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城塞都市シベルタリア

復活していたケンタウルスのケンちゃんとユニコーンに引かれた神輿馬車は夕方になると荒野の中にある小高い山城の城塞都市シベルタリアに入場した。

シベルタリアは中心の宮殿を取り囲むように凡そ30メートルの高さの石垣で、円角式の備えの城塞都市で、一番外側の三陣は平民が暮らす街となっていた。

そんな城塞都市シベルタリアの門を潜ると、


「シュルリー王女陛下ではありませんか?なぜにこのような所に?」


一人の兵士が歩み寄ってきた。

胸にはドラゴンと剣が具象化されたブローチ星一つを着けている。

ナイトの官位を持つ兵士なのであろう。


「お父様はご無事で?」


「はい、バッサル法王ならプルートー氏と城におられます」


そう言うので城の中に入るとプルートー先生が出迎えてくれた。


「先生、大丈夫だったんですか?お父様は?」


「王女陛下、法王殿下はご無事です。心配をお掛け致しました。サーキュバスの軍隊に襲撃を受けたもので兵士が混乱になり逃亡してましたので、あの敵は男性の兵には脅威です」


真面目モードのプルートー先生。


「マタザがほとんど刺したわ、組長もハイトンの姿を見て退いたけど、政宗はやばかったのよ」


辛辣な目で見るシュルリー王女。


ははははっ、と、笑うしかない。


「何が可笑しいのよ、バカ」


エロモード、プルートー先生の顔に変わる。


「政宗ちゃん、大丈夫?誘惑されちゃったの?あんな小娘どもに誘惑されちゃだめ!私が迸る性の捌け口になってあげるから、さぁ~私の部屋に」


イヤイヤイヤ、俺の袖を引っ張るな!


「プルートー先生、迸ってないから大丈夫」


先生の手を振り払うと、


「私にはそうは見えないわよ、闇の魔法かけられたでしょ、こっち来なさい」


真面目モードの先生は真剣な目をしていた。


「ミーラ、私はお父様の所にマタザと行くから、政宗とプルートー先生が如何わしい行為しないか見張っていて頂戴」


そうシュルリー王女は言い残して城の奥に入っていった。



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