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二日酔い

吐気と怠さ、頭痛のなか目を覚ますとハイトンに抱かれて寝ていた。

いつもとは違う部屋にいつもとは違うベッドではあったが、ハイトンが目の前にいるのは安心感があった。

頭を抱えながら体を起こす、クラクラするためベッドからは降りずに体を丸めた。


「お目覚めになりましたか?御主人様」


「ああ、おはようミラ」


ドアを開けたすぐ隣も部屋になっているらしく、ミラはそこで寝ており、俺の気配で見に来た。


「きもちわるい」


「あ~はい、二日酔いですね、今、お薬をよういいたしますから」


と、ミラが運んできてくれたのはどす黒い色の煎じ薬だった。

一口飲むと物凄く苦い。

口のなかが苦さでガサガサに感じてしまうほどだった。


「昨日は大変だったんですよ、次から次へとお酒を口に運んで、溢しながらも飲んでましたから」


「やっちゃったか~ダメなんだ、酒を飲むと自制が聞かなくなるから、迷惑かけるような事してないかな?」


「はい、大丈夫ですよ、なんだかわからない歌をひたすら歌っていたくらいで酔いつぶれて倒れてからはハイトンが運んだので」


「そっか、ハイトンに感謝しなきゃ」


と、隣で寝ているハイトンの頭を撫でた。


「御主人様、お薬を飲んで少し休まれたほうが良いですよ。その、息がだいぶまだ臭いますので」


酒臭いのか。

苦い苦い薬を飲み干し横になった。

やはり酒はやめておこう。

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