表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/35

ステータス設定

『フリーダムマーセナリーライフへようこそ』


 白い光が収まった僕の視界に最初に映ったのは宙に浮かぶ文字だった。

 その文字の下にはログインの文字があり、つい、ワクワクとしながら僕はその文字を押した。

 次に出現したのは、空中に投影されたキーボードだった。そのキーボードの上には『22文字以内でプレイヤーネームを入力して下さい』と書かれた欄があった。


「成る程成る程。じゃあ、『ル、ク、ス』・・・とっ」


 カタカタカタッと軽やかな指使いでプレイヤーネームを入力すると、端の方に『次へ>』と書かれた板が現れた。僕はそれをポチリと押すと、押し、次へと進んだ。


 そして次に現れたのは『キャラクターカスタマイズ』・・・つまり、『FMA』での自分を創るのだ。


「面倒くさいし、髪とか目とかの色の変更以外、リアルの自分と一緒でいいか」


 僕はそう呟くと、背中まである長い髪の色を銀色に、瞳の色を空色にした。


(ふっふっふっふっ・・・。これで憧れのクールガイになれる!)


 僕はにやにやとしながら『決定』の文字を押した。


 次に現れたのはまるでスロットマシーンの様な機械だった。その上には『ステータスポイントを手に入れて下さい』と書かれた板と、その隣に『残り59:48』と書かれた板が。


「あっ、これって時間制限制なんだ!」


 そのことに気がついた僕は慌ててスロットマシーンを回した。


『58SP:>次へ もう一度回す』

「あ、もう一度回せるんだ」


 僕はどうせならと限界まで回して見ることにした。その結果・・・。


『89SP:>次へ もう一度回す』

「よし、これは中々なんじゃないかな?」


 僕はその結果に満足気に頷くと、『次へ』を押した。

 すると、新たなメニューが開いた。


「なになに・・・?『SPをステータス、もしくはスキルに振り分けて下さい』?」


 板に現れた文字を読み、そのステータスカスタムメニューを見た。


「『剣術:必要SP5』『火魔法(初級):必要SP5』・・・スキルは全てがSP5なんだ。あ、ステータスはMP、HPは1SPで10加算で、その他は1対1の増加なんだ。へぇ・・・」


 スキルを色々と見て、あーでもない。こーでもない。と、頭を捻りながら自身で納得のいくスキルを詰め込んだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

PNルクス

LV0


HP40/40

MP30/30

ATK 15

AGI 14

DEF 16

INT 7

DEX 5

LUK 5


スキル

『錬金術』『召喚術』『杖術(初級)』『採取』


残SP:0

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「『錬金術』はアイテム補充に良さそうだし、『召喚術』はソロの時に良いだろうし、モフモフなモンスターをいつでもどこでも呼び出せるってのがなおGOOD!護身用の『杖術(初級)』と『錬金術』に使う素材集め用の『採取』・・・。クフフ、完璧な布陣だ!」


 僕は満足してそう言うと、『>次へ』を押した。


『では、フリーダムマーセナリーライフ』世界をお楽しみ下さいませ、ルクス様』


 アナウンスの声が聞こえたかと思うと、再び世界は光で満たされる・・・。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