自己紹介からの展開
「それじゃーまず自己紹介からしてもらっていいかな?やっぱ名前は知ってたほうがいいだろ?ほら、名前知らなかったら不便だしさ」
「確かにその通りだ。すまんな、あって1日も経つのに名前を言うのを忘れていた。
俺の名前はアレク。種族はヘルハウンド。地獄の番犬とも言うわれている。宜しく頼む。」
そう言うとアレクは手を差し出した。蓮鬼はその手をとる。
「こちらこそ、宜しくお願いします」
この時蓮鬼は何故かこの人とはうまくやっていけると思ったのだった。2人が握手を終えると今度はキラと呼ばれていた男がアレクの横に進み話し出した。
「兄さんの自己紹介も終わった事だし今度は私の番ですね。私の名前はキラ。兄さんも言ったように種族は、ヘルハウンド。得意な魔法は火属性魔法だ。これから宜しくお願いします」
「はい!こちらこそお願いします。もし良かったら今度魔法見せてもらってもいいですか?」
「はい!いつでも言って下さい」
そう言うと蓮鬼とキラは互いに笑顔を浮かべながら握手を交わした。
(よし!作戦成功!いや、マジで良かった。俺正直魔法とか憧れはあるけど、まだ使った事ないし。もし使って力加減間違ってここら辺一変焼け野原になりましたなんてやだし、ほんとに)
蓮鬼はそんな事を考えながらキラとの握手を終え、最後に残ったメラに顔を向けると何故かずっと睨まれた。
(?俺なんかしたっけ)
メラが一歩前に出て来る。睨みながら。流石にこの空気に気づいたアレクが一度ため息をつき何故か俺に向かって「任せた」と言うような目で見てきた。
蓮鬼は困惑の表情を作りながらも何とかこの空気を壊そうとメラに声をかけた。
「あの〜メラさん?何か俺気が触る事でもした?それなら謝る!だから、睨むのやめてもらって…」
そこまで言った瞬間メラがいきなり大きな声。それは、本当に大きく鼓膜が破れるんじゃないかと思うくらい大きな声でいきなり信じられない言葉を発した。
「「お前に決闘を申し込む‼︎」」
次の瞬間メラの後ろからアレクとキラが信じられないほどの勢いでメラを殴った。その光景に目を見開く蓮鬼。轟音と土けむりが辺り一面を覆う。轟音が止み、土けむりが晴れた時蓮鬼はただ一点を見ていた。そこには、上半身を失い地面に倒れたメラの下半身があった。
今回はだいぶ遅くなってしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。後題名変えました。これからは、1週間に一話は出しますので是非読んでみて下さい。今回も読んでいただきありがとうございます(≧∇≦)