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契約の刻印

何か今、困っていることが解決するならここに置いても良いだろう。

そうでないならお帰り願おう。

今、困っていることミラの首を絞めかねない契約の刻印、これをどうにかしてもらおう。


「今、この主従の契約の契約の刻印が困っている」


『どういうようにしたいのか?』


「ミラは、背信行為には死と言った、俺は目の前にいる仲間と思える様なものの死は望まない」


「え!御主人様、私を仲間だと思ってくださいますの?盗み人なのに」


「ミラのおかげで静かな日々は過ごせてる、これは評価しているよ」


「御主人様」


ミラは感極まったのか涙を流していた。


『ほほほほっ、そのような事か?解決したならハイトンを衆道に貰ってくれるか?』


「うん、衆道とは言わないが執事?として、いて貰って構わない」


『ほほほほっ、これでも神の一人、出来ぬはずはないであろう』


「はぁ?あんた神様なんか?」


『始祖人、始祖龍の一人だからの~、どれ貸してみなさい』


プチプチプチと長く長くなっている白い髭を抜いた。

いや、髭ではなかった。鼻毛だった。

凄く痛そうな顔をする。

抜いた鼻毛を、ミラの首に巻いていく。


『さて、これでよし』


うん、汚いからしっかり洗わせよう。


『我が神の名に置いて命の契約を解除する、解除する名はミライア・サン、命の罰の代わりに新たな罰の契約を命じる罪の重さを罰として与え、契約を変更する、オン!』


鼻毛がチリチリと焦げるように縮こまって消えた。


『さぁ~これで死の罰では重量の罰に変わったぞ、背信行為に合わせてこの契約の刻印は重くなる』


「ん~どうしても罰は契約しないと駄目なのか?」


『それは仕方あるまい主従の契約はそう言った物じゃ』


とりあえずは仕方ないか。

って問題解決してしまった。

ちょっと無理だと思っていたのに、くそ~。


『約束じゃぞ、ハイトン』


「は、はい!ハイトン・アルベルト・スバラッヒー、瑠璃色のドラゴン殺し、クジマサムネ様の寵愛を、お情けを受けられるよう頑張ります」


「う~、それはないから執事ね」


「はい、わかりました、お尻はいつも綺麗にしておきます」


わかってないよね・・・まぁいいか、はぁ~。


奴隷に、執事?次は何が増えるのだろう。

部屋数はいっぱいになったからもういないのだろうと期待するしかないな。

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