

 重ねた鍛錬に裏打ちされた実力から、自らを信じて突き進む。

 ずっと昔から見てたから、見てたからこそ、私も負けると思えなかった。


 ……あれ、これフラグかな?


『扉の向こうに強力な生命体が二つ存在しています』


 二つ……か、片方は陵で片方は私かな。

 私も本気でやらなきゃダメかな。ダメだよね。負けないようにしなきゃね。


 フラグはぶっ壊すものっ!


 左手に光線銃を、右手に自動式拳銃を持つ。


 右手の銃はグロックって言われる有名な銃なんだけど……まあ、そんなにオタクやってるの私くらいだよね。

 陵は銃にあんまし興味無いし、ちょっと悲しかったりする。


「行きましょう」


 後ろに付いて来ているブライドとマリオ、それからレイアの姿をもう一度確認して扉に手をかける。玄関口とは違い、私達でも開けることが出来た。


 **


「よく来たな。下民の子よ」


 扉を開けると、その先から声が聞こえてきた。


 観音扉を開けたその先に玉座の様な椅子があり、そこに一人、偉そうに頬杖をついて座っている。


 人とは違う肌の色……暗色の灰色をしていて、それは明らかに人ではない事を象徴していた。


「あれが?」

「兄……なのでしょうか? 顔は似ている気がしますが……」


 レイアに確認しても角が生えて暗い灰色を肌に纏った魔族が、本当に兄なのか判断がつかないらしい。


 あと、この魔族はめちゃくちゃ弱そう。俺には全く強そうに見えない。


「レイアよ、無駄な抵抗は辞めて、命を置いてゆけ。さすれば、父上だけは助けてやらんことも無い」


 人質の交換条件ってやつだろうか。その魔族の言葉は脅しにもならなさそうだけど。


「……父はどこに?」


 奇妙な生物を前にレイアは恐る恐る訊ねた。少女の内心を垣間見た俺からしたら、それは名演技にすら見える。


「お前の命を頂いたら、教えてやるよっ!!」


 その言葉を皮切りに魔族は立ち上がり、複数の土塊を周囲に出現させると、俺達に叩き付けてきた。


「私がやるよ」


 美玲と分身の二人が一斉掃射する。

 六つの銃砲から放たれた数々の弾丸と光線は、土塊を全て撃ち落とした。かなり量はあったけど、美玲はかなり余裕そうだ。


「なん……だと?」

「ボケっとしてる暇はないぞ」


 反撃代わりにスルッと魔族の一歩手前まで踏み込んで、剣を振った。

 あっさりと魔族の腕が吹っ飛んだ。……魔族ってこんなものなのか?


 この部屋にはもう一人何かが居るし、そいつが出てきてからが本番だって事はわかるけど……まあいいや、取り敢えずは目の前の雑魚を殺す。


「ぐうっ……痛いっうう」


 俺から距離を取った魔族は苦悶の表情を浮かべていた。だが、案外冷静なのか、距離を取ると同時に、氷柱っぽいのを沢山出現させて、こっちにぶつけてきた。


 直撃すれば刺さるのは間違いないが、線が細い分、さっきの土塊よりも躱しやすい。


 氷柱を躱しながら、再度距離を詰めていく。面倒いから、今回の攻撃で終わらせる。


 右手で剣を振り、相手の左肩を切り飛ばす。と同時に左手の剣で横一閃。腹から蔵物が溢れる。


 魔族も人間と変わらないのか。


 魔族が何やら喚いているが、このまま殺す。魔族との距離は身体一つ分しかない。二本の剣を手放して、腰の短刀に手を伸ばした。


 文字通り、魔族を捌いた。


 **


 陵があっさりと倒した。


 ブライドが嫌そうな顔をしてたから、どんだけ魔族が強いのかって身構えてたら、そうでもなかった。


 バラバラに切り裂かれた魔族の破片を見ると、まあまあ、気持ち悪いなって思う。


 確かに一人で撃てる魔法の数は、さっきの土塊の数や氷柱の数を見ると、多いようにも思える。

 けど、私達は普通の人がどれくらい撃てるのか知らないなら、残念ながら魔族の凄さや強さはわからない。


『敵性反応が残っています』


 それはわかってる。この部屋に二人居るって言ってたもんね。


 でも、何処にいるんだろ……


 透明人間とか……?


