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あ~ん

「おっっっお~、ミラ、そこそこそこ、おっ~」


「御主人様、僕のは僕のは気持ちいいですか~」


「お~入ってるよ、なかなか奥まで、おっ~気持ちいい」



ドンドンドン、カカカ、ドンドンドン、カカカ、ドンドンドン、カカカ


俺が生成したゴーレム、ダイヤモンド製美少女ゴーレム・ミニ・バージョン・ロングツインテール・石炭スクール水着着用型体長30センチがリビングの脇に置かれた棚の上でハイトン手作りミニ太鼓を叩いているようだがどうでもいい。今とても気持ちいいことをしている。


はっふ~。


「ちょっと、あんた達、昼間っから何してるの」


怒鳴り声と共に開けられた俺の寝室の扉。


「シュルリー王女、なに?へ?」


シュルリー王女と、プルートー先生が立っていた。


「政宗ちゃん、浮気は許さなくてよ~」


「何を勘違いしているか想像できますが、違いますから、ほら、服だってちゃんと着ているでしょ」


「着衣プレー?」


先生、黙ってて。

赤面しながら、チンチクリン高慢ちき姫が口を鯉のようにパクパクさせちゃってるから。


「マッサージですよ、冬の寒さで背中と腰凝り固まってきてて痛くて、ハイトンの指がちょうど痛点のツボをグリグリ入ってて気持ち良かっただけで」


「バカ、紛らわしいのよ」


なぜに自宅で俺は怒られないとならない?理不尽じゃないですか?

って、あんた達のが不法侵入だろ。


「って、勝手に入ってこないでくださいよ」


「玄関で声かけたのよ、それなのに返事ないどころか、良い鳴き声が聞こえるんだもん」


うん、鳴いてはいないから、先生。

鳥じゃないから。


「公爵のあんたが、新年のあいさつに登城しないから見に来てやったんじゃない、まったく」


「行かないと駄目でした?」


「別に良いわよ、でも、たまには顔ぐらい見せなさいよね」


なんなんだろうこの理不尽感。


「城は良いんですか?」


「お父様が元気になってね、復権なされたのよ、復権と言うか私の摂政に就任したわよ、私の王位はそのままなんだけどね、お父様が若いうちは好きなことしなさいって自由な時間が増えたの」


「それは良かったですね」


この王女ツンツンして疲れるからもう、棒読みに返事をした。


「ずいぶん、みそぼらしい所に住んでるのね、褒賞金と私が出したお金とかあるでしょ、建て替えなさいよ、私が来るのに相応しい家を建てさせるために出したんだからね」


えっと?なぜに来るの?来なくて良くない?


「今日はもういいわ、帰るわよ先生」


何しに来たんだよ。

一瞬の吹雪のように帰っていた。

不法侵入されないように護りをかためなきゃ。


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