表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/35

強敵、スライム!

ーー始まりの草原


「ていやぁ!」

「ぴきゅ!?」


 僕が振り下ろした杖が見事な軌跡を描いて小さなネズミ型のモンスター『リトルレッサープチラット』に当たった。


>リトルレッサープチラットを倒しました。

>経験値を2入手しました。

>リトルレッサープチラットより、リトルレッサープチラットの前歯を入手しました。


「ふぅ〜・・・。これで十二匹目だけど、まだLVアップはしないか。・・・会得したEXPと次のLVまでに必要なEXPが見れないから、分からないなぁ」


 小さく呟くと、僕はインベントリ内を確認した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

雑草×127

薬草×12

毒草×13

麻痺草×7

小石×52

軽石×17

リトルレッサープチラットの前歯×4

リトルレッサープチラットの毛皮×4

リトルレッサープチラットの魔石×1

リトルレッサープチラットの肉×3

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 何故雑草がこんなにも有るのかというと、『採取』スキルのレベル上げの為に無差別的に取っているからだ。しかし、雑草なんかのランクが低いからか、まだ上がっていない。


「所持金も、今の戦闘で1360Gになったし、一度町に戻って・・・」


 そう言いかけると、草原の草が揺れ、そこから見たことのないモンスターが現れた。


「アレは・・・?」


 思わず呟きながら見つめると、プルプルと揺れる青い塊のようなモンスターの上にタグが出てきた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ブルースライム

HP20/20

MP3/3

『跳躍』

『体当たり』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「あ、そこまで強くないのか」


 「なら行ける」と呟いた僕は、樫の杖を握り直すと、勢いよくブルースライムに振り下ろした。


ニュルンッ!


「ふぇっ!?」


 しかし、僕が力強く振り下ろした杖はブルースライムの表面を滑り、見事に受け流された。


「・・・ッ!」

「おごっ!?」


 飛び跳ねたブルースライムの体当たりが見事に僕の鳩尾にクリーンヒット。強烈な一撃を貰い、僕は思わずお腹を抑えて蹲った。

 それを見たのか、馬鹿にするようにブルースライムは蹲る僕の周りをピョンピョン跳ねる。跳ねる。


(AIの性能凄い・・・)


 思わぬ痛みからの現実逃避の為か、跳ね回るブルースライムを見て、僕はそんな事を思った。

 しかし、身長が低く女顔の所為で良くロリッ娘に間違われるけど、僕にも男の意地がある。


「はああああっ!!」

「・・・ッ!?」


 ブルースライムが跳ねた瞬間を見計らい、まだ少し痛みの残る身体で素早く起き上がり、全体重を乗せて身体全体でブルースライムを押し潰した。

 僕の体の下で出ようともがくブルースライムを「逃がすもんか」とばかりに更に体重を掛ける。


 そうして、かなりの時間が経ったような気がした。そんな時、


>ブルースライムを倒しました。

>経験値を10入手しました。

>プレイヤー『ルクス』がLV2になりました。

SP(ステータスポイント)を5入手しました。

>スキル『ボディプレス』を入手しました。

>ブルースライムより、ブルースライムゼリーを入手しました。


 ログが流れる中、僕は仰向けとなり、空を見上げた。


「つ、疲れた・・・」


 疲労感を感じて空を見上げながら思わず呟くが、それと同時に僕は達成感を噛み締めていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