『敵意の位置から、場所をマーキングして視界に写します』


 すると、私達から5mも満たない場所に、マークが置かれた。


 コンビニとかに置いてあったカラーボールが欲しいな。


『カラーボール、用意しました。袖に手を入れてください』


 着物の袖、少し余裕のある場所に手を突っ込むと、丸い物が手に収まった。


 それは赤色の球体___カラーボールだ。


 手に掴んだ瞬間、マークに向かって投げる。


 ビシャっと空中にカラーボールが付着した。なるほど、透明になって近付いて来てたんだね。

 赤色が付着した透明人間は、私が銃を構えると同時に後ろに下がった。


「何故……わかった?」


 透明人間が喋った。超ハスキーボイスで、ミーハーな女の子ならキュンキュンしてるかも。


「さあ、なんででしょーねー」


 発砲する。それらを難なく躱して、お返しとばかりに多量の土塊をぶつけてくる。その透明人間は陵が捌いた魔族より、圧倒的に強い気がした。


 土塊を全て撃ち落とすと砂煙が舞い、視界が奪われた。こんな近くで撃ち落としちゃうと……そりゃそうだ。


 分身にナイフを持たせて、レイアの周辺に張り付かせる。この状態だと、周囲が見えなくて発砲するのは危険過ぎる。私もナイフに持ち替える。


『0時の方向です』


 その瞬間、何やら尻尾のような物が振り下ろされた。ナイフでしっかりと止めたけど……衝撃で手が痛い。

 元々透明人間なのに加え、砂煙と重なるとか勘弁して欲しい。


『風魔法』


 指輪が魔法を使って、一気に砂埃を押し流す。視界が回復した……と同時に、辺りを見回すも、敵の姿はない。


『上です』


 その言葉を聞いて、上を見ないで身体を退かす。

 私の身体が立っていた場所に、透明人間が飛び降りてきて地面が割れた。


 こいつ……どんだけ重たいんだろ。潰されたら一たまりもない。


「俺を忘れてもらっちゃ困る」


 陵が私と透明人間の間に入って、透明人間に向けて一閃した。


 待ってた、キツかったよ…………


 **


 透明人間……か、厄介この上ないな。

 相手の間合いもわからなければ、相手がどんな形をしているのかもわからない。


「姿を現せ」


 そんな事を言っても意味が無いのはわかってる。


「・・・・・・」


 その返事は攻撃だった。何かが飛んできたから身をかがめると、頭上を空気が割いた。


 ついでに一太刀入れておく。


「ぐぬっ」


 どさっと何かが落ちた。……尻尾? それは爬虫類の尻尾みたいだった。

 間合いがわからないと、どうしたら良いかわかんないな。斬り合い覚悟で突っ込むのもアリはアリだけど、正直それはやりたくない。


 ……なんか、良い方法ない?


『右手に武器をロードします』


 そう言われたので、右の刀を仕舞って、新しい武器を手に取った。それは槍だった。


 なるほど、射程が長ければ、多少見えなくても困らないな。牽制の意味を込めて、構えてから赤いインクのついた透明人間を見つめる。


『呪いの槍、ゲイ・ボルグ。能力解放時、敵の心臓周辺を貫くと、心臓を強引に破壊します』


 なんか、聞いたことあるなそれ。槍に意味があったんじゃなくて、この槍に意味があったのか。


『能力解放します』


 槍先からぶわっと強力な気配が流れ、血でも吸ったかのように紅くなっていく。反撃を許さない一撃を、透明人間に叩き込む必要がある。


 博打は嫌いだ。下手すれば死ぬから。

 だからせめて、突撃する前に敵の概形だけでも知りたいんだけどな…………


『全力で投げてください』


 ……まじか、それで呪いは発動するのか。


『はい』


 言われた通りにしてみよう。


 少しだけ距離を取って、槍を持ち直す。

 地面をしっかりと踏み込み、全力で槍を投擲した。


「ぐあああああっ……」


 投げた槍が刺さった。空中で軽く方向転換をしたかと思えば、そのまま突き刺さった。


 突き刺さって少しして、透明人間に色が宿る。姿は奇妙な物で、トカゲ人間のようだった。いや、透明人間だから……カメレオン人間って言えば良いのか?


 まあ、どっちにせよ、姿が見えればこっちの物だ。

 左の刀を鞘に収めた。


 長剣をくれ、叩き斬ってやる。


『はい』


 右手には俺と同じくらいの背丈の剣が握られる。


 両手で持ち直し、カメレオン人間に突貫する。


 本気で振り下ろした。


 ずばんっ!


 あっさりと真っ二つになった。


 奇妙な特殊能力だったけど、今の俺なら魔族だからって際立って気にしなくても良いかもしれない。


 取り合えず、軽くは観察しておこう。人間と内臓器の類が全て同じだとは限らないし。


 **


 陵が魔族を正面から竹割りした。魔族の見た目は、日曜朝に出てくる怪人みたいだった。

 エルフとは違って人っ感じは全くしなくて、うん、怪物って感じだった。


 先に倒した魔族の方は結構人っぽかったから、結構ガチガチの怪物が出てきて驚いてる。異世界ってちょっと面白いなとか思っちゃったのは許して欲しい。


「で、レイアさん、お兄さんは?」

「先に倒した方ですね。……まあ、それはどうでも良いのですが」


 まあ、だよね。人っぽい方がレイアの愚兄だったのは、そんなに予想に難しくなかった。

 この状況から察するに、愚兄に力を与えたのが怪人っぽい魔族なのかな?


