カミナゴー!
「さて」
「お前がコウ・デ・ブレイ」
「なのは良く分かった」
森を駆ける・・・・
囲まれつつある有ることも・・・・・
分る・・・・・
「次はあー」
「カミ嬢」
「まった!」
俺の言葉に・・・・
ノブは・・・・
「あーん時間がねーんだろ?」
「呼び名其れノー」
俺は強気で・・・・
ノブは・・・・
「やれやれ」
「口やかましい」
「外套もした」
「まんまだしよ」
「俺は味方だぜ」
「なあミナ嬢」
「・・・・・・・・」
ノブは声をかけるが・・・・
言いつけを守り無言のカミナ・・・・
「信用されてねぇー」
「カミナ外套外して」
「了解」
外套は背中に収納され・・・・・
「ほほー」
「カッケーじゃねえの」
「コウ」
「アンがとな」
「此れで良い」
「んにゃ」
「ミナ嬢の声を聞かせろとさ」
「ま」
「アンがとな」
「スゲー面白い役だこれ」
具足でにんまりと笑うノブ・・・・・
結構しんどいんだけど・・・・
そしてカミナは状況がつかめていない・・・・
通信でカミナに・・・・
「ヤマブキが見てる」
「何で?」
「な・ん・でて」
「うーうーうー」
「カミナ辛い人生を」
「心配してるふり?」
「ヤマブキ」
「商人の皮を被った」
「何かか」
「育てて貰った恩はあるけど」
「いきなり行かされて」
「いきなりちやほや」
「あげくおねえちゃんは」
「私は・・・・・・」
「皆は?」
「聞いてみれば良い」
「良いの?」
「良いよ」
「じゃあ任せる」
「オーバー」
「オーケー」
「オーバー」
オアシスをでる・・・・・
でも森・・・・・・
そんな中・・・・・
「皆は?」
「ん?」
カミナは話始める・・・・・
「口が動くたあ」
「てえしたもんだ」
「んで答えは」
「護衛全員死亡」
「で姉は重症て事に」
「で姉のヒナ嬢はヤマブキで保護してる」
「うそ?」
「どこ等辺が」
「何でおねえちゃんを返したの」
「あやつってさ」
「クグツ改竄」
「聞いたことあるかい」
「オカシイ」
「何がだい?」
「だってバレる」
「ほうほう」
「詳しいねー」
「コウが教えたか?」
「ええと」
カミナは迷い俺を見つめる・・・・
俺は・・・・・
「ヤマブキにガツンとだ」
「カミナゴー!」
多分それで正解・・・・・
きっと正解だといいなぁー・・・・・
カミナは頷き・・・・
「そうコウは包み隠さず教えてくれた」
「方法は」
「伝授に」
「共有に」
「様々」
「ほうほう」
ノブはそのまま・・・・
ほうほうを繰り返し・・・・・・
カミナがしびれを切らし・・・・
「私達は婚約した」
あれしたっけ?・・・・・
カミナの宣言は続く・・・・
文様を輝かせ高く飛び上がり・・・・
堂々と空に立つ・・・・・
俺は慌てて外套を収納し・・・・
隣に立つ・・・・
カミナの具足クリムゾンオニキスは微笑み・・・
再び表情を引き締め・・・・
「どんな困難が有ろうと」
「私達の絆は断てない」
「ヤマブキよ」
「私を同胞と認めるなら」
「祝福し援助せよ」
「ならば我らヤマブキ奉り返礼を」
「さあ返答は?」
カミナ・・・・・
どうしたの・・・・
凄く輝いているよ・・・・・
金に・・・・・
サーコート姿具足が目の前に・・・・・
頭部はスッポリと兜に覆われ・・・
色は白い・・・・・
「問うてよいか?」
「ええ」
「何故今すぐ婚姻せぬ」
「今だ先行きが不透明故」
「成る程」
「返礼とは」
「此れは」
「援助より先に返礼!」
「聊か無礼が過ぎるのでは」
うんカミナ凄く高飛車だね・・・・・
うんなにも無いよ・・・・
ヤマブキにガツンとね・・・・
「ほう」
「無礼であるか」
「かかかか」
「ただの小娘が血迷うたか!」
「血迷う?」
「コウ」
え行くのヤルの・・・・・
俺は迷いつつも・・・
「ソーン」
相手は沈黙・・・・
「・・・・・・・・」
「・・・・・・」
「ふー」
「コウ君」
えーとですね・・・・
重圧が通信要らないね・・・・・
カミナの意思が伝わるよ・・・・
喋るなと・・・・
「・・・・・・・」
サーコートさん慌て始めてる・・・・
「カミナ」
「カミナさん」
「何か?」
「負けだ」
「援助すれば」
「すれば」
「ヤマブキに来て」
「ヤマブキの子を産む気は?」
「無い」
「此れは大目玉だな」
「ご愁傷様ね」
サーコートさんは・・・
「ヤマブキは敵対しないし」
「婚約も祝福する」
「此れで良いか?」
「ええ要求は無い」
「そうよね」
「ですよー」
「化け物操れるヤマブキ妻」
「援助のチャンスをぉぉぉぉ」
「はぁーーーー」
しおしおと去る・・・
サーコートさん・・・・・
「さて次は」
「僕とお話だ」
「デスシー」
「改め」
「シャインオーシャン」
「統治管理組織(仮)」
「シャソンオーデス」
「軍師ニャコ・ゲキカワ・クロイワ」
後ろから声が・・・・・・
お読み頂き有難う御座います。