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ぶちょー、今度の人事異動は異世界ですって  作者: しゅーまつ


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秘密を打ち明ける その3

俺は魔力水を舐めながら自分の魔力を回復し、ダンに魔力を戻した


「ふぅ、魔力を吸われる辛さはなんとか耐えられたが、あの0になる瞬間は拷問だな。気を失いそうになる辛さが延々と続くとは・・・」


「俺が魔石にやってるくらいもっと早く吸って戻してが出来るようになったらマシになると思うんだけど、そうなるまでダンで練習しないといけないな」


「いや、もう勘弁してくれ・・・」


「そう?じゃあ魔力総量を増やすより魔法使用の効率化した方がいいね。」


「ところでダン、お前は魔剣に何の魔法を纏わせるんだ」


「火魔法だよ」


「それなら火関係の魔法をどんどん使った方がいいね。剣でも同じ力で切っても素人とダンや父さんとじゃ切れ味や威力が違うだろ?魔法も同じだと思うんだよね」


「なるほど、そういうことか」


「そうそう。でもダンは魔法の発動苦手だよね。ちょっとイメージしやすくなる方法を考えてみるよ」


「お、なんか考えてくれるのか?」


「うん、ダンに魔力あるの分かったから使える可能性あるからね。自分でやったらまた爆発させるでしょ」


「面目ねぇ。」


「坊主、この話はアーノルド達にもしてあるのか?」


「いや、人に話したのはこれが初めてだよ」


「ワシらはいいんじゃが、いつもアーノルド達に先に話さんのはなぜじゃ?」


「あー、そう言えばなんでだろね?特に言いたくないわけじゃないけど。ほら、父さん達忙しいじゃない?」


「ワシらも忙しいわっ!」


「それはそうだね、なんて言うんだろね。なんとなく・・・?」


あれ、ホントに自分でもよく分かんないや


「なんじゃ、自分でもよくわからんのか?」


「うん、思い当たるのは父さん達といる時間よりおやっさんやダンといる時間の方が長いからじゃないかな?」


「そうじゃな、あいつ達は子供と一緒にいる時間が少な過ぎるんじゃ」


「俺は楽でいいんだけどね。」


「まったく、普通は寂しがるもんじゃ

ぞ」


ポポを見てたらそうだよな。


「取りあえずこの話はアーノルド達にもしとけ。」


「分かった。帰ったらしておくよ」


「よし必ずじゃぞ。あと試してみて欲しい事があるんじゃ」


「何?」


「水に魔力を込めたら魔力水、魔力回復のポーションになったと言っておったが、治癒魔法を込めたらポーションになるのか?」


「いや、やってみたことないや。水に魔力を込めてたのも魔力捨てる為で魔力ポーション作ろうとか思ってたわけじゃないから」


「よし、じゃ実験じゃ。新しい壺作ってそこに水をだせ」


俺は言われた通りに壺と水を用意した


それに治癒魔法を注ぎこむ


それで鑑定っと


【治癒魔法が込められた水】濃度低


「おやっさん、治癒魔法が込められた水になったよ」


「そうか、ならポーションと同じものだろう。お前さんが使える魔法全部ポーションに出来る可能性あるぞ」


「え?そうなの?攻撃魔法もポーションに出来るかな?」


「何っ?攻撃魔法じゃと?ファイアボールとかか?」


「ちょっとやってみるよ」


ごくりと唾を飲んだドワン


また壺と水を用意して試してみる


ボウッ じゅわ~~


「あ、沸騰しちゃった。ダメかな?いや待てよ・・・」


今、炎が具現化しちゃったよね

ということは水に火魔法の魔力が注ぎ込まれる前に魔法になっちゃったということだ。具現化しないとように注ぎこんで見るか・・・


ぶつぶつ言いながら水を入れ直して火魔法を注ぎこむ


やった、蒸発しない


よし鑑定だ


【火魔法が込められた水】濃度低


「やった!出来たよおやっさん!」


「おぉ、攻撃魔法のポーションまで出来るのか。で、どうやって使うんじゃ?」


「ビンに詰めて投げつけたら燃えたりするのかな?」


イメージは火炎瓶だ


「その壺に蓋をして投げてみろ」


壺をそのまま土魔法で密閉した


「ダン投げて、俺がやったら目の前に落ちるから」


ダンは密閉した壺を離れた所に投げた


ガチャン


壺は割れたけど燃え上がる気配はない


「ダメだね、何にも起こらないや。ポーションって飲んで威力を発揮するよね。これも飲まないとダメかな?ダンもう一度作るから飲んでみてくれる?」


「おぅっ!って、ばかやろぅっ!飲んでいきなり燃えたらどうすんだっ?」


「もし燃えたら治癒魔法水飲んでみればいいじゃん。両方試せてちょうどいい」


