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スローライフ

スローライフの異世界生活と言うのだろうか?いや、静養生活なのだろう、俺はこの日からミライアの世話になる生活に甘えた。

三食昼寝付き引きこもり生活。

このミライアの家はログハウスと言うのか丸太を組み上げて作られた住居。

玄関を入ると広めの台所を兼ねた土間があり、そこから一段高くなった木の板の床の10畳ほどのリビングがあり、そこから左右に個室が大きさはおおよそで言うと8畳ほどの部屋が3つある一人暮らしには広めの大きさ。

トイレは下流に流れる水路が便器の下をちょろちょろと流れている水洗式、小魚が泳いでいる。たまに大きく育った鯉のような魚が便器の下で口をパクパクしているのを見ると出る物も出なくなる。

風呂はドラム缶よりは少し大きめの金属でできた風呂があり、直火式、いわゆる五右衛門風呂がある。

家のある所の周りにはほかに建物がなく、家の周りは畑となっていた。

そんな環境下で俺はミライアが作る食事を食べ寝る生活、入院生活に近いを送り始める。

薬はないものの心を落ち着かせる薬草のお茶と、眠りを深くすると言うお茶を毎日煎じて出してくれる。

少し鼻に着く香りがあるもののさほど苦みはない、確かに飲むと夢にうなされることはなく、中途覚醒もせず眠れた。

おかげでか、ひと月もこんな生活をすると落ち着いてくる。


季節は薪ストーブの必要としない季節に変わり始めると俺は昼間は庭にある椅子に座り日向ぼっこをするようになっていた。

ミライアはその目の前で畑仕事をしていて時折こちらを見ては、にこっりとして微笑む。

ミライアは一緒に生活をしていて疲れないタイプで多くを話そうともせず、聞こうともしない。

心地よい生活環境に俺の物語は静かに進む期待をしていた。



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