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冒険物語

俺は、スローライフを送りたくて転生した。


うん、実はスローライフを知りません。

父は、一流企業のサラリーマン。

俺も大学を出た後はニュースで話題となるくらいの会社のサラリーマン。

過労労働の自殺者を出して話題になった会社。

そんな、根っからのサラリーマンの俺には実はスローライフがどんなものなのかを知らない。

この世界に転生して、約二年近く病気療養生活をしてきたが、それは、ミラとハイトンに世話して貰っていた生活だった。

だが、心地よかった。

よい居場所だった。

でも、そんな生活の中でも、出会った仲間の窮地を見て見ぬふりをするほど守る生活ではない。

今は、シュルリー王女の父、バッサル法王を助けねばならないとき。


神輿型馬車は猛スピードで北西の街道を疾走している。

ハイトンが準備していた時につけた旗が王家を表す旗印らしく、関所はすべてフリーパスだった。

そりゃな~王家の長が乗っているんだし。

先頭のケンタウルスのケンちゃんが、


「テヤンデー、バロメー、ドケドケドケドケ、コッチトラー、チッパイの女王乗せてるんだ」


って、叫んでたら関所の役人もビビるよな。 

でもね、やめてさしあげて。

隣で、シュルリー王女顔真っ赤にしているから。

俺の脇腹グーでパンチしているから、やめて。

ミラはにこにこしているけど、それは巨乳の余裕?


「キャハハハハ、飛んで火にいる夏の虫、シュルリー王女が少ない供回りで城を出るとはね」


まだ、春だけどね。


なんだろうね~この小麦色の美味しそうなギャルは。

トウモロコシ?醤油塗って焼いちゃった?

馬車をふさぐようにして出てきた黒ギャル軍団に流石にケンタウルスのケンちゃんも足を止めた。

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