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lesson 3 魔法戦闘衣

「さぁ~政宗ちゃん、今日からは全身に魔力を放出するわよ~ローションを塗りたくるように」


う~それは気持ち良さそう。

全身を集中するため今日はパンツ一枚の姿になっている、林の間から注ぐ夏の日差しよりプルートー先生の視線のほうが熱く感じる。


「まずは先っぽに魔力を集中させて、そこから全身に拡げて行くのよ~トロ~としたネバネバが全身へと」


プルートー先生の話を聞いているほうが集中出来ない。

指先に光る光を全身に伝わらせるように集中する。


「そうよ、足から頭の先っぽに全身にぬるぬるネバネバ~と」


全身に魔力が伝わると夏の日差しの中でも暑さを感じなくなっていた。


「さぁ~それを維持して~これは大事よ~」


瞑想をするかのごとく目を閉じ維持するように心掛けるが30分で消えた。


「この全身に魔力を伝わせる訓練をつめば鎧を着用したときぐらいの防御力になるわよ、剣を使って接近戦をする政宗ちゃんには大切な魔法でしょ」


おっ!ちゃんと先生らしいこと言った。


「はい、二回目は一時間を目標にして~一時間ハッスル出来るように~」


一時間魔法を全身に纏わせるために頑張れってことね・・・


3日ほど続けると、何時間でも魔法を全身に纏わせる事が出来るようになる。


「さぁ~今日からはフニャッっち・・・だったのをカッチカッチにするのよ」


プルートー先生、今、何を言おうとした?

魔力を固める液状にイメージしていたのを固形化するようにイメージを繰り返す。

頭に浮かんできたのは大好きな奥州の覇者、伊達政宗の黒漆塗五枚胴具足だった。

すると、短時間ではあるが実際に具現化され始める。


「あら、見たことない鎧をイメージするのね、シンプルだけど格好いいわね、それに刀を使うのに相性良さそう」


俺は日本刀型になった天叢雲剣(あまのむらくも)と、呼ばれるオリハルコン製の日本刀を使うから西洋の重甲冑ではなく、日本らしい具足をイメージした。

5日ほど何度も何度も休み休み繰り返すと、しばらくの時間具現化するのに成功した。


魔法戦闘衣(まほうせんとうい)と、呼んでいる魔法よ、魔法剣士なら覚えていて損はないはずよ」


変な教え方をするプルートー先生ではあるが俺の戦闘スタイルに合わせた魔法を教えてくれた。

以前、ドラゴンを倒していたときは我武者羅無我夢中ではっきり言って自分自身の意思で魔法を出せたとは思っていなかったので、この魔法戦闘衣はありがたい。


しばらく、実戦lessonが続いたため付加かがかかるからと三日間の休みとなった。

休み中は、ミラとハイトンができる限り力がつくようにと料理をいろいろ工夫してだしてくれて有り難がったが、この家に来てトイレの主だった鯉が消えたのが気がかりだった。


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