アクアプラネット
初めてセラフィス以外の神が登場します!
「ここが海の神殿か!でかいなぁ〜!」
蓮鬼が今いるのは海底、数十キロ下にある巨大な町だった。
「正確にはまだ海の神殿じゃないよ。
ここは、アクアプラネットと言う海底都市さ。海の神殿はこの町に着いたらすぐに分かるよ」
「そうなのか?じゃーあの周りにある膜は何だ?」
「あれは、私にもよく分からないんだ。
父さんに聞けば分かるだろうけどの」
「父さん?」
「ああ、言うってなかったね!私の父親はこの国の王なんだ」
「…は?それ本当か?」
「本当だよ!もしよかったら海の神殿に招待してやるよ」
「本当かよ!ありがたいな!それは!是非行かせてもらうよ!なぁ!ジーク!」
「ふむ…海の神殿か…面白そうだな…」
そう言う話をしながら船はアクアプラネットに向けて進んでいった。
ーーー
アクアプラネット。
人口約1万5000人。人口のほとんどは海の生物=魚人やキュクロプス、馬人などの知性がある海の魔物などが独自の生活環境を作り上げている珍しい国なのだ。
そして、この国にとって人間とは食料であり、奴隷であり、生活を守るためには必要な道具なのだ。
だが、例外が1つだけある。それは…
「ビクトリア達が帰ってきたぞ!」
「ビクトリア様〜!」
「ミランダちゃん!こっち向いて〜!」
そう、この国では彼女らビクトリア海賊団は英雄的存在なのだ。
理由は…
「はっ?ビクトリアの父さんが神⁉︎しかも、この国の王様?なるほど…だからこんなにたくさんの人がビクトリア達を様付けで読んでるのか…って、納得できるかー!」
「まぁしょうがないだろ。来てしまったものはしょうがないだろ?後、気おつけるんだよ?
この国の人々は人間には容赦ないからね…
ってあれ?3人は?」
そう言って後ろに振り返ると3人が民衆に囲まれていた。
(まずい!あの3人だけにしたら!)
そう言うってビクトリアが駆け出した瞬間、
3人がいる所から凄まじい殺気と黒い波動が溢れ出した。
少し戻って蓮鬼達。
「あれ?ビクトリアは?」
「お主が建物を見ている間に先に行ったぞ」
《しかも、何か注意的な事を言うっていたぞ?》
「ふーん…で、何で俺達は囲まれているんだ?」
「さあな…とにかくいい事ではなさそうだな…」
そう言うとジークは腰についてるポケットに手を入れた。
蓮鬼は一番近くにいる1つ目キュクロプスに話しかけた。
「すいません、何で俺達囲まれてるんですか?」
「何も知らぬ愚かな人間よ…貴様達は我々の食料になるのだ」
「何で?俺達何かしたか?」
「そう言う生活環境なのだ。すまぬな…貴様らに恨みはない…いや、我らが王の娘に近づき呼び捨てで読んだ時点で我らを敵に回したも同然か…
謝れば、苦痛なく殺してやろう」
「…じゃあ…もし逆らったら?」
「苦痛ある死を貴様らにはプレゼントしてやろう」
「そっか……ほんとにそのつもりなの?」
「当たり前だ…貴様ら下等種族が我々に勝てるはずがないからな…」
「じゃーさ、勝てる人間見たことがないの?」
「当たり前だ…全て殺して食べてきたからな…」
「…なら一様…こっちの赤髪のイケメンがあの炎竜王ジーク・フリート。
こっちの銀髪のイケメンが狼王フェンリルって言うったら信じる?」
蓮鬼はゆっくり片手を鞘におく。
「信じる訳ないだろ…こんな弱そ」
そこまで言うった瞬間、蓮鬼は凄まじい殺気をキュクロプス向けて放った。
さらに、左右にいる2人は闇の波動を放ちながら殺気まで放っている。
「っ!これは…⁉︎」
「お前達が先に仕掛けてきたんだぞ?」
次の瞬間、さっきまで話していたキュクロプスは空高く飛んでいった。
「…フェンリル…」
《さあ、かかってこい…我を下等種族だと?
弱そうだと…?人間だと⁉︎ふざけるなよ?
貴様らこそ貧弱な下等種族が‼︎‼︎》
やば…今まで見た事ないくらい切れてる…
しかも、闇の波動で銀髪が逆立ってる!
ありゃー止めようがないな…
ガチでこの国吹き飛ぶんじゃね?
そこまで考えていると突如蓮鬼とジークの上を巨大な水の柱が通過していった。
それは一直線にフェンリルに向かって飛んでいく。
蓮鬼はフェンリル!と叫ぼうとした瞬間、
フェンリルは
《邪魔だー‼︎》
と言うと水の柱に向けて回し蹴りをした。
フェンリルの足と水の柱がぶつかった瞬間、辺りを凄まじい衝撃はが襲った。
民衆たちの叫び声が聞こえてくる。
(何が起きた?)
蓮鬼はすぐにフェンリルの方を向く。
するとそこにはフェンリルの蹴りを三叉で防ぐ男の姿があった。
今回も読んで頂きありがとうございます!
次回は明日の昼か夕方に出すので是非読んで頂ければ幸いです!
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