ニャゴの望・・・・
テント内・・・・・
「流石と」
ニャゴは胸を張りきらりと目を輝かせ・・・・
フードは外し・・・・
ケモミミがピンと誇らしげに立つ・・・・・
「ふふふ僕の望を」
「コウ褒めて遣わす」
「リアリー」
「何でだ?」
「カミナに己の全てさらけ出し」
「受け入れさせ」
「いやー素晴らしい」
「僕わくわくがね」
でへへへへと頬緩ますニャゴ・・・・
「さ此方に」
「カミナちゃん」
「・・・・・・・・」
俺を見つめるカミナ・・・・・
「ニャゴ」
「カミナに変な事はノーだ!」
「当然嫌がる事なんてしないさ」
「コウサンクス♪」
踊る様に俺の傍からすり抜けるカミナ・・・・
思わず手が・・・・
其の時カミナは振り向き・・・・
マスクを外し・・・・
嬉しそうに笑う・・・・・
確かに聞こえた・・・・
求めてくれて・・・・
応えてくれて・・・
ワンダフルハッピーよー♪と・・・
俺はカミナの背に頷き・・・・
カミナはニャゴに抱かれ・・・
ニャゴは睨むように・・・・
「覗くなよ」
「コウ」
「ニャゴちゃん」
「覗かれても良いじゃないですか♪」
「・・・・・・・・・」
「ニャ・・ゴちゃん」
リアリーどうした?
ニャゴがフリーズした・・・・・
ニャゴは震えながら・・・
俺を指さし・・・
「コウ・・・君の」
「事やっぱり」
「信用できない!」
「はぁ?」
「女にさせて」
「ああ」
「カミナちゃん状態の」
「私?」
「メロメロの」
「ドロドロ」
「愛憎?」
「そうなると捨ててたよね!」
「させると捨てらるんですか!」
「カミナー違うから」
「今ままではー」
駆け寄る俺を・・・・
ニャゴが体を張りブロック・・・・・
「コウ」
「ホワッイ?」
「つかどけよ」
「ねえ」
「おい・・・・・」
金鎖で絡められ・・・・・
俺の顎に手をあて・・・・
クイッとニャゴと目が・・・・
「カミナちゃん」
「ありがとう」
「ええ」
「お楽しみください」
「ホワイー?」
「いいんだね」
「信じてますから」
強く言い切るカミナ・・・・
なあニャゴ・・・・・
何か今にも俺を捕ってくらう・・・・
そんな雰囲気なのは何故・・・・
「僕はね」
「叶わないと」
「伝えれば逃げる」
「君は繊細で自由故に」
「自身の居場所すら」
「あっさりと捨てる」
「そう会えなくなる」
「だから伝えなかった」
「君はカミナと言う」
「失いたくない止まり木を得た」
「大丈夫」
「嫌がる事はしないから」
「カミナー」
「コウの為ですから」
カミナはにこりと・・・・・
「だいたい本気で嫌なら」
「異形具足してるんですし」
「さコウ具足解除♪」
「オーケーカミナ」
「楽しませて貰う」
すいません辛抱出来ません・・・・・
お読み頂き有難う御座います。