「なんてことを考えるんだぼっちゃんはっ!」


ったく、人をなんだと思ってるんだとかぶつぶつ文句を言い出した


後は何の魔法をポーションにすればいいかな?土とか無駄だろうし、水もなぁ。まぁ、必要になればその時試そう。


そうだ魔石のことも聞いておかないと。


「これ見てくれる」


俺は作った魔石を取り出して二人に見せた


「これはデカ魔石じゃの。どこで手にいれたんじゃ?」


「作ったんだよ」


『作った?』


二人の声が重なる


「魔力水にそのまま魔力注ぎ続けると魔石になったんだよ。このクラスの魔石だとどれくらいの魔物から採れるの?」


「このクラスだとワイバーン、それも上位種じゃな。なかなか手に入らんぞ」


「ぼっちゃん、これどれくらいの魔力があるんだ?」


「3000くらい。うちの冷蔵庫に使われてる魔石がサラマンダー産で300くらいだった」


「そうか、サラマンダーのでもそれくらいなのか。ぼっちゃんが作った魔石の凄さがわかるな」


「魔石になるまで魔力をかなり注いだからね。多分10万以上だと思う。でもこれで魔石が量産出来る可能性が出てきたよ。」


「魔石の量産だと?」


「そう、前にぐるぐる回転する魔法陣無いか聞いたでしょ。それと組み合わせたら色々なものが作れるんだよ。だからいい方法ないかなぁと思ってたんだよね。魔法陣自体はなんとかなりそうな気がしてたんだけど、魔石が問題だったんだよね」


「どうやって作るつもりじゃ?」


「回転する魔法陣は魔力で回転する。逆に回転する魔法陣をほかの方法で回したらどうなると思う?」


????


「多分魔力が発生する」


「なんじゃとっ?」


「全部推測だよ。魔法陣見たことないから。もしそうだとしたら川や滝の流れや蒸気の力を使って回転させたら魔力がどんどん発生する。それを水に貯めていけば人工的に魔石が量産できる。使い終わった魔石に魔力充填することも可能だから魔力不足の問題は解決法するんだ」


「ぼっちゃん、ますますどえらいこと考えてるな」


「坊主、それはまだまだ先の話じゃろ?」


「そうだね、俺が魔法学校に受かって、そこで魔法陣を学んで自分で魔法陣を組めたらの話だからね、早くても10年くらい後だね」


・・・

・・・・

・・・・・

「この話はアーノルド達にもするな。危険過ぎる」


「危険?」


「あぁ、お前さんの話だと馬のいらん馬車とかも出来るじゃろ」


「出来るよ」


「各国に攻撃魔法を使えるものもいるがほとんど個人戦か小規模戦闘用じゃ、大規模な攻撃魔法は魔法陣が使われるんじゃが、起動するのにかなり大きな魔石を何十個も使うんじゃ。国とも言えどおいそれとは使えん。こちらにはこんなものがあるぞという脅しにしか使われておらん」


核兵器みたいなもんだな


「それが魔石が人工的に大量に作れると分かればどうなる?」


・・・

・・・・

・・・・・


「戦争がおこる」


「そうじゃ、そこまで大規模攻撃で無くとも魔法陣でバンバン攻撃魔法を撃つことも可能じゃろう」


「でもさ、俺が考えついた事なら他の人も考えつく可能性あるんじゃない?」


「研究はしておるじゃろうな。じゃが、坊主はすでに魔石を作った。量産出来る可能性も見えている。もしこの事が知られたらこの国だけでなく世界各国が坊主を手に入れようとするだろう。それか・・・」


「ぼっちゃんは殺される、か」


そういや、めぐみにもすぐに死ぬと警告されてたな


「そうか、便利なものは兵器に利用されるんだね。」


元の世界でもそうだったしな


「アーノルド達が知れば余計な心配事を抱えることになる。誰も知らなければその心配もない。ここだけの話にしておけ」


「分かった。ポーションとか鑑定とかどうする?」


「さっきは話せと言ったがもう全部黙っとけ。ワシが時期を見て話しておく。それで支障ないじゃろ?」


「じゃあ、おやっさんに任せておくよ」


まぁ、10年も経てばいい方法も思い付くだろ。個人的に研究は続けて、公にはしばらく封印でいいか。

















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― 新着の感想 ―
[一言] 魔石の量産とか、冒険者殺す気か。 魔石の価格が捨て値になって、冒険者の質が落ちて、冒険者の総数が減って、魔物の対抗戦力が軍と騎士団しか残らなくなる未来が待ってる。 そうか主人公は魔王か。…
[良い点] 気づいたら100話超えてた…。 物語にメリハリがあって面白い。
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