「そう言えば、お父さん居ないね?」

「そう言えばそうですね。実はもう殺されてる……?」


 可愛い顔して、美少女はとても物騒な事を口にする。うーん、たくましいというか、なんというか。


 ブライドが周辺を探しているのが見えるけど、まだ見つけられてない。

 というかこの部屋、大扉の中にあっただけあって結構でかい。隅から隅まで探すのには骨が折れる。


『サーチしますか?』


 どうやって? 敵性反応が出るわけでも無いよね?


『生命反応の探知をします』


 へえ、そんな事も出来るんだ。


 ちらっと、陵を見てみる。


 彼は興味津々に叩き切ったトカゲ怪人を観察してる。他の後処理は私がやろうかな。

 多分、人体とは違う生物の弱点でも探してるんだろうし…………

 今後の為にも、それが無駄になるとも思わないから、先に調べとこう。


 お願い。


『生命反応を半径100m圏内でサーチします。マッピングして視覚化します』


 指輪から平たいボードが出現し、この屋敷の地図が表示される。

 この部屋にポツポツと青い点が見える。レイアと私の分身、それからマリオ、ブライド、最後に陵……かな?


 1,2,3,4,5,6,7……あれ、一人多いね。


 マップから視線を離して、私達以外の点があるべき場所に目を向けた。

 そこにはわかりやすく、四角い箱らしきものがあった。

 いや、そんなにわかりやすくはないかな。壁と色は一緒だし、少なくとも箱を目立たせない様にしてるのはわかる。


「陵」

「ん?」


 倒したトカゲ怪人を観察していた陵を呼んだ。流石に一人であの箱を開けるのは怖いからね。お化けとか嫌いなんだ…………


「あの箱に多分、レイアのお父さんが入ってる」

「箱の中にオジサンとか、嬉しい所が一つもないな」


 私の言葉を聞いて、陵は隠す気も無く苦笑いする。

 言われて思ったけど、このまま気が付きませんでしたにして、殺しといても良いんじゃないかな……とか思っちゃう。

 ……まあ、流石にそんな事はしないんだけどさ。


「レイアは眼福だから、助けてもストレス無いからね」

「そうだな」

「事実だけど、それを肯定されるのは私としては複雑」

「えぇ……言わせたの美玲だろ……」

「冗談冗談。今後とも末永くよろしくお願いします」

「こちらこそ、よろしくお願いします」


 可愛いと人生の相棒は全く別物なのはわかってるからね。ツッコみたくはなったけど、それ以上は思わないかな。


「じゃあ、開けるか」

「おっけー」


 陵が箱に手を掛けた。でも、開ける場所がわからない。


「んー、何処から開ければ良いんだろ……」

「私に聞かれてもわからないよ……」


 私も箱にペタペタと触ってみる。うーん…………


「あ、なるほど」


 陵が箱の淵に爪を立てた。

 すると、壁紙が剝がれていって、中から鉄格子の箱が姿を現した。

 うん、予想通り拷問されたであろうオジサンが中に入ってたよ。

 陵の“既に死んでるかも”って予想は外れたね。


「レイアさn「居ますよ。父です」」


 後ろを振り返って呼ぼうとしたら既に傍に居た。


 こんな光景を幼気な美少女に見せて良いのか滅茶苦茶悩むけど、レイアの顔色も表情も変化が無い。道端の石ころに気が付いたくらいの感覚なんじゃないかな…………


 私が一番驚いたのはその後だった。


「バレル公爵!?」


 ブライドが鉄格子の箱を見て素っ頓狂な声を上げて、すぐに箱に駆け寄った。

 レイアの護衛だったはずなのに、まるで雇い主が拷問されたオジサンの方だと言ってるみたいで私はとても驚いた。


 でも確かに、レイアにナメ腐った態度は取っていた気がするし、そう言われれば納得なの……かな?

 私達も結構テキトーにレイアに対して接してる自覚はあるから、人の事言えない気もするけどね。


 そして、ブライドが鉄格子を剣で壊して、公爵と呼んだオジサンを救出した。


「レイア嬢、すぐに手当てをしなければ」

「……必要ですか? その程度で?」


 ブライドの鬼気迫る声に対して、レイアは呆れの声をあげた。


 私から見ても結構重症そうに見えるのに、彼女はその程度の外傷で死ぬとは思ってないみたい。


 まるで実体験のような、経験則のような……もしかして、レイアは似たような経験があるのかもしれないね。


「おい……」

「はあ……、護衛はリョウさんとミレイさんに任せるので、好きにしてください」


 ブライドの非難がましい目に、レイアは心底面倒くさそうに言い捨てた。

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