ブレイ紅黄金ゲットォォォォ
キノコスーツ・・・・・
そう呼ばれる異形具足を・・・
着装し・・・・
異形具足其れは隔絶世界に通常はアリ・・・
背に植え込まれた器官により制御され・・・・
肉体と入れ替わり・・・・
此の世に現れる・・・
装着者の意思で解除か・・・・
エナジー不足に成るか・・・・・
それまではこの世にあり・・・・
解除後は肉体に戻る・・・・
鬼才と呼ばれたモノたちの理法が練り込まれ・・・
行使できる具足・・・・
其れは異形の具現と呼ばれ・・・・
一部の者で独占されていた・・・
そう俺が生まれたころ・・・・
武雷がその秘密を解き明かし・・・・・
公開するまでは・・・・
「止まれ」
「コウ・デ・ブレイ」
前に一つの陰が・・・・
同じキノコスーツ・・・・・
その姿は・・・・
人サイズで笹の様な物が天辺に・・・
外套を纏い・・・・
その下は不気味な肉の人形が・・・・
色は黒で金の文様が・・・
あ!俺のゴキゲンスーツは真っ赤だ!
名はなんと!ブレイグレン
「おうおう」
「取り囲みやがって」
「俺をキルッてか」
砂の中に隠れたやがる・・・・
数は6か?・・・・
マジ・・・・
「ヘイヘイ!」
「どうしたよビビったかぁー」
日の熱く輝き・・・・
砂が焼き付き・・・・
じりじりと・・・・
「なぁー」
「どうしたよ」
「マジデ」
出て来た直立不動のまま・・・
「他は?」
「ああー」
「先リターンさ!」
「貴様!」
「職務規定違反だろ!」
ああん・・・・
最近増えたのか?
「で?」
俺我慢できず鉈を出す・・・・・
「オーケェー」
「ヤルか?」
間を詰めつつある潜伏者達・・・・・
ああ時間稼ぎか・・・・
「・・・・・・」
「・・・・・・・」
もう戻れないか・・・・
20・・・・・
5・・・・
長ったな・・・・
色んなことが・・・・・
もうあの砂の町には・・・・・
俺の知覚に白い具足が・・・・
「貰った!」
「皆かかれー」
ひゅんひゅんひゅんと・・・・
砂から現れた瞬間・・・・
縄を投げ・・・・・
俺を拘束しようと・・・・・
動きたるキノコスーツ達・・・・・
俺はその場で回転し・・・・
棘を複数飛ばす・・・・
そして特別製の白い具足と向き合う・・・・
白い女天使・・・・・
顔には白いマスク・・・・
白い鎧姿で・・・・
棒を手に持ち・・・・・
「くくくく」
「コウ」
「強いだけの頭からっぽ男と」
「情があったとは驚きました」
「情・・・・・」
ほんとあるのかね・・・・・
女か声からすると・・・・
聞き覚えがあるような・・・
ないような・・・・
「ノーさベイビー」
「へ?」
俺を縛り付けようとした縄を軽く払い・・・・
「ユー以外は」
縄は消えていく・・・・・
「スルーの刑にゴー」
「ダウトとシャウトなザコズ!」
俺は喋りながら・・・・
飛び立つ天使の羽に・・・・・
刺しておいた棘を・・・・
浸食させ・・・・
「どうして」
天使は泣きだしそうに・・・・・
現状が理解出来たのだろう・・・・・・・
さあ新しい日々を俺と・・・・
「俺ヘルプ」
「グっバイデイ」
「ハッピー♪」
「新生」
「バースデー!」
「いやー」
「私はおねえちゃんを」
「あそこから救うと」
棒が太くなり・・・・
取っ手が出現し・・・
デンジャーキャノンに・・・・・
「念導上昇」
「意識」
今度は棘を腕に差し・・・・・
「いやぁぁぁぁ」
腕は紅く紅く染まり・・・・
ただの棒に戻り落ち・・・・・・・
ただ泣きじゃくる・・・・
赤子の様に可愛い彼女・・・・・
「ノーノー」
「其れじゃだめだよ」
「新しい日々でイッツレッスン♪」
「ファーザーでもお兄ちゃんでも」
「俺は構わない」
優しく弱い彼女に・・・・
ぶすりと鉈を突きさす・・・・
「レッスンワン」
「解除後直ぐは」
「クグツに成りやすい」
「オーケー」
鉈を消す・・・・・
直後可愛い制服姿の・・・・
金髪美少女は・・・・
茫然と俺を見つめる・・・・・
ほんの一時その瞬間に・・・・
「可愛いね」
夢幻を用いて・・・・
クグツにする・・・
「・・・・・」
「いや」
「おねえちゃんみたいに」
「化け物をーーー」
「うみたくにゃい」
「じっばいじた」
「私も」
「大丈夫」
「俺が」
「でも」
「君はニューベイビー」
「イエスノー?」
泣き続ける彼女・・・・・
まあもうクグツ成功で・・・・
「まて彼女を」
うんうん・・・・
生きてるね・・・・・・・
お姫様抱っこで・・・・
ゴーマイゴールデンロードに・・・・・
ゴーゴーゴー!!!
お読み頂き有難う御座います。