狼王との話
ついに、PV1000人超えました!
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《我が名は…狼王フェンリルなり》
目の前の銀狼は確かにそう言うった。
俺は目を疑った。まさか、来てすぐの時に受肉されるならフェンリルがいいとか言うったけど…まさか本当に現れるとは…
その時、フェンリルが喋った。
《お主は死んだ》
「え?俺死んだの?」
《そうだ…これが、その時の映像だ》
蓮鬼とフェンリルの間に青い板が現れた。
そこに、アンデットなどの魔物を次々に倒す自分の姿が映っていた。
あ、殴られた。
あれは、痛いは〜、うわっ!歯が抜けてる!
あっ、あのオーガ俺の事、棍棒で潰そうとしてる。
まさか、俺、オーガに殺されたの?
ダセー!あそこまで強くなったのに…
あっ、違った。オーガ何とか倒してる…
ならどうやって死んだんだ?
次の瞬間、映像が突如消えた。
「あれ?俺はどうやって死んだの?」
《分からん…我もここからの映像でしか見えんからな…》
「ふーん…」
《ひとつ訊いてよいか?》
「何?フェンリルさん?」
《お主…反応薄くないか?》
「そうですか?」
《そうだ…普通は、「狼王様!お会いできて光栄です」などの反応を見せるだろ?人狼なら》
「まぁ、俺の周りには大物しか居ないから慣れたのかもな!」
《なるほど…それなら納得もいくか…
話は急に変わるが、お主は受肉はしたいか?》
「うーん…出きる事ならしたいなぁ」
《そうか…なら我と受肉をしないか?》
「本当に急だな……1つ聞く、もし狼の状態になったら意識はどうなるんだ?」
《意識はお主のものだ。だが、考え方は我よりになるがな…》
「なるがな…じゃー受肉した場合はお前は何処にいる?ここか?それとも、俺の体の中か?」
《お主の体の中だ。正確には心だな…》
「また心かよ!」
つい言葉に出してしまった蓮鬼は慌てて口に手を当てる。
《ん?また心とはどおいう事だ?》
「話せば長いがいいか?」
《うむ、きこうではないか》
それから蓮鬼は自分が転生者である事をフェンリルに話した。
そして、前世で死んだ時にセラフィスと会い人狼としての体を作っている内に受肉の話を聞いたり、セラフィスから、フェンリルに受肉して欲しいと言うった話を全てした。
全てを知ったフェンリルは「なるほど…」と一言言うと今度は自分から話出した。
《実は1ヶ月まえに、受肉の出きる体が20年ぶりにこの世界に流れて来たんだ。
まぁ、それはお主なのだがな、》
「受肉の出きる体が流れて来た?」
《ああ、お主は知らんのだったな。ついて来い》
そう言うと狼王は立ち上がり王座の後ろにある巨大な窓まで行くと窓についているガラス張りの扉を開けた。
そこを通り外に出る。蓮鬼も一緒について行く。
そこには、満天の星空が広がっていた。
「凄いな…」
《ふ、光栄に思えよ…この世界に普通人狼がくる事はないからな…》
「こんなに綺麗な星は見た事ないな」
《あれは星ではない…我ら人狼達の魂だ》
「魂?」
《そうだ…今まで死んで行った同胞達の魂が空に浮かんだもの…それがあれだ》
「あんなに…美しいなんて…」
《やはり、我は間違った選択をしていなかったようだ…》
「俺を選んだ事か?分からないよ?
俺が受肉を断るかもしれませんよ?」
《それはないな…さっきの話からお前は理由は分からないが強くなる事に執着心がある様だから、絶対に私の受け入れには答えてくれるだろう…どうだ?私と受肉をしないか?》
「…よく分かってるじゃないか…
まぁ俺は好きになったものを守るために力を欲してるだけだからな…いいだろう。
その力…使わせて貰おうか?」
《契約成立だ》
そう言うとフェンリルは蓮鬼に手を差し出して来た。
蓮鬼はその手を取る。
目つきは鋭いけど狼王って意外に優しくて面白い人だったな!
次の瞬間、蓮鬼は自分の中に何かが流れ込んでくるのを感じながら意識を失った。
ーーー
「蓮鬼さーーん‼︎」
ミラの叫ぶ声に気付き目をさます蓮鬼。
(あれ?なんで俺死んだ時に目を覚ましているんだ?)
《ふ、今回は特別に時間を巻き戻してやったぞ?蓮鬼よ》
(そうか…ありがとう、フェンリル)
《やっと名前を読んでくれたか》
(お前もな、さて…俺を殺した事を後悔させてやるか…
力を貸せ、フェンリル)
《承知した》
そう言うと蓮鬼は微かに口元を動かすと
「行くぞ、フェンリル…!」
蓮鬼はゆっくりと立ち上がった。
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