手を取り合い共に
振り向く其処に居るのは・・・
息を飲むほど美しく・・・・
煌びやかな美女・・・・
此処まで具足を煌びやかに・・・・
流石ニャゴ・・・・・
黒い髪は長く褐色の艶やかな肌・・・・
スレンダーな身体に際どい衣装・・・・
無色透明なドレスを羽織り・・・・
金の鎖に宝石の装飾を・・・・
ジャラジャラト身に着け・・・・・
顔は柔和で・・・・・
無色透明な顔まで覆うフード・・・・
此方も金の鎖宝石付き・・・
「ニャゴさん」
「黒で」
「オーケー」
あああ・・・・・
布が黒に・・・・
ニャゴの体は黒で覆い隠され・・・・・
顔も薄く黒で隠される・・・・
まあ此れはコレで・・・・
ミステリアス美女で・・・・・
「これで」
「良いかな?」
ニャゴはにっこりと笑い・・・・
カミナは無表情に・・・・
「はいありがとうございます」
「うーん」
「何か?」
「いやー壁があるなーって」
「・・・・・・・」
「まあ気長に」
「此れから宜しくね」
「カミナちゃん」
「ああニャゴちゃんと気軽に」
「はいニャゴちゃん」
「此方こそ宜しくお願いします」
「うんうん」
ニャゴは満足と笑い頷き・・・・・
「さて」
「コウ」
「僕は実のところ君が信用できない」
「オーケー」
「正直な言い様サンクスだ」
「ニャゴ」
カミナが顎に手を・・・・
「・・・・・・・」
美しい所作・・・・
俺もニャゴも意識を吸い込まれ・・・・
「口を挟んでも」
「「・・・・・・・」」
俺とニャゴは無言で・・・・
俺は無言で・・・・
ニャゴは我を取り戻し・・・・
「はっ」
「勿論良いよ」
「聞かせたいお話ですか?」
「あそっか」
ニャゴは手を叩き・・・・・
「此れはうかつ」
「コウ拠点設置良い?」
「オフコース勿論さ!」
俺は笑いサムズアップで・・・・
我を直前取り戻していたと思えない手際で・・・・
目に見えない小さい入り口と・・・・
見えない防衛機構を設置・・・
虚無を用いて隠蔽・・・・
「どうぞ」
「相変わらずの手際の良さ」
ニャゴは消え・・・・・
「カミナ先に」
「手を取り合い入りましょう」
「コウ」
「オフコース♪」
笑顔咲き誇らすクリムゾンオニキスと・・・・
手を取り合い・・・・
お読み頂き有難う御座います。